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春の野草ツクシを採って食べてみた[意外と美味しいツクシの料理]

健啖隊ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

道端などに顔を出すツクシは春を告げる植物です。

今回はそんなツクシを採って2種類の料理を作って食べてみました。

ツクシのミニ知識

ツクシはシダ植物であるトクサ科のスギナの胞子茎(ほうしけい)です。

胞子茎とは地下茎から地上に伸びて胞子を作る部分とその茎のことです。

ツクシはシダ植物スギナの胞子を作る部分
ツクシはシダ植物スギナの胞子を作る部分

緑色をしたいわゆるスギナと呼ばれるものは植物学的には栄養茎と言います。

スギナは地下茎と、そこから地上に伸びる胞子茎と栄養茎から成り立っており、胞子茎であるツクシも含めその全てが植物としてはスギナなのです。

スギナとツクシは地下茎で繋がっておりその全てが植物としてのスギナ
スギナとツクシは地下茎で繋がっておりその全てが植物としてのスギナ

スギナは日本全国に広く分布し、日当たりの良い酸性の痩せた土地を好み大きな群落を作って生育します。

そのためスギナの胞子茎であるツクシもまとまって生えることが多く、群落を見つければ簡単に取り集めることが出来ます。

これくらいの量ならごく短時間で取り集める事が出来る
これくらいの量ならごく短時間で取り集める事が出来る

ツクシを採る時の注意点

ツクシはアクが強い植物なので素手で採取すると指先がアクで黒くなってしまいます。

このアク汚れは皮膚に染み込んでしまうため、一度黒く汚れると洗っても数日間は取れません。

採取の時は手袋をするとか、手で直接折り取るのではなくハサミを使って採るとかの、指先汚れを防止する対策が必要です。

ツクシはアクが強いので素手で採ると指先がアクで黒く汚れる
ツクシはアクが強いので素手で採ると指先がアクで黒く汚れる

ツクシを料理する時の下処理

胞子を作る頭の部分は特にアクが強いので取り去ります。

茎の中間の節の部分に付いている袴は硬く食感が良くないのでこれも取り去ります。

頭と袴は取り去る
頭と袴は取り去る

頭を取り去るのはもぎ取るか切り取れば良いので簡単ですが、袴を取り去るには剥き取らなければなずそれなりに手間がかかります。

茎の部分を長い状態で使いたいなら面倒くさいですが袴は丁寧に剥き取ります。

頭と袴を取り去って下処理が完了した状態
頭と袴を取り去って下処理が完了した状態

茎の部分が短くなってしまっても良いのなら袴の付近の茎を調理ハサミで切り取ってしまう方が簡単です。

袴の除去はこのようにハサミで茎ごと切り取る方法もある
袴の除去はこのようにハサミで茎ごと切り取る方法もある

下の写真がそれぞれの方法で下処理が完了したツクシです。

作る料理によって使い分ければ宜しいと思います。

長い状態のものはお浸しに、短いものは天ぷらにする
長い状態のものはお浸しに、短いものは天ぷらにする

地上に出たばかりのごく若いツクシは頭が松かさ状に開いていません。

このようなものなら頭もそれほどアクはありませんので頭は付けたままで料理に使えます。

頭が開いていないごく若いツクシなら頭も食べる事ができる
頭が開いていないごく若いツクシなら頭も食べる事ができる

ツクシのお浸しを作る

水に塩と酢を少々加えてから沸騰させます。

たっぷりの水に塩と酢を少々加えて沸騰させる
たっぷりの水に塩と酢を少々加えて沸騰させる

沸騰したら下処理が終わったツクシを入れ30秒ほど茹でます。

塩と酢を少々加えた熱湯で30秒茹でる
塩と酢を少々加えた熱湯で30秒茹でる

茹で終えたら熱湯から出し直ぐに流水に晒してアクを抜きましょう。

アク抜き時間はお好みにより5分〜1時間位で調整します。

アク抜き時間が5分だと苦味がそれなりに残ります。

1時間だとほとんど苦味が無くなります。

アク抜き中に試食してみてアクの抜け具合を確認しながらアク抜き時間を決めるという方法もあります。

アク抜き時間は好みにより5分から1時間くらいで調整する
アク抜き時間は好みにより5分から1時間くらいで調整する

アク抜きが終わったら水気を絞ってから食べやすい長さに切り揃えます。

晒し終えたら水気を絞って切り揃えれば出来上がり
晒し終えたら水気を絞って切り揃えれば出来上がり

器に盛ればツクシのお浸しの出来上がりです。

ツクシのお浸し
ツクシのお浸し

ツクシの天ぷらを作る

下処理を終えたツクシ数本をまとめて天ぷらにします。

数本をまとめた状態で天ぷらにする
数本をまとめた状態で天ぷらにする

高めの温度の油でカラッと揚げるのがコツです。

高めの温度で揚げるのがコツ
高めの温度で揚げるのがコツ

山菜や野草全般に言えることですが、天ぷらなどの油で揚げる料理にするとアクの苦味が和らぎ気にならなくなります。

ツクシの天ぷら
ツクシの天ぷら

ツクシは見つければ簡単にまとまった量が採取できます。

下処理で袴を取り除くのがやや面倒なのが難点ですが、今回紹介した料理の他に卵とじや卵焼きにしても美味しく頂けます。

ツクシは卵との相性が良いとも言われています。

ツクシを摘んで早春の味覚を味わってみては如何でしょうか?

最後までご覧頂きありがとうございます!!

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ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

「身近な場所でアウトドア・レジャーを満喫」が健啖隊のメインテーマ。ここでは様々なアウトドアシーンで知っていると役に立つ知識や情報を紹介します。特に魚釣りと釣った魚の調理・山野草・キノコは得意分野です。健啖隊の動画チャンネルでは釣ったブラックバスを料理して食べる動画はギネス級にたくさん公開しています。紹介した料理の数も一般的なソテーやフライから刺身やクサヤ干物まで汎ゆる料理を網羅しています。一度、健啖隊の動画チャンネルをご覧になれば必ずやビックリすると思います。尚、ブラックバスをどう捌けば美味しく食べられるかの要点は健啖隊が実践して見出した方法がウィキペディアでも掲載される程に認知されています。

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