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赤毛のアン きたがわ翔がマシューとアンを描いてみた

きたがわ翔

漫画家、アーティスト

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僕がアニメの赤毛のアンを最初に見たのは小学生の頃だと思います。
でもあまり内容を覚えてなくて、12年ぐらい前かな。
アニメの赤毛のアンを最初からちゃんと観ようということで、漫画の作画中にアトリエで見始めました。

改めて「うわっ!何このキャラクター!」と思いました。
とにかく1話目への拒否反応が強くて...。でも折角だから何話か観ないとと思って2話3話4話とを観ました。
そして気が付いたら、アンのおしゃべりに夢中になっている自分が居ました。
もうアンがおしゃべりしてくれないとダメ!とにかく彼女の言動全てに虜になっていました。

アンの保護者となったマシューとマリラですが、よく考えたら夫婦じゃないんですよね。
年老いた兄弟なんです。しかも2人共独身。マシューなんて極度の女性恐怖症ですからね。
でも何故マシューは例え相手が子供だとしても女性は大の苦手だったのに、アンをグリーンゲイブルズに連れて帰る途中で打ち解けて、その後マリラに「あの子は本当に面白い子じゃよ」と言えるまでになれたのか、アンの何がマシューの心にあった氷壁を溶かすことになったのだろうか?と。
アトリエのスタッフとも色々話をした結果、それはアンにとってマシューは大きな友達として接していたからではないか?という結論になりました。
男だからこうしなきゃいけない、女だからこうしなきゃいけない、大人だからこうするべき、そういう断を超えた友情をマシューはアンから感じて心を通わし始めることができたんじゃないかなぁ?と。そしてそれはいつしかマシューの父性愛を目覚めさせるきっかけになったのではないかと。

マシューに比べてマリラの方は心を通わすのに少し時間がかかった様ですが、マリラもアンがグリーンゲイブルズに居なくてはならない存在であり、自分たちの心の拠り所であることは案外物語の最初の方でマシューに語りかけています。

アニメだと第9話、アンがグリーンゲイブルズに来て2〜3週間後の出来事です。

マシューから貰ったばかりのチョコレートキャンディ半分をダイアナにプレゼントしても良いかと2人に尋ねます。
2人の了承を貰ったアンは「(半分ダイアナにプレゼントすれば)残りの半分は倍美味しくなるわ...」と答えています。
その後、アンが居間に居ない時、マリラは洗い物を片付けながらマシューに語ります。
「あの子のいい所はですね、ケチでない所ですよ」
「アタシは嬉しくて!けちん坊な子供ほど嫌なものはありませんからね」
「驚くじゃありませんか、あの子が来てからまだ2〜3週間しか経っていないのに、もうずーっと前から居るような気がしますよ...」
「あの子のいない家なんて、とっても考えられません。でも兄さん、だから言ったじゃないか?なんて顔はしないでくださいよ」
「そんな顔は女からされても嫌だけど、男からじゃ我慢出来ませんからね!」

このシーンがとても好きです。
僕が子供の頃に赤毛のアンを観た時は恐らく僕自身が少年で幼かっただろうから、赤毛のアンに対して今のような深い造詣を持つ事は難しかったかもしれません。

いま僕は赤毛のアンを観るとき、もちろんアンの純粋な好奇心や想像力、行動力に興味を持ちますが、それ以上にマシューとマリラの2人の立場から物語を観ることができるのです。

改めてアニメーション作品"赤毛のアン"を是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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