山王寺「風鈴祭り」は、福岡の夏を象徴するSNS映えスポットのひとつ。期間中は若者を中心に多くの観光客で賑わいます。2022年は5月1日から風鈴が飾られ、10月2日までの予定で開催されます。

今回は地元福岡在住ライターである私が、2022年の見所を最新情報を交えながら、たっぷりとご紹介しますね！

山王寺「風鈴まつり」とは？

福岡県篠栗町は、約1200年前に弘法大師が修法した由緒ある地。「篠栗四国八十八ヶ所霊場」と呼ばれる八十八カ所の札所がこの地に点在し、山王寺(さんのうじ)は六十一番目の札所です。

山王寺では、“若い人も是非訪れてほしい”、と数年前から夏シーズンに風鈴の飾りつけを始めました。すると、インスタグラムをはじめとするSNSで反響を呼び、若い女子を中心に多くの観光客が訪れるようになりました。開催期間中はスマホやカメラを片手に、老若男女問わず写真を撮る人が急増しています。

新登場！風鈴＆シャボン玉のコラボは必見

“風鈴祭りって、どうせ毎年同じでしょ？”、と思われている方も多いかもしれません。しかし、山王寺の風鈴祭りは毎年少しづつ進化しています！

2021年秋に初導入された「シャボン玉製造機」。写真右下にある黒い機械の中から、シャボン玉が定期的に噴出！ 10時～16時30分までの間、30分おきに5分間シャボン玉が飛び出す仕組みになっています。風鈴とのコラボとしては、2022年5月が初登場になります。

※シャボン玉の演出は雨天休止になります。

写真を撮ると、シャボン玉が風鈴が増大して宙に浮いているようにも見えて、とっても映えますよ！

ベストシーズンはいつ？

このようにカラフルでオシャレ感満載の「風鈴祭り」。記念撮影や自撮りする若者も大変多いです。山王寺では夏休みシーズンが最も多く観光客が訪れる傾向にあります。5月は猛暑では無い上、比較的観光客も少なく、本格的な夏前に一足早く訪れるのがおすすめです。

また、一般的な屋外にあるSNS映えスポットとは異なり、雨模様を除いて天気はあまり関係ありません。空が風鈴で埋め尽くされるので、曇り空でも全然映えます。ちなみに上写真は、雨上がり直後に撮影したもの。比較的天候に左右されない点は見逃せません。

また若者だけでなく、家族連れから比較的年配の方まで、多くの観光客が写真を撮って楽しんでいます。特に風鈴祭り期間中の土日祝日は混雑が予想されるので、写真を撮ったらサッと次の人に場所を譲りましょう。

また山王寺は、別名“たぬき寺”と呼ばれるほど、タヌキの置物が多い寺。その数も年々増加しています。境内の至る所に飾られているので、お気に入りのタヌキを探してみて下さいね！

御朱印と風鈴をゲットしよう！

山王寺では、近年流行の御朱印も300円で求めることができます。場所は、境内入口から階段を上がって右手にある社務所にあるので、御朱印ファンは見逃せません！

また、風鈴を購入することもできます。値段は500円。短冊が付いていて、備え付けのペンで願い事を書いて飾るのが山王寺での定番。社務所だけでなく風鈴祭り会場でも無人販売しており、風鈴をゲットしたい方は備え付けの箱にお金を納めましょう。

9月にはライトアップ開催予定！

例年9月には、数日間限定で風鈴のライトアップが実施されます。2022年は、5月現在で日時未定ですが、ライトアップ実施予定です。

ライトアップのイベントでは、日中とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめますので、夏シーズンになったら是非チェックしてみて下さいね！

※9月は台風シーズンであり、ライトアップが実施されない場合有り。事前に山王寺へ問合せされることをおすすめします。