昨年12月、「地鶏と魚介の深遠なる旨味。基本にして至高の一杯」こと「醤油RAMEN」をご紹介した小田急江ノ島線「本鵠沼駅」近くの『うずとかみなり』。参考記事：初来店時に高確率でひるむ「異様なオーラを放つ扉」の「ラーメン店」その店内は「さらにビビる」藤沢市

実は…

取材アポを取るために、半年間いく度もお店に足を運んだ筆者。ですがいつ訪れても満席のようすに取材依頼を断念。一度は店主の大西さんと入口のドアの前で鉢合わせになったこともありましたが(笑)、それでもお声がけできずにいました（もはやただのビビり）。というわけで念願叶っての入店です（祝）。

そんな本日は「平日の奇数日限定」という少々変わり種のエスニックラーメン「雷SOBA（かみなりそば／1,350円）」に注目します。大西さんが「どこにもない味です」と話す「雷SOBA」、一体どんな“ラーメン”なのでしょうか。

パクチー・紫キャベツ・肉味噌・レモン・温玉などが乗った彩り鮮やかな「雷SOBA」。ぱっと見は「カレー」のように見えるため、「ラーメンです」と言われるとちょっと不思議な感じがします（しかも名前は「雷SOBA（そば）」）。

厳選した天然素材（「鹿児島県産黒さつま鶏」「瀬戸内産煮干」「北海道産天然羅臼昆布」など）をそれぞれ最適の温度・時間で炊いて急冷・熟成させただしに、豆板醤やナンプラー、にんにくやスパイスなどが交じり合った「ラーメン」としては嗅いだことのない香りが辺りを包み込みます。

まずはスープをひと口。

スパイシーで美味しい！

どこか南国っぽさも秘めた「個性的で刺激的」な味わい。「辛味・酸味・旨味」が一体となっているのですが、優先するのは間違いなく「旨味」（だから美味しい）。甘辛く濃い目に味付けされた肉味噌もコクがあり「ご飯ください！」と言いたくなります(笑)。子どもには辛いですが、大人には余裕の辛さ。温玉やレモン、パクチーも添えられているので味に変化もつけられます。

具をよけてみると、もちっとした平打ち太麺が出てきました。麺自体は「ラーメン」の麺ですね。

「醤油RAMEN」と比較するとかなりボリュームを感じる「雷SOBA」ですが、掘れば掘るほどいろんな具（アサリも入っていました）が麺に絡み合い、女性でもペロリと食べられてしまう量。大西さんは「スープに白飯を入れて完飲される方もいますよ」と言います（やはり！）。絶対美味しいと思いますので、お腹にゆとりのある方はぜひお試しを。

クラシックな「醤油RAMEN」から独創的な「雷SOBA」まで。「ラーメンってこんなに世界が広いんだ」と教えてくれた『うずとかみなり』。他の追随を許さない大西さんの飽くなき探求心の一杯を楽しみに、ぜひ一度足を運んでみてくださいませ！ ※お店の最新情報は公式 Instagram（外部リンク）で配信されます。ぜひフォローし情報をチェックしてくださいね。