【藤沢市】開けてびっくり食べて美味。江ノ島銘菓に隠された、どこまでも続く江ノ電愛と絶品もなか
先日、久しぶりに食べた「江ノ電もなか」。これが実に美味しくて...。
というわけで、今日は「人気の観光土産とは知ってるけれど、実はまだ食べたことがない」という方のために、神奈川県指定銘菓の「江ノ電もなか」をご紹介します。
ここは、江ノ島『龍口寺(りゅうこうじ)』前の交差点。写真右手側に「江ノ電もなか」を販売する、創業200年以上の老舗和菓子店『和菓子司 扇屋(おうぎや)』があります。
江ノ島電鉄「江ノ島駅」からだと歩いて3分ほどの場所。お店の前を江ノ電が行き交います。
店頭まで行ってみましょう。
何度訪れても見入ってしまうこの外観。
お店の壁に、江ノ電車両の先端部分がすっぽりと埋まっています。見るからに写真を撮りたくなるフォトスポット(笑)、江ノ島に来たらぜひ立ち寄りたい1軒です。
こんな昔懐かしい空気漂う『和菓子司 扇屋』には、江ノ電に関するパーツがいっぱい。どれもみんな江ノ島電鉄から譲り受けた本物で、もはや小さな江ノ電記念館。
お店の店主は杉並さん。取材でもプライベートでも、いつもにこやかに出迎えてくれます。
週末ともなるとお客さんがひっきりなしに訪れる人気店ですが、その半数は地元の方と話す杉並さん。立ち寄るとなんだかホッとする場所なんですよね。
この日のショーケースには「わらびもち(130円)」や「消難まんじゅう(100円)」、それから「片瀬まんじゅう(100円)」などが並んでいました。5月頃にはかしわ餅も加わりますよ。
そして、一番目立つところに「江ノ電もなか」がありました。言わずと知れた名物土産です。
この「江ノ電もなか」には、6種類の餡が用意されています(1本150円)。写真のような箱入りの商品もありますし、お好みのものを単品で購入することも可能です。
青電:ゴマの入った胡麻餡
赤電:梅肉の入った梅餡
新電:ゆずの香りのゆず餡
チュコ電:こしあんに求肥の入ったもの
江ノ電:つぶあんに求肥の入ったもの
新型車両:抹茶の入った抹茶餡
今回は、写真に写る箱入りの「江ノ電もなか(10本入り/1,500円)」を開けてみます。
まず目が行くのは包装紙。ぐるりと一周江ノ電の路線図と沿線案内が描かれています。こんなお土産を受け取ったら、江ノ電に乗りたくなりますね♪
その包みをあけると、箱にも江ノ電の路線図が。この箱も可愛いの!
実は横から見ると車庫になっていて、小窓からは車両(「もなか」)がのぞいています。
さらに「もなか」が入る個別の箱にも切符や車両がデザインしてある徹底ぶり。乗り物好きな男の子が喜びそうな和菓子ですよね!大人の私でさえ、食べたあとしばらくは箱を捨てられません…。
そして「もなか」にも「え・の・で・ん」の文字が。もう、どこまでも続く江ノ電愛(線路は続くよどこまでも的な...笑)。写真にはありませんが、箱に入っている挨拶文にも江ノ電が描かれていました。
そんな「江ノ電もなか」は皮がサクサクっとした心地よい食感。それぞれの餡も老舗ならではの抜群の美味しさです。1本のサイズが10センチほどなので、2~3本ペロッと食べられますよ。
とくに求肥がはいった「つぶあん」と「こしあん」は、なんだかとても懐かしい味わい。個人的にはさっぱりした風味のゆず餡も好きかな。各餡2本ずつ(抹茶餡以外の5種)入っているので、食べ比べも楽しめます。
今日ご紹介した『和菓子司 扇屋』の「江ノ電もなか」は、実店舗のみでしか買えない商品。そのプレミアム感も、江ノ島土産に選ばれる理由ですよね。
箱の包装紙から口に入る「もなか」まで、深い深い江ノ電愛が込められた、地元民からも愛される銘菓「江ノ電もなか」のご紹介でした。
基本情報
店名:和菓子司 扇屋
住所:藤沢市片瀬海岸1-6-7
アクセス:江ノ島電鉄「江ノ島駅」より徒歩3分
電話:0466-22-3430
駐車場:無し(近隣の有料駐車場をご利用ください)
※詳細は『和菓子司 扇屋』へお問い合わせください。
取材・撮影協力 和菓子司 扇屋 杉並 様
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