食べたり、買い物をしたりして国際交流!「レストランカフェ・地球こうさてん」(札幌市白石区)
白石区本通りにある「JICA北海道(札幌)」は、ご存知ですか? 「独立行政法人国際協力機構 北海道センター(札幌)」の通称です。施設内には、いろいろな国の料理が食べられる「レストランカフェ・地球こうさてん」があります。誰でも入ることができますので、近くを取った時に行ってみてはいかがですか?
独立行政法人国際協力機構とは
国際協力機構(JICA:Japan International Cooperation Agency)は、日本の政府開発援助の実施機関として、1974(昭和49)年に設立された「特殊法人 国際協力事業団(JICA)」が2003年10月1日をもって独立行政法人に改組されたものです。
「JICA北海道(札幌)」は、開発途上国への援助事業の北海道の拠点として、1996年4月にオープンしました。
その活動は、開発途上国からの研修員の受入(青年研修、日系研修を含む)をはじめ、青年海外協力隊、シニア海外ボランティア等、JICAボランティア事業、開発教育支援事業など幅広い分野にわたっています。
食べながら、世界を知るレストラン
「レストランカフェ・地球こうさてん」は“楽しみながら世界を知り、食べ、交流できる”レストランです。
メニューは多岐にわたっています。
常設されている世界の麺料理には、タイ風焼きそば(パッタイ)(スープ付)580円やラグマン(ウイグル料理)850円、フォー・ガー(ベトナム風ライスヌードル)750円があります。
また、世界のカレーには、スリランカ風チキンカレー(サラダ付き)750円やインド風ビーフカレー(サラダ付き)750円、バターチキンカレー(サラダ付き)750円、マッサマンカレー(サラダ付き)750円、タイ風グリーンカレー(サラダ付き)750円などがあります。
ほかにも、インドネシア風焼き飯(ナシゴレン)(スープ付)600円、サモサ・ファラフェル550円などのエスニック料理、レッドマサラビーフカレー(サラダ付き)750円や7種野菜のカレー(サラダ付き)750円、チキンラーメン700円、カツ飯(味噌汁漬け物付)650円、プレーンピザ650円などもあります。
TABLE FOR TWO(TFT)
その日のランチ定食のひとつに「TABLE FOR TWO(TFT)」と印を付けられたメニューがあります。
「TABLE FOR TWO(TFT)」とは、直訳すると「二人の食卓」です。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越えて食事を分かち合うというコンセプトのメニューです。対象となる定食を選択すると、1食につき20円が、「特定非営利活動法人TABLE FOR TWO」を通じて開発途上国の子どもの学校給食1食分になります。
私が訪れた日は、A定食「鯖の山椒照り焼き」(TFT)、B定食「ラムの香草パン粉焼」、C定食「チーズオムハヤシ」でした。
私は、ナシゴレンを食べました!
レストランを囲むように配された棚にはさまざまな国の置物などがあります。
また、適正な価格で生産・取引されたフェアトレード製品(コーヒー等)の販売も行っています。
食べることで開発途上国での給食1食分を寄付できたり、フェアトレード製品を購入したり、ちょっとしたことで国際協力の一歩につながるレストランです。ランチタイムに近くを通った際にはぜひ利用してみてください。
<JICA北海道(札幌) レストランカフェ・地球こうさてん>
*住所:札幌市白石区本通16丁目南4-25
*TEL:011-866-8333(代表)
*営業時間:ランチ11:30~14:00(LO:13:30) カフェ・ディナーは一時休業中
*定休日:土・日・祝祭日