間もなく遅咲き品種の開花!まだまだ楽しめる梅見会は3/6まで@須磨離宮公園【神戸市須磨区】
須磨離宮公園の梅園で行われている「第29回梅見会」に行きそびれている方には朗報です。今年の開花はゆっくりのようで、取材した2/27時点、早咲きの品種は満開、普通咲きが見頃、遅咲きはまだ蕾でした。
須磨離宮公園 植物園
梅見会をレポートする前に、まずは梅園までの道を紹介します。梅園に一番便利なルートは植物園側の東門ですが、電車利用の場合は正門が便利ですよね。ところがその場合、階段のない道を行こうとすると、何度かある急坂を避けられません。しかもなかなかの距離です。そこで今回は、ベビーカーや年配の方など、急坂が難しい方におすすめの別ルートを教えてもらいました。
急坂を避けて移動できる近道
実は、少しだけある階段さえ頑張れば、正門を入って右手に進み「あじさいの道」や「新池」のそばを通るルートでかなり近道になります。紫陽花や花菖蒲、紅葉が美しいルートですが、現在シーズンオフ。でも実際に通ってみると、眺めがよかったり、森林浴が楽しめたり、芸術的な冬の森の雰囲気を楽しめました。
第29回梅見会
2月上旬に来た頃に比べ、圧倒的に開花している品種が増えていました。また、足元に咲く菜の花の黄色や、水仙の緑や白が、梅の花やその枝の色とのコントラストで、より梅園をにぎやかにしています。
梅一輪一輪ほどの暖かさ
この句は、松尾芭蕉の弟子で、江戸時代の俳人、服部嵐雪の読んだ句です。小枝にポツンと一輪の花が開き、次の日にもう一輪。数日後にまた一輪か二輪。決して急がず、しかし確実に花が増えていく様子は、春の歩みのようだということです。ここ数日、少し暖かいと感じる日が増えましたが、そんな春の歩みを梅見会でも楽しむことができます。
満開の梅の木も華やかで素敵ですが、個人的には、蕾と咲いた花が同時に見られる枝が素敵だなと思っています。
梅の色と香り
白から桃色へのグラデーションが美しい梅の花々を見に、子連れファミリーからカップル、ご年配の方まで、老若男女、様々な人が梅園に訪れていました。とはいえ、それほど混みあっているという印象もありません。
今回私はうっかりしていたことがありました。それは、梅の香りを楽しみ忘れたことです。近年は日常的にマスク着用が常識となっていますが、野外での梅見会。他の人との距離が保たれていることを確認して、ぜひ少しの間、マスクを外して花の香りで春を感じていただきたいと思います。
梅見会は3月6日(日)まで。2月末時点で蕾も沢山見られたことから、今週末も十分に楽しめますよ。
施設情報
神戸市立須磨離宮公園 公式HP(外部リンク)
開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日:木曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入園料:
15歳以上(中学生は除く) 400円
小学生・中学生 200円
団体割引あり
四季トリコロールカード 大人900円・小人450円
(森林植物園・相楽園も共通の年間パスポート)
アクセス:
山陽 月見山駅/須磨寺駅 徒歩10分
市バス(最寄り)離宮公園前/高倉台南口
住所:神戸市須磨区東須磨1-1
電話:078-732-6688
※取材時点の情報です。開園時間や料金など、最新の情報はHPでご確認ください。