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【大和郡山市】厄除霊場『松尾寺』で夏休みに恒例の「現代版一休さん修行」が開催されます!

きんぎょ地域情報発信ライター(大和郡山市・天理市)

自然に囲まれた静かな環境で、子供さんが日常と少し離れて、日々の当たり前の生活に感謝する機会を与えてくれそうな行事「現代版一休さん」が夏休みに日本最古(参照)の厄除霊場・松尾寺で開催されます。

松尾寺は、養老2年(718年)天武天皇の皇子舎人親王が、日本書紀の無事完成と自らの42歳の厄除けの願をかけて建立された日本最古の厄除霊場です。

木立の中に108段の石段が続きます
木立の中に108段の石段が続きます

門をくぐると右手に「大和の名水100選」にも選ばれている松尾寺の霊泉があります。わざわざこの霊泉を汲みにくる地元の方もいてます。我が家もこの霊泉いただき、沸かして飲んでいたこともありました。

門からの階段を登り切ると重要文化財の本堂と三重の塔にお目にかかれます
門からの階段を登り切ると重要文化財の本堂と三重の塔にお目にかかれます

新緑に映える美しい三重の塔
新緑に映える美しい三重の塔

初詣や2月3月の厄除まつり、初午の日には、全国からたくさんの方が厄除け祈願に来られます。毎日厄除けのご祈祷が行われていて、この日も何名か男性が厄除け祈願に来られていました。

染筆「厄攘」みんなで書こう百萬枚 9時〜15時

なんとも味のある筆書き!
なんとも味のある筆書き!

「厄攘」とは厄を盗むことで、「厄攘」と書いて松尾寺に奉納し、厄を落としてもらおうという取り組み。社務所前のテントに半紙と筆があり、無料で行えます。何枚書いてもいいそうで、自宅で書いての持ち込みも受け付けています。

大人でも書くのが難しい「厄攘」子供さんは平仮名で書いてくださいね。

私も一筆書かせていただきました。お習字をするなんて何年ぶりでしょうか?下手すぎて、すでに書かれて置いてある下にそっと忍ばせていただきました。これで厄が落ちてくれることを期待します!

春から夏にかけての松尾寺の行事

松尾寺はさまざまなお花が咲き誇り、お寺があでやかに賑わいます。

5月中旬からバラ園が一般公開されます。咲き誇った芳醇なバラの香りとお線香の香りが入り混じる独特な雰囲気が味わえそうですね。

松尾山夏期心身修練教室(一休さん)が開催されます!

コロナ禍で一時中断している時もありましたが、1980年から40年以上開催されている歴史ある行事です。自然に囲まれた静かな日本最古の厄除霊場「松尾寺」で、山寺の生活を通じて、心身ともに健康で明るく知恵のある「現代版一休さん」を送り出すことを目的とし開催されています。当たり前の日常に感謝する機会にもなってもらえたらというお話でした。現代のゲームやスマホなどに依存する生活から離れ、デジタルデトックスという意味で、大人もこういう機会があれば良いですね。

日帰りの1日修行で7月・8月の夏休み期間に6回開催されます。各回定員が40名で、小学2年生〜6年生の男女参加可能です。普段なかなか経験することができない読経や坐禅、染筆(やくじょう)が体験できます。参加費はお1人4000円(団体傷害保険加入金・クリーニング代含む)

ただいま申し込みを受け付けています。詳しくは松尾寺公式ページよりご確認ください。各回定員になり次第締め切りになります。

現在は日帰り修行のみとなっていますが、コロナ禍前の一休さん修行は2泊3日で行われていて、男の子のみの募集でした。兄弟で参加して、夜にお兄ちゃんがホームシックになってお家に帰りたいと言い出し、親御さんが迎えに来るという可愛いエピソードが多々あったそうです。日帰り修行になって女の子も参加できるようになり、気軽に参加していただけたらとお話されていました。

多感な幼少期に「現代版一休さん」での日常を離れた経験は、大人になっても話せる良い思い出になりそうですね。今年はいつもと違った夏休み体験をしてみてはいかがでしょうか?

松尾寺周辺は絶好のハイキングコースです!

私も幼い時から、松尾寺には初詣に訪れたり、新緑の頃にふらっとハイキングがてらに参拝に来るなど、親しみのあるお寺です。ちょっときつめの坂道を登り切った達成感で、境内からの大和郡山の街の景色を見ながら食べるお弁当は格別なものでした。

これから新緑が美しい季節です。ぜひ、ハイキングコースの1つに入れてくださいね!

松尾寺
住所:大和郡山市山田町683 松尾山
電話番号:0743-53-5203
FAX:0743-53-5022
時間:9:00〜16:00
拝観料:境内自由(入山料無し お堂の中の拝観は拝観料が必要です)
休み:年中無休
駐車場:有り(無料)
アクセス:(バス)JR大和路線大和小泉駅東口から近鉄郡山駅行
         近鉄郡山駅から小泉駅東口行 「松尾寺口」下車 徒歩2km(道路は舗装されていますが、きつい坂道です)
    :(車)奈良県道123号線を進むと松尾寺に至ります
松尾寺公式ページ

地域情報発信ライター(大和郡山市・天理市)

旅が大好き!アウトドアが大好き!美味しいもん大好き!のきんぎょです。金魚のまち「大和郡山」と歴史のまち「天理」の「よし、明日行ってみよ!」と楽しめる情報をお届けします。よろしくお願いします。

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