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【札幌市中央区】「STUDIO Coudre-シルエットの美しいお洋服展-」でリメイク相談はいかが?

吉川雅子野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

11月10~12日まで、丸井今井札幌店大通館3階の「YORIAI market」で開催中の「STUDIO Coudre - シルエットの美しいお洋服展 - 」に行ってきました。セミオーダーやオーダーメイド、リメイクの相談も受けています。最近は、着物のリメイク相談が多いそうですよ。

「YORIAI market」

「素敵なモノ・コトに出会ってしあわせな人」と「素敵な人に勇気をもらってしあわせな人」をつなぐ場所というコンセプトでコーナー展開している「YORIAI market」。

地域の事業者やクリエイターたちの期間限定イベントなどが開催され、素敵なコトと出会ったり「好き!」を共有できる場です。

「YORIAI(寄り合い)」を由来するネーミング。古くから、日本には「寄り合い」という場づくりの考え方があります。

「寄り合い」では、参加者同士が対等な立場で議論したり、芸事を披露することが許されていました。そんな場として、広がりを見せているコーナーです。

上りエスカレーターの先で展開している「YORIAI market」
上りエスカレーターの先で展開している「YORIAI market」

今回は3店舗が参加。

オシャレなメガネ店の「holmes & wotson」
オシャレなメガネ店の「holmes & wotson」

食品や生活雑貨の「&curious」
食品や生活雑貨の「&curious」

そして、「STUDIO Coudre」の「- シルエットの美しいお洋服展 -」です。

「STUDIO Coudre」

STUDIO Coudre」の主宰の城下淑恵さんは、パタンナーとして東京の縫製企画会社などアパレル業界で活躍。現在は札幌市内の大学でファッション専攻の非常勤講師としても活躍しています。

パタンナーという仕事は、デザインをはじめ、生地や素材などのファッションに関することはもちろん、人体構造などさまざまな知識が要求されます。

「STAUDIO Coudre」のことは、以前に記事にしていますので、詳細はこちらをご覧になっていただければ幸いです。

城下さんのアトリエには、いろいろな洋服パターンが展示されています。

そこからお気に入りのデザインで別な生地で仕立ててもらうこともできますし、サイズ変更もできます(セミオーダー)。

また、お気に入りの服を持参して、型を起こして作ってもらうこともできます(型起こし)。さらに、手持ちの服の一部を手直ししたりサイズ直ししたりする(リメイク)もできます。

実は私自身も去年の取材後に、何度か足を運んで、パンツのセミオーダーと型起こし、プルオーバーの型起こし、ノースリーブブラウスのセミオーダー、コートのリメイク、バッグの修理、使わないスコールからコサッシュなどの小物入れを作ってもらったりしています。

こちらはお願いしていたバッグの修理。中央の毛の部分がみすぼらしくなってしまったので。買った時のような感じになりました
こちらはお願いしていたバッグの修理。中央の毛の部分がみすぼらしくなってしまったので。買った時のような感じになりました

こちらは春にお願いしたもの。左はシルクのガウンをロングブラウスに、右の上は大島紬からセミオーダーのブラウスに、下はトレンチコートをスカートにしてもらいました
こちらは春にお願いしたもの。左はシルクのガウンをロングブラウスに、右の上は大島紬からセミオーダーのブラウスに、下はトレンチコートをスカートにしてもらいました

型があるセミオーダーは自分でもイメージしやすく、より自分の体形に合わせて仕上げてくださるので、既製品にはないフィット感があります。また、オーダー仕立てよりも安価なのでお願いしやすいと思います。

好きな洋服は、「好きだから着たい」もの! 擦り切れても着たいとか、身につけたいと思ったり、大事な人の思い出のものだから、そのままのスタイルで身につけることはできなくても、なんらかの形にして使いたい。

そうして使うと、自分の気持ちが収まるのかなと、私個人は思っています(貧乏性で困っています)。

こちらのバッグは、表は祖父母の会社名が入った色あせた風呂敷を裂いて自分で編んだものに、城下さんが前述の大島紬の端切れとトレンチコートの裏地をつけてくださいました。思い出が別な形になりました!
こちらのバッグは、表は祖父母の会社名が入った色あせた風呂敷を裂いて自分で編んだものに、城下さんが前述の大島紬の端切れとトレンチコートの裏地をつけてくださいました。思い出が別な形になりました!

先祖の苦労などを思い出すとなかなか断捨離が進みませんが、思い出が別な形になって、ある程度使ったら捨てられる、そんな気持ちで私なりの断捨離を進めています。

シルエットの美しいお洋服展

今回は、新作や、パーティシーズンなどでも活躍しそうなワンピ-ス、アウターなどいろいろなサンプルも持ち込まれていました。

入口に目をひくワンピース2体。どちらもとても手が込んでいます
入口に目をひくワンピース2体。どちらもとても手が込んでいます

ブラウスのサンプル
ブラウスのサンプル

実際のサンプルもありますが、過去のものの使用前、使用後がわかる写真などもありました(左下の写真が先ほどの私のロングブラウスです)
実際のサンプルもありますが、過去のものの使用前、使用後がわかる写真などもありました(左下の写真が先ほどの私のロングブラウスです)

着物地の「アップサイクル」

アップサイクル」とは、使わなくなったりして、本来であれば捨てられるはずの物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせることです。

前述の私の祖父母の風呂敷がバッグに変わったようなことがアップサイクルの一例です。

着物を着る機会が減り、タンスの肥やしになっている人も多いようですが、着物や帯をアップサイクルするオーダーも増えているようです。

見本が展示されています。

着物でワンピース
着物でワンピース

これは、さきほどの黒いワンピースと同じデザインで青い着物生地で仕立てたもの。胸のプリーツが綺麗です
これは、さきほどの黒いワンピースと同じデザインで青い着物生地で仕立てたもの。胸のプリーツが綺麗です

帯で作ったバッグ
帯で作ったバッグ

着物地のビッグシャツ。細身のスキニージーンズに合わせてもステキです
着物地のビッグシャツ。細身のスキニージーンズに合わせてもステキです

自分サイズに合う服を探している方、気に入っている服の変更をしたい方、デザインを少し変えたい方、思い入れのあるものを変えたい方など、城下さんにご相談してみてはいかがでしょうか?

<STUDIO Coudre - シルエットの美しいお洋服展 ->

*開催場所:丸井今井札幌店(札幌市中央区南1条西2丁目)大通館3階の「YORIAI market」

*開催期間:11月10~12日 10:30~19:30(12日は18:00終了)

<縫製デザインスタジオ 札幌STUDIO Coudre>

*住所:札幌市厚別区上野幌1条1丁目14-20

*TEL:070-8354-6095

*メールアドレス:shiroshitashimauma@gmail.com

*公式ホームページはこちら

野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

札幌市在住。「野菜ソムリエ上級プロ」。ほかにも生産者のブランディングをする「青果物ブランディングマイスター」、地域の食をツーリズムに生かす「フードツーリズムマイスター」などの資格を有する。「簡単におうちで野菜たっぷりな料理をしよう!」をモットーに料理教室やワークショップなど食に関する話題提供や、野菜や果物を使った商品開発やメニュー開発、アグリツーリズム企画なども行っている。また、原田知世・大泉洋主演の映画『しあわせのパン』では、フードスタイリストとして映画作りに参加。著書:『北海道チーズ工房めぐり』『野菜ソムリエがおすすめする野菜のおいしいお店』など。

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