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まつもと泉先生 きまぐれオレンジ☆ロード きたがわ風に鮎川まどかを描いてみる

きたがわ翔

漫画家、アーティスト

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きまぐれオレンジ☆ロードは少年ジャンプの誌面で読み始めました。
連載も後期に入った頃にはアニメ版も放送されて当時凄い人気でした。
アニメ版のキャラクターデザインが高田明美さんが担当していたんだけど、彼女の描いた印象的なパステルアート作品の鮎川まどか可愛かったですよね。
1980年代後期のおしゃれなアニメ作品はかっこいいJ-Popがオープニングテーマやエンディングテーマとしてふんだんに使われていました。
今では当たり前になっている主題歌集みたいなCDアルバムなんかも、きまぐれオレンジ☆ロードではいくつか発売されていましたね。
サウンド・カラーシリーズだったけ?和田加奈子さんの歌う"悲しいハートは燃えている"なんかは、鮎川まどかそのもののイメージでした。"サルビアの花のように"なんかも凄く良かったなぁ。
アニメのBGMも鷺巣詩郎さんが担当していて、真夏の切ない蜃気楼のような空気感を表現していたピアノの旋律は本当に素晴らしかったです。

話題を漫画に戻しますと。
少年ジャンプで初めて読んだ時は、とても可愛い女の子たちが登場する漫画だなぁと。
江口寿史先生の80年代ポップなタッチに近いかな、と思いました。
僕は青年漫画に少女漫画のエッセンスを持ち込んで、当時とても新しく斬新だと評価されたんだけど...
まつもと泉先生の場合は、少年漫画に主人公のモノローグで進めていくような少女漫画っぽい演出方法を持ち込んだのも、ヒットの一因だったのかもしれませんね。
きまぐれオレンジ☆ロードは中学生の3角関係を描いた作品なんだけど、とにかく登場する鮎川まどかや檜山ひかるが抜群に可愛かった!
当時の漫画で可愛い女の子といえば、桂正和先生、金井たつお先生、まつもと泉先生らに描かせれば間違いない!というぐらいでしたからね。

でも何故きまぐれオレンジ☆ロードのヒロインが不良だったのか?とハタと気になって思い返してみますと...
それは1980年代のヤンキー50’s漫画ブーム(ハイティーンブギなど)の後、サーファーブームの影響があったからなのかもしれません。
当時は学園生活でツッパっているのがカッコいい時代でしたし、猫がツッパリしてた"なめ猫"も流行っていましたよね。
歌謡曲では当時中森明菜がちょい悪の不良娘みたいな売り方をしていたこともあり、密かに鮎川まどかのモデルは明菜なんじゃないのかな?と思っていたります。
実際、鮎川まどかのヘアースタイルも当時はボリューミーでフワッ!モコッ!とした明菜ちゃんカットそのものでした。
ということは、ぶりっこしていた檜山ひかるが聖子ちゃんをイメージしていたのかもしれませんね。

僕の作品NINETEEN(ナインティーン)には喫茶店が登場しますが、きまぐれオレンジ☆ロードにも喫茶店「abcb」(喫茶アバカブ)が登場します。
この頃の漫画には登場人物たちが集う喫茶店カルチャーというものがあったのですよ。
僕以外ですと、あだち先生のタッチや北条司先生のシティーハンターにも象徴的に喫茶店が登場しました。
漫画の中の喫茶店カルチャーについては、いずれまたの機会に解説してみたいですね。

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