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青魚が苦手な方にもお勧めしたい!フライパンで簡単おいしいいわしの梅煮

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

最近、思うところあり食生活の見直しを始めました。
安心安全な食事を心がけるのって、好きなものを好きなだけ食べていた頃よりも、
もっともっと料理するのが楽しく面白くなるから不思議です。

今回は、いわし料理の定番とも言える梅煮を紹介します。
魚料理は干物を買ってきて魚焼きグリルで焼くだけ!って方も多いかもしれません。
お仕事を持っていらっしゃる方は、帰宅後に煮魚なんて無理〜〜〜と感じるのも当然かと思います。
でもやってみるととても簡単なんです。
スーパーの魚売り場で「いわしを梅煮にしたいから頭とワタを取って」とお願いすれば、その通りに調理してくれますし、売り場にはそこまで調理されたものがパック詰めで売られていることも少なくないですよね。
私は魚をおろす作業も大好きなのですが、ゴミのことなどを考えると、調理済みのものを買ってきたりすることも多いです。

そんなイワシくんをお迎えすれば、あとは本当に簡単。
煮る時間も10分程度、梅ぼし、しょうが、玉ねぎがトリオで青魚のにおいを消してくれるので、短時間の煮込みでおいしくふわふわに出来上がりますよ〜〜。

いわしの梅煮

【材料】3~4人分

  • いわし 6〜8尾(正味約300g)
  • 玉ねぎ 1/2個
  • しょうが(薄切り)5〜6枚
  • 梅ぼし(なるべく酸味の強いもの)3〜4個
  • * しょうゆ 大さじ4
  • * 酒 大さじ2
  • * みりん 大さじ2
  • * てんさい糖(または砂糖、はちみつなど)大さじ1
  • * 水 100ml
  • <あしらい> みょうが、ブロッコリースプラウト、かいわれ菜など 適量

【作り方】

(1)いわしはさっと水洗いし、ペーパータオルなどで水けを拭きとります。玉ねぎは繊維に沿って薄切りに、しょうがは繊維に直角に薄切りにします。(玉ねぎを加えることで消臭に加え、タレにうまみが増します)

(2)いわしが重ならずに並べられる大きさのフライパンに*の調味料すべてと、しょうがを入れて強火にかけ沸騰させます。(私が使用しているのは10 1/4インチのスキレットです)

(3)中火にして、いわし、玉ねぎ、梅ぼしを加えます。

(4)落しぶた(アルミホイルやクッキングシートで作ったものでOKです)をかぶせ、さらにとフタをして中火(スキレットを使う場合は弱火)で6〜7分煮ます。

(5)軽く沸騰する程度に火を強め、1〜2分静かに煮立ててタレを煮詰めれば出来上がりです。

さらにタレに濃度をつけたい場合は、魚を取り出してから好みの濃さまで煮詰めてください。皿に盛りつけたいわしにかけてくださいね。

千切りにしたみょうがとブロッコリースプラウトをあしらいました。一緒に煮た梅ぼし、玉ねぎも召し上がってくださいね。

レシピ・文 料理研究家 岸田夕子

料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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