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【すぐできる!】子どもが勉強好きになる育て方とは?4つの秘訣を幼児教育講師が教えます!

子育て勉強会TERU幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

こんにちは!幼児教育講師のTERUです!

今回は『子どもが勉強が好きになる!親の心構え』というテーマです。

私の経験上、この心構えや考えを親が持っていると子どもは比較的勉強が好きになりやすいというものをご紹介します。

これをしたら絶対に勉強が好きになるというものではありませんが、勉強好きになる助けにはなるものですので、ぜひ良いと思ったものから実践していただければと嬉しいです。

▼動画で観たいという方はYouTubeでも配信していますのでこちらをご覧ください。

登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より
登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より

①手出し口出しはしすぎない

これはもちろん年齢にもよるのですが、ある程度ちゃんと文字の読み書きができるようになって、親のサポートが無くてもなんとか自分で学習が進められるようになった年齢以降であれば、やはり親の手出し口出しを嫌がる子は多いです。

当たり前ですが、子どもにも自分のやり方やペースがあり、それにいちいち手出し口出しをされていたら子どもはやる気が無くなってしまいます。

もちろんお子さんのタイプにもよりますし、まだ読み書きを始めたばかりで付きっきりで見ないといけなかったり、親が離れると反対にモチベーションが下がってしまう時期もありますが、ある程度自学習ができる年齢になれば親の距離感はバランスが大事です。

・子どもが分からない!教えてほしいというときは、近くにいてあげてサポート。
・自分で黙々頑張りたいときは、手出し口出しをしないように離れて見守ってあげる。

そんなバランスが良いと思います。

子どもが勉強好きになる親御さんは、このバランスを保つためにお子さんをよく見ていると感じます。

子どもの勉強を見るとき、どうしてもプリントなどの問題と子どもの理解に意識が向きすぎてしまいますが、そうではなくお子さんの表情などから今の心を見るようにして、助けが必要なのかどうかを感じてあげられると良いですね。

離れる際は「何かわからなかったら言ってね!」などと伝えて、いつでも聞ける環境を作ってあげるのがおすすめです。

子どもが自学習を全然進めていない理由として、パッと見やる気が無いとか集中していないと見えたりしますが、そのきっかけは『考えてもわからない問題につまづいたから』ということが多いです。ですから、わからないときに助けを求めやすい環境を作っておいてあげると子どもの集中が切れてしまうことが減りますよね。

「すぐ親に助けを求めるような勉強のスタイルになるんじゃないか?」とご心配される方がいるかもしれませんが、助けを求められたからといっていきなり正解を教えてしまうのではなく

・「どう考えたの?」
・「これはこうするとどうなるかな?」

などと一緒に考えたり、考えることを促してあげると良いと思います。

幼児〜小学校低学年は、いきなり何もない状態でただ「ちゃんと自分で考えなさい!」と伝えて、できる子は多くないです。

この時期は親子の関わりを通じて“考えるってこういうことだよ”と『考えるための考え方を教えていく時期』です。

自分で考えるための問いかけをしていってあげれば、その1つ1つが考える練習になり、徐々に親の助けを求めることが減っていきます。

②子どもが勉強苦手というイメージを作らないことに気をつける

子どもが勉強が苦手だと思うときってどんな時でしょうか?

・勉強ができないことを叱られたとき
・周りの勉強ができる子と比べられたとき
・親同士の何気ない会話の中で「うちの子は勉強は苦手でね」と言っているのを聞いたとき

今私が挙げたのはあくまで一例なので、ぜひ皆さんも「子どもが勉強苦手と感じる要素って何かな?」そして反対に、「得意だと思っているものや好きなものってどんな共通点があるだろう?」と考えてみてください。

モチベーションは人それぞれなので、子どものモチベーションが上がること上がらないこと。好きや苦手になる要素。そういったものを観察していき、まずは勉強が苦手と思うイメージがつきやすいものはなるべく避けてみる。

