Yahoo!ニュース

段ボールの歴史②:片段の誕生と各国の状況

木矢部通段ボールアドバイザー/Webライター

こんにちは!段ボールアドバイザー兼Webライターの木矢部通です。

前回、「段ボールの歴史①」段ボールの発祥について解説しました。

段ボールの発祥はイギリスが濃厚でしたが、今回は、その後どのように広まり、進化していったのか解説します。

それでは、進化の過程を詳しく見ていきましょう。

イギリスでの進化

段ボールの発祥とも言われるシルクハットの内側に使われていたことは有名ですが、波々の紙で特許を申請されたのが1856年となります。

この1856年から段ボールの歴史が始まったと言えるでしょう。

アメリカでの進化

その後、1870年代のアメリカでも、波々の紙で特許が申請されました。使用用途としては石油ランプ、ガラス類の緩衝材として使用されていました。

今まで藁やおがくずを利用していたことを考えると、大きな進歩だと言えます。

その後、1874年には段の片側に紙を貼り合わせ「片段」が開発されました。片段は瓶や壺などの緩衝材として大活躍することになります。

その頃、日本では、、、

その頃、日本では段ボールはまだ誕生しておらず、包装資材としては、主に風呂敷や麻などが利用されていました。また木箱などは高級品の包装として使用されています。

日本で段ボールが誕生したのは1900年代となるため、後日詳しく解説します。

まとめ:各国での段ボールの進化

今回、1800年代初期の段ボールの進化について解説しました。ただの波々の紙から片段へ進化することで緩衝性能が格段にアップし、瓶や壺を守る包装資材として活躍しだしました。

お話のあった片段は今でも活躍する紙の包装資材です。現代社会においてどのように使用されているのか探してみても面白いかもしれませんね。

段ボールアドバイザー/Webライター

たかが段ボール、、、されど段ボール!私たちの身の回りで活躍する段ボールはエコな商材として非常に優秀です。段ボール業界で培った知識や情報をどんどん発信していきます。

木矢部通の最近の記事