買ってみて分かった「ネックファン」のメリット・デメリット!あなたは買うべき?
ぼくが住む関東地方では、引き続き猛暑が続いています。もはや猛暑ではなく酷暑で、外出すると身の危険すら感じる暑さです。
できるだけ在宅するようにしていますし、買い物も日中を避けたりクルマで行くようにしているのですが、お盆休みに地元の祭りを手伝うことになりました。
テントの中でビールと焼鳥の販売を手伝うというものですが、これは日中から外出せざるを得ません。
当日の天気予報では最高気温37度です。何をやっても焼け石に水になりそうな暑さではありますが、しかし何も対策しないわけにはいきません。
そこで最近、気になっていた「ネックファン」を購入してみることにしました。
「ネックファン」とは?
「ネックファン」というのは、首から引っ掛けるファン、パーソナルな扇風機のようなものです。
手に持つハンディファンが流行り、今では一般化しましたが、その次世代モデルと位置づけられるようなものです。手に持たずに首から引っ掛けるだけで楽ちんという進化をしました。
いろいろな形状があるのですが、首から引っ掛けているとヘッドホンのようにも見えるかもしれません。
ぼくが購入したものはこれです。価格は3,000円しませんでした。それこそ5,000〜10,000円くらいまで、価格も様々です。正直、購入するまではどれを買えばいいのか、本当に効果はあるのかなど疑問だらけでした。
そういうこともあって、安いけどちゃんと使えそうなモデル‥‥として探したものです。実際には届くまでちゃんと使えるかどうかは未知数でしたが。
この部分にファンが入っており、回転することで吸気し、他の穴から送風するという仕組みです。非常にシンプルな構造をしています。
ぼくが購入したモデルはボタンを押すことにより、風の強さが3段階で選べます。弱中強という3段階になります。
ほとんどのモデルが風の強さをコントロールできると思うので、見た目の違いの他にチェックする項目があるとすれば、バッテリー容量と本体重量です。
もちろん、バッテリー容量が大きい方が長く使えます。2,600mAhというものも多くありましたが、4,000mAhのものもあることに気づき、ぼくはそちらを選びました。
当然、バッテリーが大きくなれば重量も増しますので、気をつけるべき点ではありますが幸いなことにぼくが購入したものはさほど重さは気になりませんでした。ちなみに本体重量は250gです。
ネックファンの使い勝手は?
本番投入するにあたり、エアコンを使っていないキッチンや、直射日光のあたるベランダに出るなどして、2〜3時間くらいの試用をしてみました。
そこから一つ分かったのは、ネックファンというのは文字通り、首周りの扇風機ということです。
ネックファンにどの程度の期待をするかというところとも関係してくるのですが、あくまでも首周りの扇風機なんです。
最初にデメリットぽい話をしてしまおうと思います。
ネックファンのデメリット
あなたがエアコンのない場所で扇風機を使うときのことを想像して欲しいのですが、弱の風ならどうでしょうか? 中なら? 強なら?
暑い部屋の中で弱い風だと、暑い空気がそよそよと動くだけだというのは想像できるでしょうか。中、強と風量をあげていくと、風が当たる部分には涼しさを感じることになります。しかし、それはエアコンのような冷える風ではありません。
さらにいうと家庭用の扇風機のような大きなファンではなく、ネックファンで使われているのは直径数cmのファンです。首周りの扇風機とはいえ、家庭用扇風機のような風の強さを期待してはいけません。
ネックファンのメリット
最初にデメリットを紹介したのは、ネックファンを購入すれば万事快適‥‥というわけではないことを先に書きました。小型だし、あくまでもパーソナルな扇風機ですよ、と。
しかし、自分で試してみたところでは、全く効果がないということも分かりました。
中〜強で使用していると、首周りが涼しくなっているのを感じます。ただエアコンではないので、ひんやりしているという評価ではありません。絶えず空気が動いていて、もわっとする感じが軽減されるといえば分かりやすいでしょうか。
単なる個人的な感じ方かもしれないと思い、念のため、赤外線温度計で身体の表面温度を計測してみました。部屋の中での数値ですが、顔やおでこ、頬など、風があたっていないところは概ね35度台です。
そしてあごの下や首元など、風があたっているところでは31度台を計測しました。風があたっている首の後ろあたりも31度台でした。
つまり身体の表面温度は4度くらい下げる効果があったのです。4度という数字をどうみるかですが、ネックファンのオンオフで確かに顔周りの涼しさの違いは感じるので、確かな効果はあると個人的には思いました。
ただ、パーソナルファンなので、それが劇的な効果かというと、そこは個人の期待によるのかな、というところです。
少なくとも個人的には気休めではなく、あればそれなりの空冷効果は得られそうだと思っています。
注意点としては、直射日光に照らされるような場所だとほぼ無力だと思います。木陰や屋根の下など、日陰で使わないとほぼ効果はなくなってしまいます。これは普通の扇風機を想像しても分かるかと思いますが。
↓でもレビューしていますのでよければご覧ください。ネックファンが動作している動画や、今年流行りのペルチェ素子を使用したネックファンについてちらりと触れたりしています。
▼ネックファンが届いたので試してみた!涼しいの?涼しくないの?(外部サイト)