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【土浦市】これが本当の隠れ家!住宅街の古民家を改装したデザイナーズ空間をリーズナブルに1棟貸し切りに

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

都内を中心に活躍する空間デザイナーの鎌田将太さんが、土浦市に一棟貸の別荘(ヴィラ)「No.3 Tsuchiura」(ナンバースリーツチウラ)をオープンさせました。

場所は、土浦市千鳥が丘町。

「え、こんなところに?」という丘の上の住宅街、しかも奥まった場所にあります。

くねくね道を通って細い路地のさらに奥へ

「三夜下」バス停、「のぞみキリスト教会」の看板を目印に右折して坂を上っていきます。
「三夜下」バス停、「のぞみキリスト教会」の看板を目印に右折して坂を上っていきます。

「茨城県土浦市千鳥が丘町1-14」。カーナビにそう設定すると、土浦駅からは車で約8分の表示です。土浦駅を阿見町方面に向かって国道125号線を車で走っていくと少し急な坂が右側に見えてきます。

カーナビゲーションではこの右側の道を示しますが、コンパクトカー以上の大きい車は難しいかもしれません。その先に比較的広めの道がありますのでそちらがおすすめです。

こちらがその先の比較的広めの道路。小松坂下を荒川沖方面に向かって最初の信号「小松三丁目西」を左折するルートもあります。その場合は小松町公民館手前の道を左折します。

三夜下からのルートの場合でも、小松三丁目西交差点からのルートの場合でも、ジグザグ道や坂をのぼりきると、一軒家が点在する住宅街が広がります。

「No.3 Tsuchiura」は、民家の間にひっそりと佇む貸別荘。同じ住所が何件かありますので、最後は写真の黒い外観の建物を目指していきます。

(駐車場は写真のように建物前1台分と裏側に1台分があります)

建物内に入る前から「やっと見つけた!」という達成感を味わえるかもしれません。

「これが本当の隠れ家だ」と実感するほどの隠れ家、いえ自分や仲間たちだけが知っている秘密基地のような特別感です。

「No.3 Tsuchiura」は、1棟を完全貸し切りで利用できる別荘。建物の中には予約後にメールで暗証番号が送られてきて、タッチキーで施錠開錠ができます(赤い丸で囲んだ部分)。

高級リゾート地の別荘を思わせるモダンな空間!

