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【収納】「探す」を減らす!片付けのプロが最初に定位置を決めた3つのモノ

川崎みさ暮らしの講師

元海上保安官で整理収納アドバイザーの川崎みさです。

「家の中を暮らしやすく整えたい」と考えた時、何をどこに置けばいいのか悩みますよね。「置く場所を決めたらラク」というのは分かっているけれど、全てのモノの定位置を決めるのは整理収納アドバイザーでもハードルが高い!そこで今回は、なくしがちなモノの中から「これだけでも定位置を決めておくとラク!」という、3つのモノをご紹介します。

定位置を決めたら暮らしがラクになったモノ
1.家のカギ
2.スマホ
3.メガネ

家のカギ

家のカギは、部屋の中に持って入るとどこに置いたか分からなくなるため、わが家では「玄関」を定位置にしました。

収納方法でおすすめなのは「置くだけ・取るだけ方式」。以前はカギを「フックにかける」収納方法にしていましたが、たくさん荷物を持っていたり慌てている時に、つい家の中にカギを持って入ってしまい、どこに置いたか分からなくなることが多発したため、どんなときでもサッとカギを玄関に置けるように「置くだけ・取るだけ」の収納方法に変えました。おかげで、現在はカギが迷子にならなくなりました。

スマホ

さっきまで手に持っていたはずなのに、いつの間にかなくなってしまうスマホはリビングボードに定位置を決めてから、迷子にならなくなりました。

充電器とコンセントが近くにあることも、スマホの定位置を決めるうえでは大事なポイント。モノを移動させると、どうしても迷子になりやすいので、わが家ではスマホの充電はリビングボード横のコンセントでやると決め、充電器も移動させないようにしています。

メガネ

寝る前にコンタクトを外し、そのまま上の段にあるメガネを取ってかける、というスムーズな動線のために、メガネは洗面所が定位置です。

就寝の際に外したメガネは、リビングのテーブルがセカンド定位置。朝起きたらすぐにメガネを手に取れるベストな場所です。以前、いつもの習慣で枕元に置いていたところ、泊りに来た姉がメガネを踏んでしまい破損。幸い、姉にケガはなかったものの、メガネは買い直すことになってしまったので、使わない時に踏まれない場所をセカンド定位置にしています。

定位置を決めるメリット

「探しモノが減る」これが、定位置管理の最大のメリットです。「ない!ない!」とモノを探すのは、イライラしますし時間も体力もムダに消耗してしまいます。海上保安庁の大型巡視船で働いていたころ、乗組員の入れ替わりも多くても円滑に業務が回せたのは「定位置管理」のおかげでした。ムダな探しモノの時間が減れば、そのぶん訓練などやるべきことに時間と体力を使えます。また、海上保安庁は予算が少ないので、しっかりとモノを管理することが経費削減にもつながっていました。これを家庭でも応用し、「なくしがちなモノ」をまず3つ洗い出し、定位置を決めたところ、モノが部屋の中で迷子にならなくなり、とても暮らしやすくなりました。全てのモノに定位置を決めるのが理想ですが、それは片付けのプロでもハードルが高いので、「探しモノを減らしたい!」という場合は、まずご自身やご家族が「よく探しているモノ」の中から3つを選び、定位置を決めてみてくださいね。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

最後までご一読くださりありがとうございます。
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暮らしの講師

元海上保安官で2児のママ。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックをお届けします。産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、防災・減災講座も開催。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、広島防災Jプログラムトレーナーなどの資格を保有。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。1985年生まれで広島県在住。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むことです。

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