子どもをやる気にさせようとするほどやる気がなくなる!?幼児教育講師が原因と本質を徹底解説
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
『やる気』って簡単に言いますが、子育てにおいてこれほど重要なものはありませんよね。
子育てが上手くいかない時の問題の多くにお子様のやる気が関わってきます。お子様がなんでも一生懸命できて、なんにでもモチベーション高く頑張れたら、親としては言うことないですよね。
実際はそんな状況はあり得ないのですが、少しでもやる気を引き出すことができたら、子どもの成長の面からも子育ての負担の面からも良い影響になることは間違いありません。
今回はその助けになる『子どものやる気を引き出す方法』について幼児教育講師の目線からこれは効果高いと思うものを厳選してご紹介していきます。
いつもに増して心を込めて作ったら長くなってしまったので、それぞれの項目に分けてお話ししていきます。
本日は第1弾!やる気の本質についてです。皆さんの子育ての参考になれば嬉しいです。
▼動画で観たいという方はYouTubeでも配信していますのでこちらをご覧ください。
【子どもをやる気にさせようと思わない】
いきなり今回の目的と逆のことを言って「え?」と思った方もいるかもしれませんが、これが超本質です!
口出しし過ぎてしていませんか?
私は今まで関わらせて頂いたご家庭で、親が子どもに「やる気にさせよう!」「やる気を引き出させないと!」と思っているその熱が強ければ強いほど、お子様のやる気が著しく低いというケースを多々見てきました。
今、目の前の子どもをやる気にさせようと思ったら、口を出したり、手を出したりあれやこれやアプローチをするしかありませんよね。『今すぐ』を求めるとどうしても口を出さざるを得なくなりますが、そうするほど子どものやる気は無くなっていくものです。
やる気は自らのきっかけで見つける
そもそも子どものやる気は短期的に見てはいけません。
本当に大切なことは、自らやりたいことを見つけ、誰にも依存することの無い、子どもの内から出るやる気が芽生えることですよね。
子どもが勉強しないとか練習しないとか、それは結局は子どもの責任です。
宿題をやらずに学校で怒られたり、練習をサボってレギュラーから外されたり、そういった経験からどこかのタイミングで子どもは心が動くのです。
「頑張らなくちゃ!」「悔しい!」「もっと上手くなりたい!」「良い大学に行きたい!」どんなことがきっかけでやる気が出るかはわかりませんが、それは全て自発的であるべきものです。
ですから、お子様のやる気を出したいと思うのであれば長期的な目線を持って余計な介入をし過ぎないことが大切です。
親の姿で感じさせよう!
しつこくあれこれ言い続けるよりも子どものやる気を引き出すために親としてやるべきことは別にあります。
それは
親が自分の趣味や仕事などに没頭し、やる気を持って取り組むキラキラした姿を見せる
ということです。
子どもに対して色んなことを言ったり手を出したりする労力を、ぜひ自分のことに一生懸命取り組むための時間に使っていってください。子どもはその姿を見てなにかを感じとるはずです。
「大人ってすごい!」という憧れかもしれませんし、「頑張るってかっこいいな!」と親が頑張っていること自体にモチベーションが上がるかもしれません。
感じ方は子ども一人ひとり違うと思いますが、やる気は言葉で出すものではなく姿で感じさせるものだと私は考えます。
よく東大生は幼少期に親から「勉強しなさい!」と全く言われなかったと言いますが、それは勉強をちゃんとしていたから言う必要がなかったのではなく、親が「勉強しなさい!」と言わなかったことで、きちんと自分のきっかけで勉強へのモチベーションが生まれたということだと思います。
しつこく口を出し、余計な言葉で本当だったらあるはずだったきっかけが埋もれて見えなくなってしまうのは避けたいですね。
【おわりに】
いかがでしたでしょうか?
シリーズはまだまだ続きますが、お子様のやる気を引き出すには今回お話しした『短期的な目線でやる気を考えすぎない』ことが最も重要です。できる限りできる範囲で焦らずお子様自ら火がつくのを見守ってあげてくださいね。
次回はさらに具体的に気をつけたいことについてお話していきます。お楽しみに!