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転がしているうちにホクホク照り煮!甘辛新じゃがの煮っころがし

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

煮っころがしとはよく言ったものだな〜と感動すら覚えてしまう小芋の煮もの。春になると母がよく作ってくれた思い出の味です。我が家では里芋ではなく小さめの新じゃがが煮っころがしでした。こんなにおいしいのに、どうして年中作ってくれないのかな〜と思っていた子供時分でした。

皮が薄く、実に水分が多いのが特徴の新じゃがいも。小ぶりのものなら切り分けることもなく、丸ごと煮っころがしてもおいしいものです。
私の作り方は、きれいに洗った小さな新じゃがの皮にシワが入るくらいによく炒めてから煮るのがポイントです。少し焼き色がつくくらいに炒めるのが丁度良い。
前歯がさわった瞬間に、皮がパキッと割れるような小さな食感が春を感じさせてくれるんです。

お子さんのおかずにも、お弁当にも、おつまみにもぜひ!

新じゃが小芋の甘辛煮っころがし

材料

  • 新じゃがいも(小芋)500g
  • 好みのオイル 大さじ1
  • 水 200ml
  • しょうゆ 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • はちみつ(または砂糖)大さじ1

作り方

(1) 新じゃが小芋をきれいに洗い、水気を拭き取ります。スキレットまたはフライパンにオイルを入れて中火にかけ、全体にオイルを回したらじゃがいもを加えます。菜箸で転がしながら皮にシワが入るまで炒めます。

(2) 水を加えたら(はねるので気をつけてください)続けてしょうゆ、みりん、はちみつ(砂糖でもOK)を加えます。

(3) 菜箸で芋を転がしながら煮ます。水分が飛び煮詰まればできあがりです。

てりてりの煮汁をつけながら食べれば、食べたことのない方でも懐かしさを覚える味になること間違いなしです。甘辛の味付けは、どことなくノスタルジック!笑
お試しいただければうれしいです。

レシピ・文 料理研究家 岸田夕子
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料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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