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きたがわ翔のアナログイラスト講座(65)アナログ in 大阪 トークショー 番外編その2

きたがわ翔

漫画家、アーティスト

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2019年11月3日(日) 大阪なんば紅鶴で行われたトークショーを数回に分割してお送りします。

ゲスト:萩原一至先生

第2回目

翔)ドライな絵にしたかったんだけど俺のキャラクターって、どっちかと言うと外人顔じゃないんだわ

萩)ウェットなんだよね

翔)あの手の絵って浅田弘幸さんとか田島昭宇先生とかで、かなりイイ完成形がもう出ちゃっててさ…

翔)俺がやる必要ねぇわ…って思っちゃってた、ある時期から

萩)大体3人居ればいいんだよ  翔)そうなんだよ(笑)

翔)一応俺とかも多少、上条一派的な所があるんだけど

萩)人間的に仲良くする、好きだから…

翔)うん、そうだね。

翔)僕ら世代的には上条さんとか萩原さんとかの影響受けてる

萩)上条さんとか大好きだもんね

翔)(影響を)受けてる受けてる

翔)やっぱあれは画期的だったじゃない?

萩)凄かったよね  翔)うん

翔)要するにその、リアルな絵を描くのに斜線とか使わなくてもいいんだ、という衝撃…

萩)寧ろその…線自体が研ぎ澄まされていて、デッサンが凄く、激しく整っているせいで

萩)説明している為の線は少ないんだけど  翔)うん

萩)立体としてはちゃんと表現されている… 翔)うん

萩)背景も手数最小限だもんね  翔)そうそうそう

翔)浮世絵に近いっていうか  萩)あー、なるほどね

翔)最低限の線で描く  萩)版画みてぇだね…

翔)あれはあれで凄いんだけど、俺はもっとコチョコチョ描く方が好きだったみたい

萩)あーん、きたがわ翔のカケアミを主線にもカケアミで描いちゃう、みたいな。フォーカスアウトって言うんだけど

萩)をカケアミで描く…みたいな技法というのが、今はPCでボカす事が簡単に出来ちゃうんだけど

萩)アミとピクセレートでボカしていくのでは

萩)全然違うんです  翔)違うよね

萩)効果として

萩)だから、きたがわ翔の描き味の、なんていうかな…

萩)ウェットさというのはカケアミによって出来ているものなんだろうな…と

萩)それって特性で言っちゃうと、上条さんとかのドライ系の絵柄とは正反対なんだよね

萩)正反対なんだよね

萩)いや、正反対だから行ってみたくなったんだと…

翔)あ、でも、そっか。いま、気がついた(笑)

萩)そういうもんだと思います。

翔)俺と萩原さんって、たぶんだけど、なんかその…メジャーな漫画業界にスクリーントーンを大量に使うっていう技法を持ち込んだという
意味では画期的だったのかも知れない…

萩)うーん、コストだね。  翔)コストだね(笑)

翔)あれは多分、バブルだったから出来たのかも?!

萩)ほら、あんまりそれいっぱい貼る人って居なかったので。何人かは居たんだよね?

翔)僕なんか目の中にいちいちトーンを貼るっていう事自体なんかバカじゃない?って言われてた。

翔)そんな事する?!みたいな

翔)でも段々それが当たり前になってきた

萩)当たり前だよねー  翔)そうそうそう……

萩)でも、なんていうかな、当たり前って描き手の数だけあるんで、みんな好きにすればいいんじゃない?って結局思っちゃう。

翔)僕らが新人の頃って、例えばその…漫画スクールとかで選評者の先生とかが新人なのにスクリーントーンをいっぱい使って生意気みたい
な、手を抜いています…みたいな評価

萩)コストの心配してたんじゃ?

翔)いや、多分、自分(先生)らが若い頃使えなかったから

萩)そうだね(笑)  翔)(笑)

翔)トーン使ったら固い絵になるっていう…凄い...そういう物を植え付けられてた僕らは。

翔)俺、高野文子さんのトーンの使用法を見て

萩)凄かったね  翔)そう

翔)これぐらいやっていいんだ…って気が付いてから凄い量のトーンを使うようになった

萩)絶対安全剃刀とかもそうだったけど

萩)そのあとの… 翔)あれは違ったよね…

つづく

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