「油そば」が美味しい「地下の料理屋」は、JR「藤沢駅」南口から徒歩5分ほどのビルにあります。

「ハム・ソーセージ直売所」と書かれたのぼり旗を横目に階段を降りると…

『しぇんろん』と書かれた1軒のお店に行き当たります。こちらのお店の名前、どこかで聞いた覚えがありませんか？

2022年10月25日に掲載した「湘南ポーク・オリーブプレミアム」という藤沢ブランド豚肉の専門店『ハム・ソーセージ工房 青空ミートハウス』をご紹介した際、オーナーの羽鳥さんが経営する飲食店として、少しだけ触れた料理屋さんです。

そのため『しぇんろん』の入り口は「ハム・ソーセージ直売所」となっており『青空ミートハウス』で販売している商品が購入できるようになっています（小売り販売は14:00から、飲食営業は17:00〜22:00L.O.）。

さらにその横のショーケースには「りんごの北欧焼き」と書かれたケーキ？が並んでいました。これもちょっと気になりますね。笑

『しぇんろん』は、軽いお食事からお酒に合うお料理まで、心温まる本格メニューをそろえるお店。とても家庭的で落ち着いた空間のため、女性ひとりで食事に訪れるお客様も多いと羽鳥さんは話します。

アルコール類は「神亀酒造」の純米酒（日本酒）を中心に、ビール、焼酎、サワーなど。女性が飲みやすいお酒も多数用意しています。

そして藤沢産野菜などを使ったお料理は、小鉢が300円前後、1品料理も500円前後と本当に良心価格（先付けは2品380円もしくは5品680円）。店主の厳しい目利きによって仕入れるお刺身は、基本的に全て天然ものをそろえるこだわりです。また貴重な「湘南ポーク・オリーブプレミアム」を使った「ソーセージ（550円）」「ロースとんかつ（1,250円）」は、素材の美味しさを楽しめるメニューですよ。

今回は『しぇんろん』で最も人気な「油そば（1玉750円）」と、先ほどの気になる「りんごの北欧焼き（1カット400円）」をご紹介します。

どうでしょう...？
シンプルながら、見るからに美味しそうですよね。

...これが実に美味しいのです。
しかも750円というサービス価格なので、お財布を気にせず食べられます。笑

1995年の創業以来、試行錯誤を繰り返しながら作り続けてきた『しぇんろん』の「油そば」。国産小麦の全粒粉を使用した弾力のある麺と、化学調味料を使わず胡麻の風味豊かに仕上げられたタレは、足柄上郡中井町の「有限会社 金子製麺」に協力を依頼し製造しています。

「油そば」と聞くと、ぎとぎととした油っぽい麺を想像しますが『しぇんろん』の「油そば」は味全体に深みがあり、魚粉の香りも効いたとても食べやすい1杯（お蕎麦にも近い風味かも）。具は「湘南ポーク・オリーブプレミアム」のハムや青菜、ネギなどで、添えられた2種類のオリジナル万能調味ラー油「ふりふり（辛みの『赤』と、旨みとコクの『黒』）」を使い、味変を楽しみながらいただきます（私は10分とかからず完食しました。笑）。

実は藤沢市の「ふるさと納税返礼品」にも指定されている『しぇんろん』の「油そば」。店頭では1セットから小売販売もしています（麺1玉と調味料がついて1セット350円）。また、お店の公式 ホームページ（外部リンク）内オンラインショップからも購入が可能ですので、おうちでゆっくり味わいたい方は、ぜひ小売販売やお取り寄せをご利用くださいね。

そして「りんごの北欧焼き」がこちら。

「これはね、ケーキというカテゴリーのメニューではないのです。お酒との相性を考えた『おつまみ焼菓子』です」と話す羽鳥さん。材料は国産小麦の全粒粉や青森県産の「葉とらずりんご」、きび糖、こめ油など。バターは不使用で、生地を膨らませるための材料には重曹を使用しています。

北欧料理のような素朴な味わいで、りんごとシナモンの風味が調和した「りんごの北欧焼き」。見た目はシフォンケーキやフルーツケーキのような印象ですが、口にすると想像以上にジューシーでみずみずしい食感に驚かされます。

この「りんごの北欧焼き」について「当店の純米酒ともよく合います」と話す羽鳥さん。たしかに…その組み合わせは最高かも（取材でなければ飲んでいます。笑）。こちらも先ほどの「油そば」と同様、店頭販売ほか公式ホームページからも購入が可能です。

今日ご紹介した『しぇんろん』の「油そば」と「りんごの北欧焼き」。美味しさの秘密は、素材へのこだわりと、調味料に至るまでオリジナルの味を追求しているところにありました。一度味わえば、ネットで次々と売れていく理由がわかると思いますので、ぜひご賞味を。

～未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから～