Yahoo!ニュース

「チームラボフォレスト 福岡」にひまわりが登場!デジタルアートで夏を楽しもう

権丈俊宏温泉研究家・一級建築士

チームラボは、近年世界中で活躍するアート集団。「チームラボフォレスト 福岡 - SBI証券」は、福岡県福岡市にある常設展です。四季折々の景色を楽しめ、さらには屋内展であるので天候に左右されず、年中快適に鑑賞できる点が特徴です。

2022年7月8日からは、その一部がひまわりをはじめとした夏の景色へとリニューアル。その見所をご紹介します!

夏の景色を楽しめる「運動の森」

会場入口
会場入口

「チームラボフォレスト 福岡 - SBI証券」(以下、チームラボフォレストと略します)は、2020年7月にオープンした屋内展示の常設展。「捕まえて集める森」と「運動の森」という2つのエリアに大きく分かれます。

作品名「うごめく谷の、花と共に生きる生き物たち」(床部分)
作品名「うごめく谷の、花と共に生きる生き物たち」(床部分)

作品名「花と共に生きる動物たち II」(壁部分)  写真提供:チームラボ
作品名「花と共に生きる動物たち II」(壁部分)  写真提供:チームラボ

「運動の森」では夏の景色として、ひまわりの花でできた動物たちを楽しむことができます。

これらは、運動の森の中核ともいえる広大な作品。夏には、ひまわりの花がゆっくり移ろいながら咲いています。その花々でできた生き物たちが、高低差のある立体的な世界に生息しています。

散りゆく花々と生き物たち
散りゆく花々と生き物たち

作品名「鼓動する大地」
作品名「鼓動する大地」

花々や生き物たちが完全に死滅すると、青くうねった大地が現れます。大地の断層を連想させる曲線は、まるで生きているかの様にうごめきます。しかし花々は、誕生と死滅を繰り返し続けながら、永遠に生き物を形作り続けます。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ、あらかじめ記録された映像を投影しているわけではありません。鑑賞者の動きに影響を受けながら、この瞬間の景色は二度と見ることができません。

他にもある!「チームラボフォレスト」おすすめ作品3選

「チームラボフォレスト」は冒頭でも申し上げた通り、「捕まえて集める森」と「運動の森」の大きく2つに分かれています。「運動の森」は、さらに8つの作品に分類されます。今回は期間限定のひまわり以外で、特におすすめしたい常設作品を厳選して3作品ご紹介しますね!

作品名「捕まえて集める森」
作品名「捕まえて集める森」

「捕まえて集める森」は、チームラボフォレストでも最大規模の作品です。鑑賞者自らが探索し、発見して捕まえ、捕まえたものをきっかけに興味を広げることを主眼とした“学びの空間”です。

スマホで動物を捕まえてみよう!  写真提供:チームラボ
スマホで動物を捕まえてみよう!  写真提供:チームラボ

まずは、アプリ「Catching and Collecting Forest」をダウンロード。動物に「観察の矢」を放ち当たると、空間からその動物は消え、その動物は自分のスマートフォンへ。観察した動物の情報は、アプリの図鑑にコレクションされます。捕まえた動物を、アプリのカメラで見えている場所に投げ込むと、リリースされ、その場所に戻ります。

もしもアプリの使い方が分からない場合は、近くにいるスタッフに尋ねると、丁寧に操作方法を教えてくれます。もちろんアプリを使わずに、作品を鑑賞するだけでもOKですよ!

作品名「高速回転跳ね球のあおむしハウス」
作品名「高速回転跳ね球のあおむしハウス」

一方で「運動の森」は、スポーツのように鑑賞者自ら動いて体験する“創造的運動空間”です。
作品名「高速回転跳ね球のあおむしハウス」は、多様な色に光る「高速回転跳ね球」が埋め尽くされた空間。この球体に乗って走り抜ける作品です。

人々が球体を跳んでいくと、球体はより輝きます。さらに同じ色の球体を連続して踏むと、あおむしが生まれます。最後まで連続して同じ色の球体を跳び続けると、空間の全ての同じ色の球体が弾け、空間全体からあおむしが生まれます。

作品名「タイフーンボールと重力にあらがう呼応する生命の森 - 曖昧な9色と基本の3色」
作品名「タイフーンボールと重力にあらがう呼応する生命の森 - 曖昧な9色と基本の3色」

最後にご紹介するのは、作品名「タイフーンボールと重力にあらがう呼応する生命の森 - 曖昧な9色と基本の3色」。チームラボ作品の定番である光のovoid(卵形体)が設置された作品です。

ovoidは人に押され倒れると、立ち上がりながら光の色が変化。その周辺のovoidも次々に呼応し、同じ色に変化し音色を響かせながら、連続して変化を続けます。

それだけでなく、空間の中央付近にある光のタイフーンボールは、地面に沈むこともなく、空間の中ほどを浮遊。タイフーンボールも人が叩いたりして衝撃を受けると、ovoidと同様に色や音色を響かせながら、連続して変化を続けます。

「チームラボフォレスト 福岡 - SBI証券」
住所:福岡県中央区地行浜2-2-6(BOSS E・ZO FUKUOKA 5階)
電話:092-400-0515(BOSS E・ZO FUKUOKA 総合案内)
アクセス:
【電車】福岡市地下鉄 唐人町駅から徒歩約15分(約1km)
【バス】JR博多駅から西鉄バス乗車。九州医療センターバス停で下車。徒歩約4分(約300m)
【車】福岡都市高速道路 百道ランプもしくは西公園ランプから約5分
※福岡PayPayドームに有料駐車場がありますが、野球・コンサート開催日は満車が予想されるため、入庫できない可能性あり
営業時間:11時~20時(平日)、10時~20時(土日祝日)
※PayPayドームナイター開催日、イベント開催日は変更の可能性あり。詳細はBOSS E・ZO FUKUOKA公式サイトをご参照ください。
チケット料金:16歳以上2200円、4~15歳以下800円、3歳以下無料(保護者同伴に限る)
公式サイト:チームラボフォレスト
公式サイト:BOSS E・ZO FUKUOKA

温泉研究家・一級建築士

専門分野は「温泉」。本業は建築士。四半世紀以上に渡り全国の温泉地や建築遺産を巡り、写真を撮り続けています。記事では温泉だけでなく、旬の観光や旅行情報もお届けします。温泉マイスター、サウナ・スパ健康アドバイザー、ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

権丈俊宏の最近の記事