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【藤沢市】あそこは一体何のお店?鵠沼にある不思議な雰囲気漂う一軒。気になるその店内は・・・

ころんころライター(藤沢市)

小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩2分。

美容室のような・・・画廊のような・・・飲食店のような? 以前からちょっと気になっていた、不思議な雰囲気が漂うお店に入ってみました。

そっとお店に入ると、古箪笥の上には器や雑貨がいっぱい。上品であたたかい店主が出迎えてくれます。

ここは、隠れ家のような器屋さん『うつわ屋 糺の森(ただすのもり)』

あまり聞きなれない店名は、店主が大好きな京都府の賀茂御祖神社(下鴨神社)の境内にある世界遺産「糺の森(ただすのもり)」からつけたのだそうですよ。

取材日は、鎌倉土産で有名な「鎌倉彫」なども展示されていた
取材日は、鎌倉土産で有名な「鎌倉彫」なども展示されていた

店内にならぶ器は、すべて店主が調達したお気に入りのものばかり。お手頃なものだと数百円からあり、高くても3万円ほどなのだとか。

若い人にも人気なガラスの器は500円台から販売。写真下段の淡い紫色をした「蕎麦猪口(そばちょこ)」と「丸皿」は、どちらも1000円台。セットで買えば、幅広い用途で使えそう。

大胆に椿の花が描かれた、九谷焼の深盛鉢(赤地健さん・赤地径さん作)
大胆に椿の花が描かれた、九谷焼の深盛鉢(赤地健さん・赤地径さん作)

日常使いに向いた漆器も販売
日常使いに向いた漆器も販売

人気商品をうかがうと、寒い時期はお鍋がよく出ますとのこと。店内中央のテーブルには、天保3年創業・伊賀焼の窯元「長谷園(ながたにえん)」の商品が顔をそろえていました。

ガス直火OKの炊飯土鍋「かまどさん」や「ビストロ土鍋」など個性派土鍋が大集合(価格はサイズにより変動。目安は1万円前後)。

ユニークな形をした「アヒージョパン(3,850円)」は、蓄熱力抜群な小ぶりの土鍋。キッチンからそのまま食卓に持っていける優れものです。

そして店内奥の棚には、作家さんの器がいっぱい。店主が石川県の「九谷焼」好きとあって、食卓を華やかにみせてくれる「九谷焼」が多く並びます

商品によってはお取り寄せも可能。「気になるものがあれば、気軽に声をかけて下さい」と店主。

蓮の花を描いた、アンティーク感もある湯呑(北野敏一さん作)
蓮の花を描いた、アンティーク感もある湯呑(北野敏一さん作)

器以外にも、他のお店ではなかなか買えない珍しいアイテムもありますよ。

石川県加賀市で作られた「加賀棒茶(60g860円)」をはじめとしたお茶や・・・

美しい友禅染めが人気の「白雪ふきん(450円)」は、綿や麻よりも吸湿性と放湿性に優れた長く愛用できるふきん。デザインも豊富で、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。

全ての商品がクラシカルな印象ですが、どれも機能的でこだわりの詰まったものばかり。

何屋さんなのかな?と気になっていたお店は、こだわりの商品とゆるやかな時間が魅力の器屋さんでした。

『うつわ屋 糺の森(ただすのもり)』は、一度お店に入ってみると、ついつい誰かに教えたくなる1軒ですよ(こうしてみなさんにお伝えしちゃいました。笑)。

さぁ、いつもの風景に彩りと豊かさを演出してくれる特別な器を探しに、鵠沼海岸へ足を運んでみませんか?

基本情報
店名:うつわ屋 糺の森
住所:藤沢市鵠沼海岸2-6-4
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩2分
電話:0466-51-3833
駐車場:無し(近隣にコインパーキング有り)

公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『うつわ屋 糺の森』の公式サイトをご確認ください。

取材協力 うつわ屋 糺の森 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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