【文句なしの逸品】一度は飲んで欲しい、香り華やぐ赤ワイン5選
※お酒は20歳になってから
一気にワインがわかる方法&銘柄伝えます
ワインって興味があるけど、なんだかよくわからない…。レストランで飲んでいても「赤か白かぐらいしかわからない」こんなことってないですか?
そこで今回は、ワインが一気にわかるコツと、おすすめ銘柄をご紹介します。
ワイン初心者は原料の「ブドウ品種」を覚える
ワインを覚えるにあたり注目したいのが「原料のブドウ品種」です。ワインは原料のブドウ品種と、作っている産地で、7割くらい味が決まるといっても過言ではありません。つまり、ブドウ品種を意識するとワインの理解度が急速に上がるのです。
人気のブドウ品種「ピノノワール」のワインを覚えよう
さて、本日はブドウ品種「ピノノワール」を抑えちゃいましょう。一般的にピノノワールというブドウ品種は赤ワインに用いると
- 香り華やか
- 軽口に仕上がる
という人気のブドウ品種です。どっしり重い赤ワインとは対極にある品種と言えます。かの有名な「ロマネコンティ」もピノノワール100%で作られるため、高級というイメージが強い品種でもあります。
辛口の赤ワインに仕上がるものの、香りはイチゴやチェリーのような果実の香りが鮮烈に前に出てくるのが特徴。香りを楽しむブドウ品種の代表格でもあり、大きな金魚鉢のようなグラスで飲まれるのはだいたいがピノノワールで使ったワインです。
ロマネコンティに使われる品種、という知名度から、自然とみなさんはピノノワールで作ったワインを飲んでみたい!と感じることでしょう。一方で、数万円のワインであると良質なものが見つかるものの、コスパワインと言われると結構難しい品種でもあります。
そこで、筆者が実際に飲んでみて「これで十分美味い!」と思えるピノノワールを使ったワインを価格別に5本ご紹介しましょう。
おすすめのピノノワール「ヴァインインフレイム ピノノワール」
ピノノワール入門ならこれ!コスパの秘密は「超マイナー産地」
ネットでも1,000円台で購入が可能なワインの一つ。産地はワインマニアでもあまりピンとこない「ルーマニア」というマイナー産地です。ゆえにまだ知名度が低く、コスパが良いままになっています
品質は素晴らしく、ピノノワール特有のチェリー(さくらんぼ)のような果実の香り。飲み口は重すぎず、軽口の部類。また木樽の香りも感じられます。
総じて、ピノノワールの良さがわかりやすく伝わってきて、酸味なども控えめに仕上がっているため、まとまりが良いワインと言えます。ワイン通に飲ませてもまさか1,000円台とは思わないぐらいにはコスパのいいワインです。
おすすめのピノノワール「ポールクルーバー ヴィレッジ ピノノワール」
上品さが感じられる、高品質ピノノワール
お値段は2千円台。1本目と比較すると上品さが立っているワインと言えます。あくまでもピノノワールのワインは甘口ではなく、辛口のワインですが、このワインはビギナーさんにも薦めやすい飲み口優しい1本です。
産地はこれもまたマイナー産地の「南アフリカ産」のピノノワールを使ったワイン。チェリーのような果実味の他、少しだけマッシュルームやキノコを思わせる香りも感じられます。
ピノノワールの名産地は、フランスのブルゴーニュ地方ですがそのワインを彷彿させるような上品な味わい。ワイン初心者やピノノワール入門に強くおすすめしたい1本で、予算にあればまずこれを、と言える銘柄。
ちょうどラベルがこのワインはリニューアル時期のようです。「ポールクルーバー ヴィレッジ ピノノワール」というワイン名ぴしゃりで検索をかけてみてください。なお、同じワイナリーで「エステートピノノワール」というものがありますが、そちらは上位版。美味しいのですが3千円半ばなので、まずは「ヴィレッジ」をおすすめ。
おすすめのピノノワール「ジョセフクローミー ペピック ピノノワール」
梅っぽい香りがお好きな方に
産地はオーストラリアのタスマニア。より南極に近い南側の涼しいエリアで作られるワインです。本日ご紹介の5本の中では最も軽口の味わいで、「酸味」も明瞭に感じられます。
香りだけ嗅ぐと、どこか「梅」のような香りが感じられます。
タスマニア産のワインは近年注目度が高く、かつてどっしり重いワインの産地のイメージであったオーストラリアのイメージを覆す上品な味わいが魅力のワインです。このワインはおよそ3,000円程度の価格に到達しますが、ワイン初心者のみならず、ワイン通の方にも是非お試しいただきたいワインです。
ところで…ちょっとピノノワールは独特??
ピノノワールの決定的な特徴は、酸味もしっかりある品種である点です。特にワイン初心者・飲み初めの方からすると、「酸味」というのに強い抵抗を覚えるかもしれません。
ただ、ワインに飲み慣れてくると、このほど良い酸味が、和食で言うところの柑橘のような位置づけに感じられ、ワインの味わいを引き締めたり、メリハリをつけるのにとても役立ちます。ピノノワールを飲む際は「いちごや梅っぽい酸味があるかも」と構えながら飲んでみると違和感がなく楽しめることでしょう。
おすすめのピノノワール「ジャスパーラーツ キュヴェリカ ピノノワール」
ワイナリーが日本向け見積もりを間違えた
このワインですが、他国では5千円台で売られているとのこと。日本ではまだ3千円台で購入が可能です。これは、ワイナリー側が日本の輸入元に対して見積もりを余って提示し販売を開始。その後、間違いに発覚したものの交渉をして現在もそのままの価格で売られているというワイン。
元値がお高いワインということで、こちらは本日紹介の中でも最も「しっかり」した味わいのワインです。1~2年寝かせると花のような豊かな香りを放つポテンシャルを持った1本です。この値段で買えるのが本当に素晴らしいワインですのでご紹介しました。
都農ワイン プライベートリザーブ ピノノワール
日本ワインとは見破れない。まだマイナーな宮崎県産。
ピノノワールという品種はそもそも育成に難しい品種と言われ、日本でも栽培はされているのでワインとして成功している生産者・ワイナリーは極めて少ないものです。
それゆえ「日本産のピノノワールの美味い銘柄」というのはあっという間に知られてしまい、高騰・入手難になりがちです。こちらのワインは宮崎県の都農ワインというワイナリーの銘柄ですが、少しずつその名を知られながらも、まだ品ぞろえにこだわったワインショップであればギリギリ購入が可能という1本。
価格としては4千円台に到達しますが、木樽の香りと軽口のピノノワールの香りが見事に調和。ほぼ日本というよりは海外の上質なピノノワールと言っていいレベルです。見つけたらぜひ手に取りたい1本です。
本日ご紹介の「ピノノワール」
いかがだったでしょうか。本日はピノノワールの特徴と、是非抑えたい5銘柄をお伝えしました。引き続き「ブドウ品種」にフォーカスしたおすすめワインをご紹介しますので、みなさんもワイン売り場でピノノワールという単語を見たらこの記事をぜひ思い出してみてください
- ご紹介銘柄まとめ
- ヴァインインフレイムピノノワール
- ポールクルーバーヴィレッジピノノワール
- ぺピック ピノノワール
- ジャスパーラーツ キュヴェリカ ピノノワール
- 都農ワイン プライベートリザーヴ ピノノワール