【札幌市白石区】知識があれば危険を回避! 防災知識が学べるセンターがリニューアルオープン!
2003年に開館した「札幌市民防災センター」。2023年3月20日には、新設のコーナーや、既存コーナーの更新をし、リニューアルオープンしました。“そのとき”では遅すぎる! いろいろな災害の模擬体験や回避する知識を身につけ、“そのとき”に、どういう行動を取ったらいいのか学びませんか?
「札幌市民防災センター」ってどんなところ?
地下鉄東西線「南郷7丁目駅」から徒歩3分くらいのところに位置する「札幌市民防災センター」。市民の防火・防災意識の向上を図ることを目的として、さまざまな災害を疑似体験することができる体験型施設です。
開館から20年目に当たる今年、さらに実践的で臨場感溢れる体験を可能とするため、以前からあった「消火体験コーナー」と「煙避難体験コーナー」を更新、煙避難体験コーナー2階を「学習コーナー」として新設しました。
リニューアルしたコーナーや新設コーナー
「消火体験コーナー」は、プロジェクションマッピングを使ったり、リアルな火災再現映像で消火の体験ができるコーナーです。
こんろ火災や電気火災、ストーブ火災の中からランダムに場面が選ばれるので、シチュエーションに合わせて学ぶことができます。
「煙避難体験コーナー」は煙の特性や煙からの避難行動について学びます。その後、実際に避難を行うことができるコーナーです。
その学びを生かして実践ができているか、センサーや映像を使い、A~Cの評価がなされます。
.階段を上って2階の「学習コーナー」へ。
ここでは、「火災予防」をはじめ。「地震」や「風水害」「災害への備え」についてさまざまな知識を学ぶことができます。
最近、地震も多くなっていますね。
地震発生後のまちの様子を描いたパノラマイラストには、注意しなければいけないポイントをめくりパネルにし、学習効果を高める工夫がされています。
ほかにも体験コーナーがいろいろ!
「暴風体験コーナー」では、迫力の3D映像と風速30mの組み合わせにより、災害現場にいるかのような臨場感を体験しながら、暴風災害の危険性や対処方法を学ぶことができます(風速10m、20m、30mの中から選択できます)。
今日は、園児たちも施設を見学に来ていて、この暴風体験をしていました。小さな子どもなので、20ⅿを体験していました。
「救急体験コーナー」では、訓練用の人形を使って、心肺蘇生を体験することができます。モニターに流れる映像により、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの使い方を学ぶことができます。
「防災グッズコーナー」では、災害時の非常持ち出し品や自主防災資機材を紹介しています。
ほかにも、防火・防災に関する実用書や写真集をはじめ、子供向けの絵本や図鑑など100冊以上の図書を取り揃えています(貸し出しは行っていません)。
「札幌市民防災センター」では、自分と家族との防災知識だけでなく、学校単位やグループでの学習にも利用されています。ワークシートの配布を行っているので、自由研究にもオススメ。
また、災害対応能力の向上を目指した町内会の防災訓練や企業研修などにも使われるなど、子供から大人まで、一度だけではなく、何度訪れても学びや発見のある施設です。
そして、帰宅後にすぐにこちらをダウンロードしました。
「札幌市防災アプリ そなえ」。「防災学習」をタッチしてみると、今すぐ学べる情報が掲載されています。気象情報は普段でも欲しい情報だし、細かくて身近な情報がいろいろ提供されているので、札幌市民としての行動を取るのに便利だと思います。
ぜひ、一度は行ってみてほしい施設です!
<札幌市民防災センター>
*住所:札幌市白石区南郷通6丁目北
*TEL:011-868-3535
*開館時間:9:30~16:30分
*休館日:年末年始(12月29日~翌年1月3日)、第1・3月曜日(祝日の場合は翌日)(※機器の保守点検などによる臨時休館がある場合は、センターからのお知らせのページに掲載)
*入館料:無料
*公式ホームページはこちら。
*公式インスタグラムはこちら。