清影山 如意輪寺（福岡県小郡市）で、2022年も風鈴まつりが開催中です。期間は6月1日～9月30日まで。境内には数千個の風鈴が飾られ、実にフォトジェニック！ SNS映えを狙う若者をはじめ、子連れのファミリーや年配の方まで、期間中は多くの観光客が訪れます。

また、別名“かえる寺”とも呼ばれ、境内には莫大な数のかえるの置物が点在。観光客の目を楽しませてくれます。今回は地元福岡在住の筆者が、如意輪寺(かえる寺)の全貌をご紹介。爽やかな風鈴の音色を聞きながら、福岡の夏を存分に満喫してみましょう！

如意輪寺(かえる寺)とは？

清影山 如意輪寺（せいえいざん にょいりんじ）は、西暦729年に行基菩薩によって開創された由緒ある寺院。「如意」とは、“自由”・“自在”・“思い通りになる”、などの意味があり、参拝者の願いをかなえてくれると言い伝えられています。
※以下、如意輪寺と略します。

また、近年は「かえる寺」としても有名。住職が1992年に中国を訪れた際、“無事に帰る”の思いを掛けて、かえるの置物を持ち帰ったことが始まりとのこと。現在では、かえるの置物の数は何と！1万匹以上とも言われ、お寺の各所に点在しています。

「風鈴まつり」その全貌は？

如意輪寺では、夏を無事に過ごせるようにと、風鈴まつりを毎年開催。参道を中心に風鈴で埋め尽くされ、その数は数千個と言われています。そよ風が吹くとチリンチリンと涼しげな風鈴の音が鳴り、癒し効果抜群です！

また、見た目も大変カラフルなせいか、若者をはじめ多くの観光客がスマホを片手に写真を撮っています。特に土日祝日は観光客で賑わうので、可能な方は平日に訪れた方が比較的混雑せず良いでしょう。また空が風鈴に埋め尽くされるので、曇り空でもバッチリSNS映えします！

ちなみに風鈴の起源は、中国から魔除けとして伝わってきたのが始まりとのこと。古くから病を払ってくれる邪気払いとして使われており、現在でも開運効果があるとされています。

また、風鈴の音色は川のせせらぎや小鳥のさえずりと同じ周波数があり、脳内のアルファ波を誘発。リラックス効果に優れ、実際に皮膚温度が下がったという研究結果もあります。爽やかな音色を聞きながら参拝できるのは、夏のこの時期ならではの楽しみでしょう。

そして参道を上りきると、ひときわ目を引くのが、しゃぼん玉製造機械(上写真)。何と！かえるの口から定期的にシャボン玉が噴出します。特に小さなお子さんに大人気です！
※しゃぼん玉の演出は、雨天時中止になります。

風鈴は社務所にて販売されており、1個500円。ただし風鈴の持ち帰りは不可で、境内に飾るのが如意輪寺でのルールです。

風鈴には短冊が付いているので、各人思い思いの願い事を書いて風鈴を飾りましょう！

お気に入りのかえるを探そう！

また本文冒頭でも書きましたが、境内には1万匹以上と言われるかえるの置物が飾られています。その一部をご紹介しますね！

上写真は、本堂横にちょこんと居座るかえる。口が空洞になっていて、くぐってみると悪いことを良い方にかえるそうですよ！

上写真は「空飛ぶかえる」。社務所の前に吊るされています。運気上昇にご利益があるそうです！

上写真は「幸せかえる」。黄金色に輝き、いかにも神々しさ満点のかえるです。見ているだけで幸せな気分になってきそうです！

ご紹介したのは、ほんの一例にすぎません。境内のありとあらゆる場所にカワイイかえるの置物が点在していますので、お気に入りのかえるを是非見つけてみて下さいね！