【コーヒー女子48】神奈川県はティピカ種の甘さを愛しすぎた珈琲女子
年間100種類、500杯以上のコーヒーを飲む日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエKazuです。
コロナ禍の巣ごもり生活をきっかけに自家焙煎珈琲店の開業が増加し、おうちコーヒーを始める方も増えています。
おうちコーヒーの様子をSNSで発信されている方も多く、コーヒー器具を用いて本格的なハンドドリップを楽しんでいる方もいます。
コーヒーについては、男性が情報発信されている方が多いですが、最近では女性も増えつつあります。
そこで今回は、コーヒー好きの女性を取材する新企画「コーヒー女子48シリーズ」です。
コーヒー女子48シリーズとは?
コーヒー女子48シリーズは、全国のコーヒーファン、コーヒーに関する仕事に情熱を注いでいる方、コーヒーマニア、コーヒーが好きすぎてネット販売されている方など、各都道府県の輝くコーヒー女子さんを取材する独自企画です。
コーヒーソムリエの私がご縁をいただいた方のみを取材し、コーヒー女子さん同士でもつながってもらえたら嬉しいです。目標は48人を取材することです。
「コーヒー女子48」第1弾・神奈川県のティピカ女子・なっつさん
ティピカ女子・なっつさんは、コーヒーの品種の一つである「ティピカ種」を愛し、日々コーヒーと向き合う女性です。
毎日ハンドドリップを特訓中で、寝ている時間以外は、ほぼコーヒーのことを考え、
純粋にコーヒーを愛している女性なのです。
そのコーヒーと素直に向き合うティピカ女子・なっつさんをリモート取材しました。
ティピカ女子・なっつさんのプロフィール
趣味:ハンドドリップ、音楽鑑賞
保有資格:コーヒーインストラクター2級
使用しているドリッパー:メリタ・アロマフィルター、キーコーヒークリスタルドリッパー
好きなコーヒー豆:インドネシア(ティピカ種)、ハワイコナなど
目指すもの:喫茶店経営
コーヒーソムリエKazu(以下、Kazu)
ティピカ女子・なっつさん(以下、なっつさん)
Kazu「なっつさん、こんにちは。」
なっつさん「こんにちは、本日はよろしくお願いします。」
Kazu「よろしくお願いします。」
1.コーヒーとの出会い
職員室から漂うコーヒーの香りが毎日の癒しだった
Kazu「まずは、なっつさんのコーヒーとの出会いを教えていただけますか?」
なっつさん「はい、小学生の頃からコーヒーの香りがする職員室前の廊下を行ったり来たりするのが好きでした。職員室で美味しそうにコーヒーを飲む先生達の姿が今でも印象に残っています。職員室のコーヒーの香りは本当に癒しでした。」
「休み時間や放課後になると、職員室でコーヒーが飲める先生達が羨ましかったです。今考えると、子供の頃からコーヒー好きの要素があったんだなと思いますね。」
飲み始めたのは「コーヒー牛乳」から
なっつさん「元々、両親もコーヒー好きだったのでそれを見ていた私も真似してコーヒー牛乳やカフェオレを飲んでいました。」
「最初は牛乳や砂糖をたっぷり入れて飲んでいたのですが、成長するにつれて砂糖なしで飲めるようになり、いつの間にか牛乳もほんの少ししか入れなくなりました。笑」
喫茶店に行くようになってから”ブラックコーヒー”が好きになった
「ちょうどその頃、同じくコーヒー好きの親戚の叔母とよく喫茶店に行く機会があったので、本格的にブラックで飲むようになりました!」
「母は口癖のように、「本当に美味しいコーヒーはブラックでも飲めるよ」と言っていたので割と抵抗なく飲めたのだと思います。
母の言う通り、美味しいコーヒーは嫌な苦味がなく、ほのかな甘みまで感じられたので感動しました!」
カルディのコーヒー詰め合わせ商品で”ハンドドリップ”の魅力に気づく
なっつさん「その後、カルディで『春のコーヒーバッグ』という詰め合わせ商品が発売されていると知り、最初はバッグの可愛さに惹かれて買いに行ったのですが、帰ってから中身のコーヒー粉を抽出してみると…香りの良さに癒されて、ドリップの魅力に気づいたんです!」
「それからが本格的なコーヒーライフの始まりでした!スーパーやネット通販で売っているドリップバッグやコーヒー粉など、ありとあらゆる物を買ってはドリップしました。
そんなある日、とある自家焙煎珈琲店でコーヒーを購入したのですが、開封してから数日で香りや味わいが薄れていると感じました。」
「ネットで調べてみると『コーヒーは豆の状態で保存することが大切』と書かれていてハッとしましたね。その時はまだ豆を挽くミルを買っていなかったため、粉の状態で購入していたからです。」
