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車内テレワーク、快適化のポイントは「ポータブル電源」にあり

小暮ひさのりテクニカルライター/ハウスクリーニングアドバイザー

テレワークが求められるようになった初期は、「急にテレワークと言われても仕事をする場所がない」という声も聞こえてきました。そこで注目されたのが車内の有効活用。ひとりきりのプライベートスペースとして隔離できる「車内テレワーク」も人気になりました。

僕も最近は車内はお気に入りの仕事場です。車の中でとなると、作業できる時間はPCのバッテリーに依存してしまうのがネック。当初は大容量のモバイルバッテリーを持ち込んでいましたが、最近はポータブル電源を導入しました。

片手で持てるサイズ感
片手で持てるサイズ感

小型で持ち運びも(比較的)気軽な「Anker PowerHouse 200」(クリックすると外部サイトが開きます)です。

「Anker PowerHouse 200」スペック
サイズ:約190 × 138 × 118重量:約2.7kg
容量:213Wh(57600mAh)
ACアダプタ入力:5-22V=2.45A
PD入力:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A
PD出力:5V=3A / 9V=3A / 15V=2A / 20V=1.5A
DC (シガーソケット) 出力:12V=5A
AC出力:110V~60Hz, 0.91A, 100W
USB-A出力:5V=3A (各ポート最大3A)

容量的には超大容量モバイルバッテリー2個分くらいですが、USB-CやUSB-A端子に加えてAC電源で100W出力できるのが武器。容量と出力が少なめなので、ポータブル電源の中ではかなり安めで(3万円以下)というのもポイントですね。今回はAnkerさんから検証用としてサンプルを提供していただいております。

軽自動車の車内をテレワーク向けにカスタマイズ

シートアレンジでテーブルも生まれるダイハツタント
シートアレンジでテーブルも生まれるダイハツタント

今回はダイハツタントで車内テレワーク。タントって軽自動車ですが本当に車内が広く、助手席なんてパタンと倒れてテーブルになります。

折りたたみテーブルを展開して作業デスクを設置
折りたたみテーブルを展開して作業デスクを設置

折りたたみのテーブルを設置してデスクにします。最近の軽自動車、車内にテーブル置けるレベルで広くて本当にすごい…!

デュアルディスプレイ環境のMacBook Proへ給電

USB-CでMacBook Proへ給電
USB-CでMacBook Proへ給電

今回はMacBook Pro 15インチにUSB-Cで接続。MacBookからはUSB-Cでモバイルディスプレイにも給電と映像表示を行っています。

「Anker PowerHouse 200」のUSB-C出力は30Wなので、給電はされているものの、この環境だと充電までは賄えずにじわじわとバッテリーが減っていきます。しかし、PCの稼働時間はかなり伸びるので、電源ロスの不安は一気に解消されました。

もちろんACアダプタも刺さります
もちろんACアダプタも刺さります

USB-Cの30Wは若干物足りなさを感じますが、日中車内で仕事をするレベルの使い方であれば、バッテリーの不安にさらされることはありませんね。

急いで充電したい!という時は、ACアダプタを使えば急速充電もOKですし、スマホやタブレットも同時に充電できて、モバイルバッテリーよりも明らかに使い勝手は上。かなり自宅やオフィスと同じ感覚で電源を利用できました

「テレワークとか言われても自宅に作業できる場所がない!」「自宅がうるさくてZoom会議を静かな場所でしたい!」というなら、ポータブル電源とPCを車内に持ち込むのもアリかと!

なお、今回はPCでの利用でしたが、30Wはタブレットやスマホを充電するには十分な出力。持ち運びにも適したサイズなので、防災用として備えておくのもおすすめです。

【Anker PowerHouse 200の特徴】

  • USB-Cの出力はPCの稼働時間を延長できる。PCによっては充電もOK
  • 小型で手軽に持ち運べるサイズ。防災用としてリュックに詰められる
  • タブレットやスマホを充電するには十分の出力と容量。1〜2日は電源ロスに悩まなそう

より詳しいレビューはブログの方でも紹介しています(外部サイトが開きます)。

小型ポータブル電源で車内をオフィスにしてみた「Anker PowerHouse 200」レビュー

■コンテンツ制作にあたり、メーカーよりサンプルの提供を受けております。

テクニカルライター/ハウスクリーニングアドバイザー

1980年01月21日生まれ、群馬県在住のフリーライター。2001年に編集プロダクションに入社し主に雑誌の編集・執筆・デザインを学ぶ。2003年に独立しPC誌やWEB媒体などでデジタルアイテムのトレンドを追いつつ趣味の農業を楽しんでいるが、毎年稲刈りとスマホ関連の発表・発売時期がかぶるのに頭を悩ませている。特技はお掃除でハウスクリーニングアドバイザーの資格を習得。特に水回り系のお掃除が得意

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