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歴代ポータブルレコーダーを振り返ってみた。当時のファッションを添えて…

kobito_monsterイラストレーター

今回はポータブルプレイヤーの歴史をファッションとともに振り返ってみましょう。

カセットウォークマン

まず初めは1979年ソニーから初代ウォークマンが発売されます。

創業者の井深大さんが飛行機で綺麗な音が聞けるものを作ってほしいという依頼でオーディオ部の事業部長が即席でそこにあった機械を改造しヘッドホンをつけたものを渡すとその音質の良さに気が付き商品化したそうです。

カセットテープといえば、レンタルCDショップで流行りのCDを借り自分のベストカセットを作りませんでしたか?

そしてカセットテープのケースには手書きで曲名を紙に書き入れるのです。今思うとなにもかもがアナログですね。

カセットは小さいので持ち運びもしやすかったので一気に浸透しました。

80年代ファッション

80年代ファッションといってもたくさんあるのですが、ここではピンクハウスの花柄フリフリスカートを紹介します。

関西人は漫才師の大輔花子の花子師匠が着ているイメージでした。

そこにパーソンズのスタジャンを合わせるミックスコーデがナウかったようです。

90年代 CDウォークマン誕生

カセットは自分好みに曲をいれることが出来るのが魅力でしたが、音質がいまいち悪いのでCDをそのまま持ち運んで聞けるウォークマンも出ました。

小さい8cmのシングルCD用の四角いウォークマンもあったそうです。

CDは慎重に扱わないと曲が飛んでしまったり重かったりしたので、不評なところも多く、まだまだカセットテープも人気でした。

90年代ファッション

zipperやCUITEなどの青文字系の雑誌のファッションはヒステリックグラマーのスウェット、スーパーラヴァーズのパンダ、デニムのリメイクスカートなどが流行りました。

2000年代 MDウォークマン

カセットテープとCDのいいこと取りをしたのがMDです。

7cmほどの四角いディスクでカセットやCDに比べたらだいぶ小さく、カセットテープのように自分で編集もできるので、大人気でした。

MDに録音するにはMDコンポというものも必要だったので当時のティーンの部屋にはコンポがありました。

このあたりから、曲名を表示できるようになり、手元で曲を頭出しできるようになりました。ただ今みたいに簡単に文字入力ができなかったので、コンポのボタンやリモコンでポチポチ入れないといけないので結構な手間でした。

2000年代ファッション 

このころ裏原宿系が流行っていて、X-girlやMILKFEDなどのブランドが人気でした。

miniという雑誌やカジカジのようなストリート系ファッションも流行っていました。

2000年~2010年頃 iPodシリーズ

ついにapple製品の登場です。iPodシリーズだけでなく各社からmp3などのデータで聞けるデジタルオーディオプレイヤーが出ました。

CDジャケットの写真まで入れられる機種もあったので、こんな小さな機械に自分のCD全部入れてる!といった興奮が味わえました。iPodクラシックにはホイールという丸いボタンを回すことで曲が選べました。

2010年頃ファッション

このころはデコラティブな服装や海外セレブっぽい服装が流行りました。

スカート丈も結構短くてフリルやリボンなど甘いテイストも流行っていました。

2020年代 データはインターネット上へ

現在、音楽を聴くときにストリーミングで聞く人が増えています。

もちろんCDから取り込んでスマホに入れたり、ダウンロードすることも多いですが、ストリーミングなら膨大な曲の中から選べるので一度試すと便利で手放せなくなってしまうのです。

TikTokでバズった曲が流行りを作ったり音楽業界がどんどん変化していっています。

2020年ファッション

最近はやっぱり韓国っぽいファッションがずっと人気です。韓国のアーティストがずっと人気のせいも大きいと思います。

今後は一体どんなもので音楽を聴くようになるのでしょうか。楽しみですね。

イラストレーター

大阪府を拠点に活動するフリーランスのイラストレーター。ゆるいシュールな雰囲気を活かしたクスりと笑えるイラストの制作が得意で、カットイラストや漫画など絵を通していろいろなジャンルで活躍中。instagramではあるあるイラストを描いている。

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