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乾燥が進んだお米も美味しく炊けるIoT炊飯器が登場

コヤマタカヒロデジタル&家電ライター

2021年モデルの炊飯器がメーカー各社から続々と発表されています。今年、注目なのがお米の状態に合わせて最適なプログラムで炊けるIoT炊飯器が増えていることです。

パナソニックの「おどり炊き SR-VSX101」では2つの大きな進化を実現しています。一番新たにWi-Fi機能を搭載し、スマホアプリ「キッチンポケット」と連携。その年のお米の出来や特性に合わせて炊き方を調整。さらに銘柄の追加などができる仕組みです。このため、冷夏でお米の出来が良くなかった年のお米もより美味しく炊くことができるというわけです。

また、もう一つ便利なのがお米の状態に合わせて火力、可変圧力、高音スチームを調整して自動コントロールする「おまかせ見極め炊き」機能です。

例えばお米を10kg買った場合、買ってすぐのご飯は精米仕立てなので水分が多く、ツヤツヤ、モチモチに炊けますが、食べ切る頃には乾燥が進み、鮮度が落ちています。

乾燥したご飯の食べ比べをしてみました
乾燥したご飯の食べ比べをしてみました

「SR-VSX101」ではそういったとき、加熱状態や減圧時の温度変化などでお米の鮮度を検知。状態に応じで加圧時間を伸ばしたり、高音スチームを追加することで、乾燥が進んだお米でもおいしく炊くことができるというわけです。

実際に乾燥が進んだお米を食べ比べてみましたが、甘味やモチモチ感が全く違いました。

さらに保温ご飯も美味しくなっていますし、63銘柄の炊き分けにも対応。冷凍ご飯コースも搭載しています。おうちごはんがより美味しくなる魅力的な炊飯器なんです。

●パナソニック「おどり炊き SR-VSX101」
https://panasonic.jp/suihan/products/vsx1.html

デジタル&家電ライター

1973年生まれのデジタル&家電ライター。大学在学中にファッション・カルチャー誌で商業誌での執筆を開始。その後、PCやデジタルガジェット専門分野として執筆活動を展開し、2007年頃より白物家電に注目、執筆範囲を大きく広げる。現在は家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆する。また、執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関してのコンサルティングやアドバイザーなども務める。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。

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