そうすることで、勉強が好きになっていく確率が高くなっていくと思います。

③子どもの勉強に関わる人を子どもが好きでいられるようにサポートする

勉強って全部親が教えるものでしょうか?そうではないですよね。

幼児教室に通っていれば幼児教室の先生、くもんをしていればくもんの先生、そろばんをしていればそろばんの先生、小学生以降であれば小学校の先生や塾の先生。色んな場面で、子どもに勉強を教えてくれる人がいます。

年齢が上がっていけば、親と他の先生が勉強に関わる比率がどんどん変わっていきますよね。

そして私は、幼児〜小学生くらいの勉強は先生をどれだけ好きでいられるか。によって教えてもらっている教科などが好きになるかどうかは変わってくると思っています。

皆さんも子どもの頃を思い出すと、先生がすごく優しいとか面白いとか、好きだった教科は比較的得意だったのではないでしょうか?

もちろん先生を選ぶことはなかなかできませんが、その中でもその先生を好きでいられるためのサポートはできます。

その一番の方法は

『先生の悪口を言わない。そして先生の良いところや感謝などを積極的に子どもの前で口にする』

ということです。

家でボソッと「あの先生はいつも〇〇よね」とマイナスな意味での発言をしていると、子どもちゃんとそれを聞いていて、先生をそういう見方をするようになり信頼できなくなってしまいます。

反対に、どんな先生でもその先生の良いところや一生懸命なところを探して、その部分を口にしていく。

他にも

・「〇〇先生〇〇ちゃんのことを一生懸命考えてくれているね!」
・「〇〇先生、〇〇くんが〇〇を一生懸命頑張ってるって褒めてたよ!」
・「〇〇ちゃんの〇〇が良いところだって褒められちゃった!」

などと先生が言ってくれた嬉しい言葉を子どもに伝えたりするのも良いですね。

そのような関わり方をしていってあげると、子どもは自然と先生が好きになり、尊敬も信頼もできるようになるため、先生から教わることを最大限吸収していけるようになっていくと思います。

④勉強の理解をプリントだけで行おうとしない

子どもが勉強が好きになるには、やはり問題が解けて「わかった!」という経験をたくさんさせてあげることが大切です。

そのためには、子どもがつまずいているところの理解をサポートしてあげる必要がありますよね。

そして子どもが「わかった!」をスムーズに積み重ねられるご家庭の親御さんは、とにかくプリントなどのサポートにいろんな工夫をします。

・計算がわからない ⇒ 積み木を持ってきて、イメージで理解をサポートしてあげる
・分量の問題 ⇒ ビーカーを用意してそれで実際にプリントの問題を再現してみる
・長さの問題 ⇒ メジャーを持ってきて何かを測る経験から始めてみる
・漢字が覚えられない ⇒ 書いて反復する前に、漢字カルタ遊びを取り入れてみる

そうやって、子どもがつまずいているところを、プリントの中だけで解決しようとせず、プリントから飛び出して理解を助けてあげる

そしてそれを体感したりイメージしたりして理解できてからプリントに戻る。そのような関わりを大切にしてあげると、子どもはどんどん勉強が好きになっていきますよね。

いかがでしたでしょうか?

お子さんが勉強好きになっていく要素はこれ以外にもたくさんありますが、今回はその中でも私が特に大事だなと思うものをご紹介していきました。

ぜひ、できる限りできる範囲で子どもが「勉強って楽しい!」と感じられるようなサポートをしてあげてほしいと思います!

幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

YouTube登録者11万人超。これまで1,200人を超える子どもの教育に携わらせてもらってきました。幼児教育現場で培った知識を世の親御さんにお届けし、親子共に成長できる子育ての実現を目的として活動しています。現在は、親御さん向けの子育てコミュニティの運営や、子どもの脳と心を育む子ども向け動画作成に力を入れています!

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