建物に入ると「え、ここ土浦だよね?」と錯覚を起こしてしまうほどの非日常感。

海とか高原とかそういうくくりではなく、北欧の人々が好むリゾート地ってこんな感じだろうなぁと思えるような海外のようなセンスが楽しめ、開放感に満ちています。

建物中を見て回りたい気持ちを抑えて、入室したらまずはチェックイン手続きを。

玄関付近に設けられたタブレットで操作ができるので、画面に表示される指示に従ってチェックインを済ませます。

建物内はwi-fi環境が整っていて、リビングに掲げられたテレビにbleutoothを連動させると音楽や動画鑑賞も楽しめます。

広々としたソファで寛ぎながらゆっくり過ごすのもいいですし、家族や友人が集まってのお泊り会なら飲み物や食事を買い込んで楽しむのにも最適です。

オプションメニューになりますが、暖炉も利用できます。

火のゆらぎを見ているだけで心が安らいでくるので、冬のおこもりの際には本当におすすめです。

こちらがキッチンの全景。大きな窓から降り注ぐ自然光がとっても気持ちの良い空間です。

キッチンには、大きな冷蔵庫や電子レンジ、包丁やまな板、フライパン、鍋などの調理器具や食器類もひと通り揃っています。

車で5分くらいの場所には地元の生産者さんが作る野菜などを販売する「JA水郷つくば」や全国展開で有名な「業務スーパー」もあります。

みんなで飲み食いしながら料理を作るのも楽しい思い出になりそうです。

1階に併設されたウッドデッキにはBBQ設備もあるので、天気の良い日は屋外でBBQを楽しむことも。

ベッドルームは1階と2階にあります。

こちらは1階部分のベッドルーム。

お腹いっぱいに食べてうとうとした時やお昼寝に。

2家族で利用する場合には、別々のベッドルームで過ごすのも一案です。

「暮らすように泊まる」を楽しめる、充実した付帯設備

無人の別荘スタイルでありながら、ホテルのように設備が整っているので手ぶらで訪れられるのも魅力です。

光の差し込むバスルームには浴槽があって足を伸ばして浸かれるのもうれしいかぎりです。

シャンプーやコンディショナー、ボディソープ、ドライヤーも完備されています。

※バスタオル、フェイスタオルは利用する人数分が用意されます

洗濯機や洗剤、物干台もあります。

ゴルフやサイクリングでひと汗かいた後にさっと洗うのに便利です。

玄関にはサイクルフックが備え付けてあります。

リビングやキッチンからも眺められる場所にあるので、愛車を愛でながら食事をしたり、グラスを傾けることもできます。

2階の和室は顔ぶれや目的によって使い方もそれぞれ

「No.3 Tsuchiura」は2階建て構成。キッチン脇の階段を使って2階を往来できます。

2階に上がると広々とした和室があります。

やわらかな光が差し込む障子窓がとってもモダンです。

4人以上で利用する場合には押入に布団が用意されているので、寝室として利用するのもいいですし、子どもの遊び場としてや畳に寝そべりながら読書をしたりなど使い方、楽しみ方は自由自在です。

※シーツやまくらカバーは利用する人数分が用意されます

和室の奥にベッドルームがあります。

やわらかな光が差し込み、朝気持ちよく目覚められそうです。

2階からの眺めは格別!土浦の景色を一望できます

2階の柱には「Take a picture」と書かれたプレートがあり、その場所に立ってみると写真に収めたくなるような絶景が広がっています。

手前の瓦屋根はなんと神社です。こちらには土浦市の文化財が保管されていて、建物自体にも歴史があります。

その先には土浦市街の眺めが広がり、霞ヶ浦や筑波山も見渡すことができます。

春の時期は手前の畑に菜の花が咲いて一面黄色の絨毯に。秋のイチョウの眺めも格別です。

階段を上がってすぐ右からの眺めも素敵です。

QRコードをスマートフォンにかざすと改装前の様子を垣間見ることも

写真スポットを示す以外に建物の柱にはさまざまなサインプレートが掲げられています。

1階の玄関付近のサインプレートは、改装前の古民家の様子を写真で見ることのできるQRコード付きです。

今でこそモダンな空間ですが、改装前は「ザ・民家」。

田舎の親戚の家を訪れたような古めかしい家がこんな素敵な空間になるなんて本当に驚きです。

2階の和室の入口のサインプレートもスマートフォンをかざすと、改装前の和室の様子を見ることができます。

こちらが改装後(After)。

こちらが改装前(Before)。

同じ空間なのにまったく別のようです。デザイナーさんのセンスと思い切りに脱帽です。

この方が「No.3 Tsuchiura」のオーナーで、かつ空間をデザインした鎌田将太(かまだしょうた)さん。

都内の飲食店や美容室など、多くの商業施設の空間デザインを手がける株式会社Isoe(イソエ)の代表でもあり、おしゃれな空間づくりに定評のあるデザイナーとしても活躍しています。

「都心から電車や車で1 時間ほどの近場にありながら、ノスタルジックな空気感が楽しめて、美しい景色に癒されます。地元の方々には仲間で集う場所として気軽にご利用いただきたいですし、遠方の方には『近場リゾート+Home hotel(ホームホテル)』をぜひ体験してほしい」と、鎌田さん。

宿泊料金は1名9000円からで、最大12名まで泊まれます。

自分の秘密基地として本当は誰にも教えたくないくらいですが、この特別感はぜひ味わってみてほしいです。

住宅街の中の隠れ家。

自分たちの別荘を訪れるように、ホテルのように。

この楽しみ方、きっとハマりますよ。

施設情報
No.3 Tsuchiura CYCLE/HOME/HOTEL
住所:茨城県土浦市千鳥が丘町1-14 MAP
電話番号:03-3346-8383(9:00~18:00)
チェックイン15:00~/チェックアウト11:00
駐車場:あり(最大2台まで)
ホームページ:https://www.no3tsuchiura.com/
Instagram:no.3_tsuchiura

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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