地下鉄東西線「西28丁目駅」から徒歩５分くらいのところにある「RED CHILI」。インドカレーとスープカレー専門店です。

ネパール人シェフが、現地で摘み取られたそのままの姿の新鮮なスパイスを取り寄せ、焙煎して使用するというこだわりのインドカレーを食べてきました！

インドには「カレー」という言葉はない？

「カレー」は、多種類の香辛料を使って食材に味付けするという「インド料理」の特徴的な調理法を用いた料理の″英語名″です。

また、それを元にしたヨーロッパ系の料理や、同様に多種の香辛料を使って味付けされる東南アジアなどの料理も指すことが多いようです。

しかし、インド固有の言語には「カレー」という言葉はなく、タミル語で「カリ（kari／スープの具という意味）」とか、「カリル（karil／スパイスで味付けされた野菜や肉の炒め物）」という言葉があり、それが英語で「curry」と表記されるようになったと言われています。

スパイスの国

インド料理は香辛料を多用するため、外国人の多くはインド料理の煮込み料理を「カレー」と思っているようですが、外国人がカレーと呼ぶインドの煮込み料理は、「サーグ（ヒンディー語で、ホウレンソウやケールなど青菜系を広く指す言葉）」とか「サンバール（南インドで食べられるスパイスを使ったスープ）」「コルマ（ヨーグルトや生クリーム、ナッツ類のペーストなどをベースに作られる料理）」「ダール（小粒の豆を挽き割ったもの、およびそれを煮込んだ料理）」など、それぞれに固有の名称があります。

インドでは、「病気は台所で治す」というインド伝統医学アーユルヴェーダのスパイスの効能を活かしたという理念があり、料理には、体調に合わせて塩やスパイスなど天然由来のものを使うのが当たり前なのです。

香辛料にこだわる！

円山エリアの閑静な住宅街にある「RED CHILI」。

店内には宗教色のあるものがいろいろ飾られています。

お店では、ネパール人シェフが現地で摘み取られたそのままの姿の新鮮なスパイスを取り寄せ、それを焙煎して使用います。じっくりと時間をかけて粉末状にすることでそれぞれのスパイスの香りを引き立ち、味わいが深くなります。

メニューは、カレーの種類と1～6まである辛さを選び、ナンかライスを選択します。スープカレーもありますし、トッピングもいろいろあるので、続けて来店してもまた新しい味に出くわします。

お店のナンは、インドから直接購入したタンドール釜で焼き上げているそうです。

お昼の真っただ中にお邪魔しました。店内はほぼ満席。カウンターに残っていた1席を確保できました。

メニューを眺め、せっかくランチタイムに入店したので、「ランチセット」にしました。3種類の中からカレーを選択。サラダとドリンクが付いて900円とお得です。

ナンが大きくてびっくり！　食べきれるかなと思いながら、モチモチとして美味しいのでカレーの配分を気にしながら食べきりました。

「チキンサグカレー」ですから、ホウレンソウの緑色をしたカレーです。

「カレー百名店」には何度も選ばれている「RED CHILI」。次は、時間に余裕を持ってセットメニューを食べたいと思いました。

ちなみに小さなお子さんを連れたファミリーが2組入ってきましたが、「お子様セット」があるんですね。

＜RED CHILI（レッドチリ）＞

＊住所：札幌市中央区北3条西26丁目2-15 第23松井ビル1F

＊TEL：011-299-7500

＊営業時間：11：30～23：00 (LO22：30)

＊定休日：無休

＊公式Facebookはこちら。