Yahoo!ニュース

どの通行人も窓から中を覗き込む「怪しさ100%の新しいパン屋」人気は「風味豊かな牛乳パン」藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

今年9月、藤沢市から大和市へと続く国道467号線沿い『タカハシ 亀井野店』の近くに、「怪しさ100%の新しいパン屋」がオープンしたのをご存じですか?

写真手前のグレーのお店(写真奥に写るのは『タカハシ 亀井野店』)
写真手前のグレーのお店(写真奥に写るのは『タカハシ 亀井野店』)

見ての通り「かがまないと入れない」謎に小さな入口(頭上注意!)。さらにその先は薄暗く、写真の距離でも中のようすをうかがい知ることはできません。しかも看板らしきものもなく、入口の横に『HARUKOU(ハルコウ)』と書かれた小さな表札が出ているだけ。通りすがる人は「ここは一体何屋さん?」とみんなのぞき込んでいきます。

意を決し、その小さな入口から中に入ると…

『HARUKOU』の店内
『HARUKOU』の店内

そこには非日常のファンタジー空間がありました。優雅なクラシック音楽とともに店内を包み込む香ばしい香り。陳列棚には個性豊かなパンや焼き菓子が並びます(まるで絵本の世界のよう…)。呆気に取られている私に「ようこそお越しくださいました」と声をかけてくれたのは、17年間パンの製造に携わってきた経歴を持つ店主・渡辺さん。「『森の中の隠れ家パン屋』を思わせる世界観をより一層引き出すため、入口のドアを小さくし、薄暗い照明や壁紙、ボリュームのあるドライフラワーなどにもこだわりました」と話します(怪しさ100%なんていう失礼なタイトルをつけて申し訳ございません。汗)。続けて「商品作りは素材にこだわりました。優しい甘さや豊かな香りが魅力の『春よ恋(北海道産)』や、味の濃さが特徴の『キタノカオリ(北海道産)』を使い分け、パンや焼き菓子をお作りしています」と言います。

「ていねいな接客とていねいな商品作り」をコンセプトにしていると話す渡辺さん(写真左)
「ていねいな接客とていねいな商品作り」をコンセプトにしていると話す渡辺さん(写真左)

それではさっそく『HARUKOU』の商品を見ていきましょう。

お店の看板商品「牛乳パン(200円)」
お店の看板商品「牛乳パン(200円)」

おつまみにも最適な「タコスチーズ(200円)」
おつまみにも最適な「タコスチーズ(200円)」

香りも楽しめる「バジルポテト(250円)」
香りも楽しめる「バジルポテト(250円)」

野菜もしっかり入った「メンチカツバーガー(350円)」
野菜もしっかり入った「メンチカツバーガー(350円)」

ギフトにも最適な「パウンドケーキ(1本900円/1カット200円)」
ギフトにも最適な「パウンドケーキ(1本900円/1カット200円)」

ボリューム満点の「マリトッツォ(フルーツにより250円~350円ほど)」
ボリューム満点の「マリトッツォ(フルーツにより250円~350円ほど)」

ほかにも種類はたくさんありますが、お店の雰囲気も楽しんでいただきたいので、あとはぜひお店で手に取りご覧くださいませ...。今日は2つの看板商品をピックアップしてご紹介しますね。

1つ目は、開店から2時間ほどで完売してしまうことも多い「牛乳パン」。

「ミルクの自然な味わいと香りが楽しめるシンプルなパンを作りたい」という渡辺さんの思いから誕生したこの商品。取材時、焼き上がったばかりの「牛乳パン」を撮らせていただいたので、写真多めでその質感をお伝えします。

いかがでしょう?

少量の塩と砂糖、イースト、そして等級の高い小麦とコクのあるミルクをたっぷりと使用し、しっとりとした食感に仕上げた「牛乳パン」。香ばしくきつね色に焼かれた表面の内側には、まるで赤ちゃんの肌のように水分を多く含んだ柔らかな生地が隠れていました。水を一切使わないため、噛めば噛むほどに口いっぱいに広がるぜいたくなミルクの風味。無駄な甘さはなく、素材本来の美味しさだけが詰まっています。子どものおやつにも最適ですし、サンドイッチにもおすすめですよ。ちなみに、焼き立ての「牛乳パン」の味は「美味しい」以外表現する言葉が見当たりませんでした。笑

続いてもう一つ、牛乳パンの仲間を紹介「5種類のベリーブレッド(330円)」。

先ほどの「牛乳パン」から派生した生地に、クランベリー・カシス・チェリー・ブルーベリー・ブドウを練り込んだ甘酸っぱさにキュンとするひと品。食べる前は「お食事系のパンかな?」と思いましたが、午後のティータイムに添えても◎。ハチミツや、スコーンなどに合わせるクロテッドクリームとの相性も抜群のパンです。

こだわりをたくさん詰め込んだ独特の世界観も楽しめる新しいパン屋『HARUKOU』。「今後はもっと商品を充実させていきます」と話す渡辺さん。日々の商品情報はお店の公式Instagram(外部リンク)で配信していますので、ぜひフォローの上、足を運んでくださいね。営業日は金曜日と土曜日のみ、営業時間は10:30〜15:00です。念のため申し添えておきますが、入店時は頭上注意ですよ。笑

基本情報
店名:HARUKOU(ハルコウ)
住所:藤沢市亀井野3275-1善行ビル102号
アクセス:小田急江ノ島線「線善行駅」より徒歩15分
営業日:金曜日、土曜日
営業時間:10:30〜15:00
電話:080-3599-2044
メール:haruno-ko@softbank.ne.jp
駐車場:店の横に1台(お店の裏に軽専用のコインパーキングもあります)

公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『HARUKOU』の公式サイトをご確認ください。

取材・撮影・校正協力 HARUKOU 渡辺 様
※HARUKOU様のご協力により、撮影用商品を無償でご提供いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

【関連情報・善行&六会エリア】
一番手間のかかる人気ランチ
駅前直売所八〇八
豪華な店内にビビる寿司屋の限定ランチ
やよい鮨 六会店
平日ランチが断トツお得な寿司屋
がってん寿司 藤沢店
市場の中に生ハム製造工場が?!
Shoko-Tei
朝採れ野菜のピザが食べられる農家レストラン
畑のキッチン

ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

ころんころの最近の記事