Yahoo!ニュース

【川越市】木とドライフラワーのぬくもりに包み込まれる蔵カフェは、こっそり教えたい癒しスポット!

川越散策地域情報発信ライター(川越市)

久しぶりに川越一番街を散策していると、少し路地に入った先にガラス張りの白い蔵が見えてきました。ガラス越しに店内を覗くと、たくさんの色鮮やかなドライフラワーが展示してあり、とても素敵な空間。

お花屋さんかな?と思いながら店内を眺めるとカフェも併設してあり、思い切ってお店に入ってみることにしました。

今回は、散策の途中で出合った『une brise(ユヌブリーズ)』という素敵な蔵カフェをご紹介します。

川越一番街の旧埼玉りそな銀行川越支店の前にある路地を入った少し先に『une brise(ユヌブリーズ)』というお店があります。

ガラス張りの白い蔵
ガラス張りの白い蔵

蔵をリノベーションしたお店

大きなガラス張りの入口が印象的で一見、近代的な建物にも見えますが、もともとは糸屋(山久)さんの蔵だったそうで、4代目の『時の鐘』と同じ棟梁が作った由緒ある蔵なんです。

その蔵を明るくリノベーションし、2020年8月オープンしたオシャレなお店。
ドライフラワーや雑貨の販売、そしてカフェが併設されています。

鮮やかなドライフラワーがたくさん展示
鮮やかなドライフラワーがたくさん展示

一歩店内に入ると花に包まれた空間で、まるで別世界にきたようです!

色鮮やかなドライフラワーや作品が展示され、とてもキレイ!
自然に深呼吸し、店内にいるだけで癒されます。

共に生かし合って作られる高品質な作品

『une brise(ユヌブリーズ)』は、障がい者就労支援事業所の「きぼう工房」が運営しています。「きぼう工房」では、メンバー達が誇りを持って働くことが出来るよう、様々な仕事を創出しており『une brise(ユヌブリーズ)』も、そのプロジェクトの一環で生まれたお店。

店主の松永さんに、この素敵なお店についてお話を伺いすることができました。
「ドライフラワーは、所沢「きぼう工房」のメンバーが花の栽培、下処理、加工の全てを行っています。

また、カフェのコースターやショップ袋のロゴなど、消しゴムスタンプを駆使し、1つ1つ丁寧に手作業で作っています。

消しゴムスタンプのかわいいコースター
消しゴムスタンプのかわいいコースター

メンバーはとても手先が器用です。得意なことや向いている作業をしてもらうことで、障がいのある人とない人が、"共に生かし合う"そんな職場つくりを心掛けています。

しかし、特に福祉事業ということをお店では積極的に発信していないんです。
障害がある人が作った作品だから応援して買ってくださいということではなく、あくまでもお客様に喜んで選んでもらえる高品質の作品の制作、提供を第一に心掛けています。」
と店主の松永さん。

店内には、雑貨の展示もされています。これらは全国の福祉事業所と連携し、店内で販売しているそうで、どれも手作りで、丁寧で品質の良いものばかりが並んでいました。

木と花のぬくもりを感じる蔵カフェ

カフェも併設されており、ランチやケーキを1階と2階でいただくことができます。

カウンターで注文し、先にお金を払う
カウンターで注文し、先にお金を払う

この「整理整頓」という壁の文字は、常にキレイに片付けることを心掛けていた、昔の糸屋(山久)さん時代の名残なんだそうです。

ランチを注文しワクワクしながら2階に上がると、ドライフラワーや絵画が飾られた落ち着いた空間が広がっていて、2名掛けの席が、5席ほどあります。
大人数でワイワイといよりは、1~2名ほどでゆっくり過ごすのに適した空間。

窓枠の上に飾ってあるのは、華やかなドライフラワー。
天井は、蔵の立派な梁を見ることができ、木のぬくもりを感じます。

店内には静かな「ケルト音楽」が流れており、オレンジ色のやさしい電球色に包まれリラックスできる雰囲気。

今までの蔵造りの室内は暗いイメージがありましたが、窓から光が差し込みとても明るく気持ちの良い空間が広がっています。

「ゆぬ蔵ランチ」

ランチを待っている時間もまったりとした贅沢な時間が流れていきます。
今回注文したのは、「ゆぬ蔵ランチ」とコーヒー。
「ゆぬ蔵ランチ」は、季節ごと2ヶ月に1度変わります。

「ゆぬ蔵ランチ」:1000円 ドリンクは別料金
「ゆぬ蔵ランチ」:1000円 ドリンクは別料金

スパイスが効いたチキンと色鮮やかな野菜たっぷりの体に優しいプレートランチです。
特に感動したのでが、パンにのせるホイップバター
とてもフレッシュでなめらか、口に入れると程よい塩味がパンをより美味しく堪能できます。うゎ~、美味しい!

季節が変わったら、また違ったメニューも食べてみたいです。
また、日替わりケーキのメニューもあるのでランチだけでなく一息休憩するカフェとして利用するのもいいですね。
食べ終わった頃には、すっかりお腹も心も満たされ至福な時間を過ごすことができました。

1人でふらっと寄りたい店

お店の名前『une brise(ユヌブリーズ)』は、フランス語で「やさしいそよ風」を意味します。その名の通り、木のぬくもりと華やかなドライフラワーに包まれ過ごす時間は、心にやさしいそよ風をそっと感じさせてくれるお店。
少人数でゆっくりと過ごすのが、おすすめです。
次回は、本を持参してまたこの空間に浸りたいと思います。

お店を出る頃には、すっかり心が洗われ、軽くなったような気がします。
本当に良い時間を過ごすことができて、お店に感謝!

木のぬくもりとドライフラワーに包み込まれて過ごすカフェは、本当は内緒にしたい、こっそり教えたい癒しスポット。


川越を散策した際に、是非お立ち寄りを!
一歩店内に踏み入れると、ドライフラワーが広がる素敵な別世界が体験できますよ。

◆店舗情報◆
『une brise(ユヌブリーズ)』
住所:埼玉県川越市幸町3-8
電話:049-299-7152
営業時間:11:00~17:00
(料理L.O. 16:30 ドリンクL.O. 16:30)
定休日:月
(月曜日が祝日の場合は次の平日がお休み。)

SNS:Instagram

地域情報発信ライター(川越市)

食べ歩きが趣味の、川越在住のフリーライターです。川越市内の気になるお店、グルメ、イベント、季節の情報など、川越の楽しい情報を発信していきます。今日もどこかで探索中!

川越散策の最近の記事