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郷土愛を育む「兵庫津ミュージアム・初代県庁館」がOPEN!館内をご紹介【神戸市兵庫区】

小坂裕子

フリーランスMC/ライター/ワーママ(神戸市)

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兵庫県立兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアムは、初代兵庫県庁を復元した「初代県庁館」と、博物館施設である「ひょうごのはじまり館」からなる施設で、今月3日「初代県庁館」開館に伴い、記念式典が催され、一般公開がスタートしました。

先日のイベント(【神戸市兵庫区】11/3(水・祝)家族そろって音楽や兵庫津の歴史とふれあえるお祭りへ行こう)のJAZZステージやスタンプラリー抽選場所にもなっていました。中がどんな風になっているのか、記念式典の写真レポートと共にご覧いただきましょう。

開館記念式典

開式を前に、法螺貝、兵庫木遣音頭、七宮神社の獅子舞など、地元の方々による演芸が披露されました。

兵庫木遣音頭
兵庫木遣音頭

七宮神社・獅子舞
七宮神社・獅子舞

主催挨拶として兵庫県知事の挨拶の後、神戸市長をはじめとするご来賓の方々からの祝辞や、田辺眞人名誉館長の施設紹介の中で、千年以上前より兵庫津が港町として栄えた頃からこのミュージアム建設に至る歴史を改めて教えていただきました。

ミュージアム建設まで

明治以降も神戸の中心として栄え、経済力があり県人口の集中していた兵庫区でしたが、戦後人が戻らず、活性化要望の声は今から約30年前から上がっていました。震災後、千年を超える歴史を伝えるための石碑や銅像といった様々な案が検討されてきた中、県政150周年を契機として、地下鉄海岸線周辺の活性化や観光客誘致とあわせて「地元の人がふるさとを感じられる施設を作ろう」とミュージアム建設が始まり、ついに開館を迎え、地域の人の声を叶える第一歩を踏み出しました。

開館を祝して鏡開き
開館を祝して鏡開き

記念式典の結びに鏡開きを行い、午後から一般公開が行われました。また、同日に「県立兵庫津ミュージアムの個性と役割」と題して開館記念講演会が行われ、その様子は近く、インターネット配信される予定とのことです。公式HP(外部リンク)でご確認ください。

初代県庁館

ここからは初代県庁館内をご紹介します。

長屋門

 明治時代発行の「神戸覧子」掲載の絵をもとに再現された「長屋門」
明治時代発行の「神戸覧子」掲載の絵をもとに再現された「長屋門」

この地の歴史は、織田信長の家臣によって築かれた「兵庫城」から始まります。豊臣秀吉の時代には「陣屋」として、幕末には「勤番所」として地元の政務が行われ、その後の明治維新で兵庫県誕生とともに県庁がおかれました。県庁の正面入り口である長屋門では、江戸時代に足軽とよばれた人々が門番を担っていました。

県庁舎

靴を脱いで上がる「玄関」
靴を脱いで上がる「玄関」

初代県庁の建物は、陣屋から勤番所へ改修の際、幕府への報告書として作られた絵図を元に復元しています。

官員執務室(旧勤番同心詰所)
官員執務室(旧勤番同心詰所)

こちらの部屋は、勤番所時代、奉行所から来た役人がこの詰所で仕事をし、町の見まわりなどに出かけて行ったとみられます。県庁時代は「官員執務室」として使用されていました。

この部屋では、最新技術MRを使った「バーチャルVisit」を無料で体験できます。タイムゴーグルをかぶり、3D映像を通して幕末維新の「兵庫県のはじまり」に立ち会うことができます。約15分間、私も体験してきました。登場人物を360度どこからでも見ることができたり、バーチャルなお茶を注いだりと、面白い体験ができました。より当時の世界に入りこんで楽しむために、パンフレットなどでストーリーのあらすじを軽く予習しておくことをおすすめします。対象年齢は13才以上なのでご注意ください。

知事執務室(旧勤番与力詰所)
知事執務室(旧勤番与力詰所)

