【札幌市厚別区】「STAUDIO Coudre」で、ステキにアップルサイクルしてもらいました!
昨年11月にご紹介した、厚別区上野幌の住宅街にある縫製デザインスタジオ「STAUDIO Coudre」。お気に入り服がサイズ的に合わなくなったとか、好きなデザインの服があってそれを別な生地で仕立ててほしいとか、主宰の城下淑恵(よしえ)さんに相談するとステキな服に変身します。今回は昨年末にお願いした冬物のコートのアップサイクルなどを受け取ってきましたので、その仕上がり具合をご報告します。
前回、「アップサイクル」についてお話ししました
使わなくなったりして、本来ならば捨てられるはずの物に、デザインやアイデアなどの新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせる「アップサイクル」。
地球や自然環境に対する意識の高まりやSDGsへの取り組みとして注目されていますが、そうでなくても、大事な人からいただいたものや大切に着てきたもの、大好きなものなど、背景からくる自分の気持ちも何かの形で残したい。
前回、私は淑恵さんがデザインしたパンツを、サイズ直しで購入しました。
ルンルン、「アップサイクル」!
パンツを取りに行った時に、家で眠っていたものと同じ形のものを再現してほしいというものを持参しました。
「デザイナーは依頼者。私はそれを形にしていく人」という淑恵さんと、じっくり話をしていると、ぼやーっとしていた自分の気持ちや、本当はどうしたいのかなどが固まってきます。こういうやりとりは本当は大事なんですね。
人に伝えることで、自分の本当の気持ちが整理されるというか…。あ、これって、服のオーダーだけに限ったことではないですね!
持参したオーバーコート。これは私が大学生のころ、母が買ってくれたものです。「これは一生ものだから」と、半ば母の気持ち優先、私としてはまだ20歳くらいのときにはこの色がオバさん臭かったのと、襟の感じがあまり好きではなかった。そして、重い。
だから、うん十年の中でも10回も着たのかなー。でも、素材がいいのを知っていたし、母の気持ちもむげにできず、ポイッと捨てることもできずにずっとタンスの肥やしになっていました。
淑恵さんと話していて、だんだんアップサイクルの方向性が見えてきました。
結果的には、あまり気にいらなかった襟を取る、そうすると長さのバランスが悪くなるので10数センチ切る。そうするとポケットの位置が下過ぎる…。
なんということでしょう♪
コロナ禍で、時間があった時に、自宅にいろいろあった毛糸でマフラーを数本編んでいたのですが、このコートにピッタリな色合いのマフラーもありました! このために編んだんではなかったのですけどね。
自分の気持ちに寄り添ったコートに生まれ変わったので、使用頻度はとても高くなると思います。
そう、「自分の気持ちに寄り添ったもの」というのが大事なんですね。
型起こしにも挑戦!
ずいぶん前から着ていて、形がすごく好きなのに毛玉ができちゃって、もう数年来ていなかったプルオーバー。これも淑恵さんに相談したところ、型を起こして、似たような生地を探してできますよーとおっしゃったのでお願いしていました。
一度、型起こしをしておくと、別な生地で同じ形のものを作ってもらえるというわけです。本当に大好きな形のプルオーバーだったので、たぶん、またお願いします!
そして、また、春に着れるものをアップサイクルでお願いしてきました。
日々、断捨離中です。でも、何もテーマもなしでただ捨てることに抵抗がありました。
でも、こうして、「自分の気持ちに寄り添ったもの」を中心に残し、寄り添わないものを少しずつ取り除いていくといいんだろうなーと気持ちの整理もできました!
<縫製デザインスタジオ 札幌STUDIO Coudre>
*住所:札幌市厚別区上野幌1条1丁目14-20
*TEL:070-8354-6095
*メールアドレス:shiroshitashimauma@gmail.com
*詳細は公式ホームページをご覧ください。