ワカサギ釣りの時に仕掛けに付けて使う集魚板は本当に効果があるのか検証してみた
ワカサギ釣りは数本の針が連なったサビキ仕掛けで釣る事が多いと思いますが、時たま仕掛けの一番上の道糸と接続する部分に小さなきらめく板のような物を付けて釣っている人を見かけます。
あのきらめく小さな板は「集魚板」とか「集魚器」とか呼ばれている物で釣具屋さんに行くと対象魚に合わせたいろいろな集魚板が販売されています。
群れで生活する魚達は仲間の魚体のきらめきを目印に集まって来ると言われており、その習性を利用して集魚版のきらめきで目的の魚を仕掛けの近くに集める、と言うのが集魚版のコンセプトらしいです。
本当に効果があるのか簡単な実験をしてみました。
実験に使った仕掛けと集魚板
仕掛けに付いた色玉やバケ(毛ばり状の物)の効果を排除するために、下の写真のような5本針の最もシンプルな仕掛けを使います。
餌の効果も排除するため、餌は使わず針だけ、これを空針(からばり)と言いますが、この空針で釣ってみます。
ちなみに、ワカサギは餌を付けない空針でも針を適当に揺すって動かすと針をプランクトンなどの小さな水生生物と誤認して喰って来ます。
まずは集魚板なしの空針の仕掛けだけで釣ってみました。
5本針に1匹だけですがワカサギが釣れました。
続いてこの仕掛けに下の写真のような集魚板を取り付けます。
仕掛けの最上部の道糸との接続点に集魚板を取り付けて釣ってみます。
集魚版を取り付けただけで、その他の条件は全て同じです。
5本針のうち2箇所の針にワカサギが釣れていました。
若干の集魚効果は認められるようです。
最後に、餌を付ける効果はどれ程なのか実験してみました。
5本針の全てに白サシを餌として取り付けて釣ってみます。
餌を付ければ爆釣するのでしょうか?
実はそんな事はありません。
餌を付ける効果より仕掛けの周りにワカサギを如何にたくさん集めるかの方がワカサギ釣りでは釣果が上がります。
「群れで泳ぐ魚は密度の高い所で釣れ」という事です。
餌を使えば、餌の匂いで魚を寄せると言う効果もありますが、水が比較的澄んでいる時や太陽の光が水中に差し込んでいる時は集魚版のきらめきで魚を寄せる視覚的効果も侮れないものがあると思います。
今回は簡単な実験でしたが皆様の釣りの参考になれば幸いです。
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