姫路市山田町、田園地帯の中にある「pasta sorriso」さん。

米粉ブレンドのもちもち生パスタを、イタリア・フィレンツェの家庭の味で楽しめるそうです。

地元の新鮮な野菜や卵などをふんだんに使った地産地消のイタリアン。

生パスタ目当てで遠方から訪れる人も多いというフィレンツェの家庭料理の魅力を紹介します。

田んぼの中に突如現れるお洒落なレストラン

姫路駅から車で30分ほど、緑があふれる郊外にある「pasta sorriso」さん。

お店のある山田町や近隣の船津町などで農業を営む「小川農園」さんのレストランです。

イタリア・フィレンツェ出身の奥様と作り上げたパスタが絶品。

パスタに使う米粉は地元山田町のお米を使用しています。

卵や野菜なども姫路近郊の食材を使って地産地消にこだわっているそうです。

ガラス張りの店内は明るく、緑がまぶしい！

天井や柱には姫路産の富栖杉や宍粟杉が用いられていて、ここでも地産地消です。

ウッドとグリーンに囲まれてのランチとは、なんて贅沢な時間なのでしょう。

ランチのセットは4種類です。

具入り生パスタか生パスタのセットと、それぞれのパスタにメイン料理付きのセットがあります。

今回は具入り生パスタとメイン料理付きのBセット（2,470円）、生パスタとメイン料理付きのDセット（2,370円）をいただきました。

新鮮な野菜たっぷりの「農家のサラダ」

どのセットにも含まれている「農家のサラダ」、濃いグリーンが鮮やかです。

みずみずしいサラダの野菜も近くの農園で採れたものを中心に。

採れたての新鮮な野菜は味が濃く、噛むたびに甘さとほろ苦さが交互にやってきます。

チーズとオリーブオイルのシンプルな味付けが野菜の旨味を引き出しています。

トマトがちょうどいい熟れ頃です。

昔おじいちゃんの畑で採れたてを頬張ったときのトマトの味を思い出しました。

ほんのりとトマトの青臭さが美味しく、甘酸っぱいトマト本来の味です。

米粉で作った具入りパスタ

こちらが、お店周辺に所有している田んぼでとれたお米を使っているパスタ。

もちもちでやわらかく、弾力も感じられます。

パスタ専用のお米は何度も試行錯誤し、やっとできあがったそうです。

具入りパスタのメニューも充実しています。

おなじみのラザニアやラビオリの他に、トルテリーニというちょっと珍しいパスタがありました。

ぷっくりかわいいかたちの中には豚肉が入っています。

チーズの塩味が印象的で、あっさりしながらもコクのある豚肉との相性は抜群！

豚肉の肉汁とチーズ、パスタのもっちり感がたまりません。

トルテリーニなど具入りパスタは、奥様の出身地フィレンツェでは家庭の味としてよく食べられているそうです。

アマトリチャーナは旨味の濃いピリ辛味。

具入りパスタ、生パスタは隣接する工房で作られています。

パスタの製造は、本場の味に近づくようイタリアから調達した機械を使っているそう。

米粉はお米の品種や製粉方法もこだわる、小麦粉はパスタに合う加古川産の小麦を使うなど、すべてにおいて妥協を許さない姿勢で取り組んでこられました。

生パスタの美味しさの秘密はそこにあったようです。

メイン料理はどれも美味しそう！

メインの料理は3種類。

お米のコロッケやソーセージの中から、今回は「アリスタ」をチョイスしました。

豚肉にハーブで味付けし、オーブンでじっくりと焼き上げてあります。

しっとりと美味しい豚肉は姫路のブランド「桃色吐息」。

パサつかずやわらかい豚肉は食べごたえがありました。

ハーブの効いたシンプルな味付けですが、豚肉の旨味がしっかり感じられます。

付け合わせのポテトもホクホクで美味しい！

ポテトだけ単品でオーダーしたいぐらいのお気に入りです。

最後にドルチェとアイスコーヒーをいただきながら田園風景を眺め、ゆったりと美味しい時間を過ごせました。

「帰りし」にはもう次回を考えてしまうほどハマる

生パスタやオリーブオイル、スナックパスタなどを販売しています。

美味しさの余韻に浸りたくていくつか購入して帰りました。

次は絶対にラザニアを食べます！

※帰りし……帰るとき