【札幌市東区】お節もいいけどラーメンもね! 年明け早々に丘珠空港で札幌黄入りラーメンを食す!
新年早々ラーメンが食べたくなったらオススメしたいのが、東区の丘珠空港内にある「丘珠キッチン」の「丘珠ラーメン」です。タマネギの希少品種"札幌黄"を使用したオリジナルラーメンです。
東区が誇る札幌黄
日本のタマネギ栽培は、1871(明治4)年に欧米から輸入した種子を、札幌官園で試作したことから始まりました。
当時、札幌農学校で教鞭を取っていたウィリアム・P・ブルックス博士が、故郷のアメリカ・マサチューセッツ州から持ち込んだといわれている「イエロー・グローブ・ダンバース」というタマネギ。
のちに品種改良を重ね、「札幌黄」として北海道全域に広まりました。
札幌村(現在の東区)はもともと、肥沃で風が強く乾燥しやすいという、タマネギ栽培に向いている環境だったこともあり、作付量が増え、有数のタマネギの産地になります。
第二次世界大戦前にはロシアやフィリピンなどへ輸出するほどの生産量であったそう。戦後も「札幌黄」の全盛期は続きましたが、昭和50年頃から、病気に強く品質が安定している交配種(F1)を育てる農家が増え、「札幌黄」の作付面積が減少していきました。
味の「札幌黄」
「札幌黄」は、病気に弱いことに加え、形が不揃いのものが多いこと、またF1のタマネギと比べて日持ちもしないことなどから、生産量が少なくなり、なかなか市場に流通していません。
しかし、実は年々ファンが増えているのです。
一般に流通しているタマネギよりも肉厚でみずみずしくて柔らかく、加熱後の甘みが強いため根強いファンも多い。さらに、近年「札幌黄」を好んで使う飲食店が増えているため、早めにゲットしなければ売り切れてしまい、最近は「幻のタマネギ」といわれています。
私も東区のタマネギ農家さんから、シーズン中にオープンする直売所で毎年購入しています。
札幌黄を堪能できるメニューはいかが?
札幌中心部から約6キロメートルに位置する、東区にある「札幌丘珠空港」。
現在、ここからは道内外の主要都市や離島との間の路線網のほか、2016年からはフジドリームエアラインズが丘珠と静岡を結ぶ路線を開設。その後も松本線、名古屋(小牧)線と就航路線が拡充。札幌駅からバスで30分というアクセスの良さもあり、さらに利便性が高まっています。
空港2階にある「丘珠キッチン」。
プロペラ機しか発着できない空港で、搭乗客も飛行機まで歩いていくのが見えます。
私が狙っていた「札幌黄」を使ったメニュー。
以前に「丘珠カレー」を食べたことがあるので、今回は迷わず「丘珠ラーメン」にしました。
滑走路での一連の作業を見ていたら、5,6分で運ばれてきました。
「札幌黄」が練り込まれた北海道産小麦100%の縮れ麺だそうです。麺だけを食べているわけではないので、タマネギ感はあまり感じませんでしたが、縮れ麺は札幌黄スープとよく絡んで美味しい。
オニオンスープを彷彿する濃厚なスープの中に炒めタマネギも加わり、そのタマネギとスープと麺を食べているとオニオンスープラーメンという感じです。
トッピングの炒めた豚バラ肉の味が薄めなので、スープが引き立ち、麺や具を食べながらオニオンスープを飲んでいる感じです。
粗挽きブラックペッパーの辛みと千切りショウガのパンチもあって、個人的にはビールも飲みたくなりました。
モーニングメニューはこちら! 朝7時から食べられるのはいいですね!
お節に飽きたら、カレーやラーメンも!
利用客は駐車料金が2時間無料になります。食事だけの利用もいいですね。
<丘珠キッチン>
*住所:札幌市東区丘珠町 丘珠空港 2F
*TEL:011-785-0221
*営業時間:7:00~10:00 10:00~18:30(LO18:00)※フライト状況で営業時間変更の可能性あり
*定休日:なし