「ラーメン屋の看板」を出す「謎過ぎる“カフェ”」次々と吸い込まれる客の手には「意外な物」が!藤沢市
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開店・閉店・移転etc。常に新しい情報をいち早くキャッチすることを求められる地域ライターですが、そんな情報に埋もれた地域の逸品・名店・史跡・謎・不思議...を見つけた時の喜びをシェアしたい筆者ころんころです。
そんな本日のお店は、大和市や綾瀬市にもほど近い、小田急江ノ島線長後駅から徒歩2分のこちらのお店。
見た感じは居酒屋さん。でも看板は…
ラーメン屋?いやいや…
定食屋さんでしょうか。ついでに…
八百屋も兼ねた?
しかし店頭には『農村かふぇ ハレルヤ』と書いてあります。「かふぇ」…カフェ…カフェ??ここまでくるともはや「謎屋」ですね(汗)。とりあえず店内に入ってみます。
お店の中は、ベビーカーでも動きやすい導線がとられた心地良い空間。一部がお座敷席となった食堂風の造りで、白い壁には地域の方が描いた絵や写真などが飾られています。ここは一体何屋さんなのでしょうか。
『農村かふぇ ハレルヤ』の店主は島津さん。約7年前に『農村かふぇ ハレルヤ』を引き継ぎ、近隣の農家『ふるうつらんど井上』から仕入れる旬の野菜や果物・加工品などを店頭で販売しながら、それらの食材をとり入れたメニューを提供しています。一番気になる「結局のところ何屋さんですか?」という筆者の質問に「大衆食堂という言葉が合うかな?」と答える島津さん。長後の人々のニーズに幅広く対応するお店として、日々バラエティに富んだメニュー作りを心掛けていると言います。
こうしてお話を聞いている間にもお客さんが次々来店。その手には店頭に並ぶ「とれたて野菜」があります。「ラーメン屋の看板」を出す「謎のカフェ」で一番多いお客さんは「野菜を買いに来る人」なのだそうですよ。笑
そんな『農村かふぇ ハレルヤ』のメニューは「旬定食(990円)」「国産豚の生姜焼き定食(880円)」「魚介醤油だしらーめん(660円)」「長後野菜うどん(660円)」「旬定食(990円)」のほか、子ども用メニュー「おこさまプレート(500円)」、藤沢産の希少な鶏肉「ふじさわ軍鶏(シャモ)」、生でも食べられる「熊本県産馬肉」、すぐ近くに店を構える『のら猫Chaya(のらねこちゃや)』の「シフォンケーキ」など多種多様。昼飲みもOKで、取材日もお昼からお酒を楽しんでいるお客さんがいました。まだ寒さが厳しい今日は、体が温まる「特製らーめん(935円)」に注目します。
数種の野菜・ワンタン・海苔・チャーシュー・玉子・なると…と、麺が見えないほど具が盛られた「特製らーめん」。チャーシューは弾力のある「鶏チャーシュー」です。
昆布・干しシイタケ・煮干しなどの出汁をていねいにひき、素材本来の味を感じるスープは、ラーメンでありながら「野菜スープ」のようなとても優しい口あたりであっさりとした味わい(血圧に優しい塩加減)。飲み干しても喉が渇かないスープです。
麺は平打ちのパスタ「フィットチーネ」にも似た卵入りのオリジナル麺。ツルッとしていて子どもも好む食感と食べやすさです。
「お酒を飲んだ締めにもぴったりです。お客さまの心に残る1杯になれば嬉しいですね」と話す島津さん。老若男女から注文が入るという「特製らーめん」は、全体的にジャンクっぽさのないとてもヘルシーなラーメンでした。
今日ご紹介したメニューのほか、冬は「おでん」夏は「冷麺」など、季節のメニューも楽しめる『農村かふぇ ハレルヤ』。「大衆食堂」として、また「野菜の直売所」として、今日も地域のお客さんの食を支えます。