それはまるで、画家クロード・モネの代表作「睡蓮」のように繊細で彩り豊かな美しいひと皿でした。

「当店のイチオシはこちらです」。

そう店主の須田さんに促され、オレンジ色をした辛口ワイン「イヴアンベルグ／N6 Nature」と共に運ばれてきた、お店の看板メニュー「前菜の盛り合わせ（写真は2人前／1,900円）」。

大きな平皿には、味がしっかりと馴染んだナッツ入りの「キャロットラペ」、まろやかな酸味の効いた「紫キャベツのマリネ」、シャキシャキとした野菜の食感を残すイタリアの煮込み料理「カポナータ」、そのほか「フリット」「カルパッチョ」「ゴルゴンゾーラチーズのクロスティーニ（バゲット）」「かぼちゃのアグロドルチェ（甘酢漬け）」「鴨肉のロースト（バルサミコソース）」etc…。全部で9～10種ほどの前菜が、咲き乱れる花のように盛り付けられています（旬の素材を使用するため、内容は季節に応じて変わります）。そのどれもが滋味あふれる味わいで、もはや“メイン料理”に匹敵するほどとてもぜいたく。グルメサイトやSNSでも「前菜が凄い、豪華！」と評判で、どの客からも驚きのコメントが残されています。

これらの料理を担当するのはシェフの和田さん。お店を開いてからの2年間をうかがうと「たくさんのお客さまに支えられ、席が埋まる日も多いですね」とのこと。ですが「どんなに時間がない日でも料理の手は抜きません。日によっては休憩時間が仕込み作業となることもあります」と笑います。

お刺身やラぺなど、比較的シンプルなアラカルトにもちょっとしたアクセントとなるハーブ（ローズマリーやフェンネル、バジルなど）やナッツなどをプラスし、味わいに広がりを加える和田さん。味付けへの徹底的なこだわりを感じます。

ちなみに…

この日の盛り合わせの中で、一番心を揺さぶられたのが「鴨肉のロースト（バルサミコソース）」。バルサミコソースのまろやかな酸味が、弾力のある鴨肉の濃厚な旨みを引き立てていました。これは飲まずにはいられませんよね…。

「お酒はどんな種類がありますか？」とたずねると「当店はワインをはじめビールや日本酒などもそろえています。『前菜の盛り合わせ』だけで2杯はいけますので、ぜひお酒と合わせてお料理をお楽しみくださいね」と須田さん。その日の料理と気分に合わせた１杯をお願いすることを強くおすすめします。笑

今日フォーカスした「前菜の盛り合わせ」は17:30からのディナーメニューとなります。「前菜の盛り合わせ」のあとは「パスタ」「リゾット」などお好みのお酒に合わせたお料理をお楽しみくださいね。なお11:00から楽しめる「ランチコース（1,900円）」にも少しカジュアルな形の「前菜の盛り合わせ」が付いてきます。こちらも合わせてご利用ください。

では、そろそろお店をご紹介しましょう。ここは…

藤沢駅より徒歩5分、「京町家ガーデン」1F奥に入る“お酒とイタリアンベースの料理をサクッと楽しめるお店”『gotta（ゴッタ）』。道路沿いよりも少し奥まった場所に入り口ドアがあるため、“1階の路面店なのに通りからは入口ドアが見えない”お店です（見逃し厳禁）。

店内には、カウンター席のほかどっしりとしたソファ席も配置。須田さんは「お子さまも大歓迎です。ぜひご家族やママ会でもご利用ください」と話します。

隠れ家空間で楽しむ手の込んだ料理は、きっと特別な時間となるはず。ランチ、ディナーともに満席となることもありますので、できれば事前にご予約のうえ来店を。

※最新情報や空席情報は、お店の公式Instagram（外部リンク）で配信されます。ぜひフォローし投稿やストーリーズをご確認ください。