思い切ってカット式の”電動コーヒーミル”も購入
なっつさん「それから思い切って、カット式の電動コーヒーミルを購入して、毎日挽きたてのコーヒーを楽しむようになりました。
そのうちに、ドリッパーやケトルなど、他のコーヒー器具も少しずつ揃えるようになって今に至ります。」
2.ハンドドリップで意識していること
ハンドドリップをするときは「コーヒーを楽しむ」こと
Kazu「ハンドドリップで特に意識していることはありますか?」
なっつさん「はい、私がコーヒーを淹れる時に心がけていることは、何よりもまず「コーヒーを楽しむ」ことです。もちろん、美味しいコーヒーを淹れるためには技術的なことも必要ではあると思うのですが、基本的なポイントを押さえれば、肩肘張らずに香りを楽しみながらドリップすることが大切だと考えています。」
「『好きこそ物の上手なれ』ということわざがありますが、まさにその通りだと思います。笑」
”精製方法”で飲み比べを楽しむ
なっつさん「主な2種類の精製方法(ウォッシュド・ナチュラル)は実際に淹れて飲むことで、違いがハッキリと出たりするので面白いと感じています。
特にナチュラル精製のものは独特の発酵臭がするので分かりやすいと思います。」
3.コーヒー豆(ティピカ種)について
なっつさん「ティピカ種を好きになった理由ですが、インドネシア・バリ神山ハニーという豆を自家焙煎珈琲店で購入して淹れてみたところ、甘〜い香りとコクが口いっぱいに広がって幸せな気持ちになったんです。調べてみると、商品情報にティピカ種と書いてあってティピカ種ってこんなに甘くて美味しいんだ!と気づいたのがきっかけです。」
「ティピカ種は栽培から収穫まで約4年かかるため、生産維持にコストがかかり、高級品種として扱われているのを知りました。」
4.なっつさんにとって「コーヒー」とは?
自己肯定感が上がった
Kazu「詳しく話していただきありがとうございます。なっつさんにとってコーヒーとはどのような存在ですか?」
なっつさん「はい『喜びを2倍に、悲しみを半分にしてくれる親友のような存在』だと思っています。
あるとき、自分に自信がなく「どうせ自分なんか…」と思う時期がありました。しかし、コーヒーを淹れるようになってからは、状況が変わったのです。こんな自分でも美味しい一杯を淹れられるんだ!と思えるようになり、そのときから自己肯定感がしだいに上がっていきました。」
何事もポジティブに考えられるようになった
なっつさん「コーヒーを趣味にしてから気持ちが前向きになり、色々なことに挑戦してみよう!と思えるようになりました。」
「記事を読んだ方が少しでも、コーヒーに対するイメージが「苦み」から「甘み」に変われば良いなと思っています。コーヒーを飲んで、少しでも皆が穏やかな気持ちになって平和な世界になれば良いなと願っています。」
5.コーヒーインストラクター2級を取得
Kazu「今後、コーヒーについてどのような活動予定でしょうか?」
なっつさん「はい、5月に行われたコーヒーインストラクター2級検定に合格したので、基礎的な知識をより深めようと勉強しています。」
「その一環で世界各国の産地ごとに飲み比べもしたりして、香りや味わいの違いを楽しんでいます!レトロな純喫茶の雰囲気が大好きなので、将来、喫茶店経営を夢見ています。」
コーヒーへの愛情は誰にも負けない
Kazu「最後にコーヒーへの情熱など、一言よろしくお願いします。」
なっつさん「はい、コーヒーへの愛情は誰にも負けない自信があります。今後も日々、コーヒーを飲んで感じたことや魅力などをTwitterで発信していきたいと思っています!
私のツイートを見てくださった方が、少しでもコーヒーについて興味や関心を持って頂ければ幸いです!」
御祖父様の想いを受け継ぐなっつさん
Twitterでは、御祖父様の想いを語っていたなっつさん。
今後もTwitterでコーヒーに関する情報発信を続けるとのことです。
おわりに
大好きな叔母様のことも話していただきました
なっつさん「最近、叔母が亡くなり、とてもショックでした。叔母は喫茶店によく連れて行ってくれて、コーヒーの美味しさを教えてくれた恩人です。
叔母の分までこれからもコーヒーを愛して、極めていくという誓いを新たにしたので、頑張っていきたいと思います。」
Kazu「この度は、たくさんのお話ありがとうございました!」
なっつさん「こちらこそありがとうございました!」
※写真の一部はティピカ女子・なっつさんにご提供いただきました。
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