兵庫県知事として知事執務室で初めて執務したのが、当時26歳だった若き日の伊藤博文(俊介)でした。

AR技術による「偉人たちと記念撮影」
AR技術による「偉人たちと記念撮影」

お手持ちのスマートフォンを使って、館内の好きな所で、バーチャルVisitの登場人物らと並んで写真撮影ができます。知事執務室で、とてもリアルな伊藤俊介と記念撮影はいかがでしょうか。因みに私のスマホは残念ながら対象外機種だったので、スタッフさんのお手元を撮影させていただきました。

屋外

知事執務室の裏手には、吟味場(お白州)という小石の敷き詰められたスペースがあります。ここでは、取り調べや裁判などが行われていたようです。

拘置所のようなところ「仮牢」
拘置所のようなところ「仮牢」

一方で、庁舎の前には美しい日本庭園が広がっており、知事執務室からも眺められます。

日本庭園
日本庭園

庁舎外

「旧船見番小屋」は、勤番所時代に和田岬沖の船を見張った下級役人の宿舎です。今回の復元では、来年度以降、ミュージアムショップとしてお買い物が楽しめるようになる予定です。

勤番所時代に兵庫津に住んだ下級役人の官舎「旧同心屋敷」
勤番所時代に兵庫津に住んだ下級役人の官舎「旧同心屋敷」

「旧同心屋敷」は、勤番所時代に兵庫津に住んだ下級役人の官舎を再現。50坪の屋敷に、家族とともに生活しながら見まわりなどの仕事に従事したとみられます。

町役人が控訴の取次を行った「取次役所」
町役人が控訴の取次を行った「取次役所」

「取次役所」は、今回の復元では、カフェスペースや休憩室として利用されています。

ひょうごはじまり館

「わたしの住む街 兵庫」のイラスト
「わたしの住む街 兵庫」のイラスト

初代県庁館の隣では「ひょうごはじまり館」が建設されています。兵庫津の歴史や兵庫県の成り立ち、多様性に富む兵庫五国の魅力を伝える施設になる予定で、来年度下期に開館予定です。現在は、工事用囲いに近隣学校の児童生徒の描いた絵が掲示されていました。

兵庫の歴史を知るきっかけとなった、この「兵庫津ミュージアム」ですが、今後この地で育つ、私の子どもたちも含め、今の兵庫の子どもたちが将来、自分のまちの歴史に誇りをもって、それらを語る日がくることを期待しています。

また、国内の観光需要だけでなく、訪日観光客をガイドしていた頃の経験から、海外の方はこのようなローカルな場所や日本の歴史の話に非常に興味を持たれていると思います。アフターコロナのインバウンド需要回復に備え、地元の歴史をかみ砕いて紹介し、しっかりと魅力を伝えられるような人材育成にも役立つのではないでしょうか。国内外多くの方に兵庫の魅力を知ってもらい、かつての活気あふれる港町をぜひ見てみたいと思います。

どうぞまずは、できたての初代県庁館へ、一度足を運んでみてください。

以上リポートは
MCのB面:新米ライター・YUKOでした!

この開館記念式典と同日に開催された「兵庫津JAZZ LIVE &兵庫五国マルシェ」「2021兵庫運河祭・兵庫津武将祭~平清盛903歳祭~」の記事も近日中に投稿予定で、その他にも兵庫津関連の情報を沢山発信していきたいと思います。よろしければプロフィールページからフォローよろしくお願いします!

施設情報

兵庫県立兵庫津ミュージアム 公式HP(外部リンク)
住所:兵庫県神戸市中央区中之島2-1-17
電話番号:078-651-1868

アクセス:
地下鉄海岸線「中央市場駅前」駅から徒歩5分
JR神戸線「兵庫」駅から徒歩20分
神戸電鉄「湊川」駅より神戸市営バス「中央市場前」から徒歩4分
※駐車場はありません。

開館時間:
<4~9月> 9:00~18:00
※最終入場は17:30まで
<10月~3月> 9:00~17:00
※最終入場は16:30まで

休館日:
毎週月曜(月曜が祝日または振替休日の場合は翌平日)
年末年始(12/31、1/1)
入館料金:無料

関連リンク
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※この情報は2021年11月7日現在のものです。最新情報は公式HPなどでご確認ください。

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