専門マスター

吾峠呼世晴先生 鬼滅の刃 竈門炭治郎をきたがわ風に描いてみる

きたがわ翔

漫画家、アーティスト

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僕が最初、鬼滅の刃の漫画を読んだとき感じたのは、台詞回しが独特の調子があって歌舞伎的というか...。
ギャグなんだか真面目なんだか判らないぞ...という感じで、初見はシュールな印象を受けました。
それがアニメーション化されたものを見て、炭治郎役の声優:花江夏樹さんが喋っているのを聞いた瞬間にゾクゾクッとして「これは凄くカッコいいぞ!」と思いました。ほんと、声優さんって凄いなぁ...。
少年ジャンプの連載作品群の中から分類すると、一番近いのはナルトなどの作品グループに属するのかな。
吸血鬼が血を吸うという意味ではジョジョのPart.1(ファントムブラッド)にも通じる部分がありますよね。
でも、きたがわは鬼滅の刃の根底に流れる血脈の所以は少女漫画の吸血鬼モノだと思います。
吸血鬼モノ=少女漫画という構図については、"少女まんがは吸血鬼でできている"という本があるぐらいでして。
(ここら辺の話題については、著:中野純・大井夏代の"少女まんがは吸血鬼でできている"を是非お読み下さいませ)

鬼滅の刃という漫画では、登場人物、主人公は勿論、憎むべき敵キャラクター自身の気持ちというものを丁寧に描きながら、時にはセリフとして語らせます。
少年漫画というものは展開のスピード感というものを編集側が作家に求めますので、主人公がスピーディーに行動する中で余分なセリフはあまり存在しません。
一方、鬼滅の刃の場合は敵キャラクターの鬼が死ぬシーンでも延々と愚痴を言いますし、主人公が動作1つするにしても、説明的なネーム(セリフ)が入ります。

鬼滅の刃が苦手だという人はそれらを嫌いますが、僕は"それは鬼滅の刃が少女漫画的であるから"という一言で理解しています(むしろ愛しています)

これは僕個人の意見なのですが、そういった意味合いでは鬼滅の刃の中に流れる少女漫画的なエッセンスは、矢沢あい先生が集英社の"りぼん"で連載していた"天使なんかじゃない"という作品の香りに非常に近いものがあると思います。

今回ご紹介した2冊の本から、鬼滅の刃の新たな一面を発見してみてはいかがでしょうか?

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