【月火限定】ワイン好きで密かなブーム?芸能人級のワイン当てゲーム
※お酒は20歳になってから
気分は芸能人かソムリエ!?ワイン当てゲームが凄い
ワイン当てゲームというと、お正月の超人気テレビ番組「AかB、どちらのワインが100万円か!?」を当てるコーナーが有名ですよね。現在、ワイン好きの中でひそかなブームになっている、ワイン当てゲームをご存知ですか?
高いか安いか当てる?いえ、実は…
格付けチェックのように、AorBどちらが「高級ワインか」を当てるという形式ではありません。こちらのお店で当てるのは
・ワインに使われるブドウの品種
・ワインの生産国と産地
・ワインの年号(ヴィンテージ)
・アルコール度数
です。これらをフリー記述で書いて、当てるというゲームです。グラスに注がれたワインの見た目や香り、味わい等から分析するという内容です。
このゲームができるお店は
場所は東京・恵比寿。
①ワインマーケットパーティー
恵比寿ガーデンプレイス内の都内トップクラスのワインショップです。
②wine@EBISU
恵比寿西口から徒歩2分くらいの距離にあるワインバーです。
ともに実施は、月曜日&火曜日限定で、毎週開催されています。通常営業をしている傍らで、これらのブラインドテイスティングをリクエストするとチャレンジできます。ブラインドテイスティングそのものは、ワインバーなどに行っても、銘柄を隠して提供してくれるところは多くあります。全国どこでも体験できない、というわけではありません。体系化して毎週実施しているお店は少ないといえるでしょう。
提供はグラス3種(各50ml×3種)で1,100円。グラスの中に注がれるワインは、希望小売価格で3,000円/ボトル前後の美味しいワインが出てくる、ということもあり、純粋にコスパの良い飲み比べとしても優秀な企画です。
ワインの試験で実際に出てくる手法
さて、これらの「ブラインドテイスティング」は、ワインの資格である「ソムリエ」を取得する際の二次試験で実際に行われます。同様に、ソムリエ以外にもワイン愛好家が取得できるソムリエ同等の知識資格の「ワインエキスパート(ソムリエから実技や論述を除いたもの)」の二次試験でも、ブラインドテイスティングが行われます。
ただし、これらのソムリエ/ワインエキスパートの試験の際は、ワインの特徴をあらかじめ用意された選択肢から選ぶという形式です。完全フリー記述のブラインドテイスティングはその上位版のゲームと言えるでしょう。
いや…当てたところで、メリットがあるの?
ただし、当ててみたところで何か意味があるのでしょうか。ともすると「知識のマウント」のように感じられる方も多いでしょう。しかしながら、このブラインドテイスティングにもきちんと理由があります。
ワインは「品種」と「産地」でだいたいわかる
ワインの香りや味わいの大半を構成するのは、①ワインの原料となるブドウ品種 と ②生産国(産地)です。この2つを抑えれば、ワインの7割程度はつかんだ、と言っても過言ではないでしょう。
例えば、これは日本の甲州種という品種を使った白ワインであれば、ワインの液体は多くが無色透明に近く、味わいは酸味が豊かなものが一般的です。また、アメリカの木樽を使った白ワインであれば、ワインの液体の色は黄色みが強く、後味にコクが広がるのが一般的、など、ワインの味わいと香りには型やセオリーともいえる特徴があるのです。
たとえば上記の画像であれば、一番左の白ワインは香りを嗅がずとも、無色透明であることから「甲州では?」と疑うことができます。
もちろん型にはまらないワインや、例外も多くありますが、ブラインドテイスティングは、ワインのおおよその特徴をつかんでおく訓練として非常に有用と言えるのです。これにより、ワインのプロフェッショナルや、ディープなワイン愛好家が多く参加しています。
東京の恵比寿のお店は、現在は、1回の企画で50-60名の参加があるとのこと。また、出てくるワインの品質は確かです。
ワインの強い愛好家の方や、ワインの勉強をはじめた!と言う方は、今のうちに一度は知っておきたい企画と言えるでしょう。
お店詳細
①ワインマーケットパーティー
東京都渋谷区恵比寿4丁目20−7 恵比寿ガーデンプレイス内
ブラインドテイスティングは月火限定。19:30ラストオーダー。店内ワインショップの一角のテイスティングバースペースで行っているため予約不可。
1,100円で50ml×3種。
②wine@EBISU(ワインアットエビス)
東京都渋谷区恵比寿南1丁目4−12 岩德ビルⅡ 3階
ブラインドテイスティングは月火限定。ラストオーダーは日により変わるが22:00ごろまで営業が多い。席の予約可。
1,100円で50ml×3種。