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京都の芸術珍訪【KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2021】♪女性アーティストの作品をご紹介♪

高津商会RICA

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

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KYOTOGRAPHIE 2021のテーマ

"ECHO"

2021年は新型コロナウィルス感染症が世界中を分断して2年目になるが、2011年に東日本を襲った大地震と大津波、そしてその影響で起きた福島原発事故からは10年目にあたる。
現在というものが過去に起きた一つ一つの歴史の上に成り立っているのだとしたら、私たちはこの10年間に起きた二つの未曾有の大惨事に少なからず影響を受け、多くのことを学び、自省も含め、人類としての進化を遂げなければならないのだろう。
人類にとってのこの二つの出来事は、見方を変えると地球からの悲鳴とも受け取れる。
干ばつ、洪水、大気汚染、海洋汚染、品種改良、遺伝子組み替え……これまで地球の叫びになかなか耳を傾けて来なかった過去の歴史が現在にECHO(呼応)する。
世界史も日本史も自分史もお互いに響き合って現在、そして未来に繋がっていく。
そう考えると、今を切り撮り過去を記録する「写真」という媒体は「ECHO」を生み出す装置とも言えるのではないか。
人類が引き起こした問題も含め、今日地球上は問題だらけだが、現実ではノアの方舟に乗って逃げ出すことはできない。
さあ、いよいよ人類がアップデートする時がきた。

KYOTOGRAPHIE 共同創設者/共同代表 ルシール・レイボーズ & 仲西 祐介

2013年より毎年、写真に特化した世界屈指の文化都市・京都を舞台にした芸術祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」、今年もやってきました!私の大好きなイベントの一つ。

「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」
「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」

日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、ときに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現したり、トークショーやDJイベントなど画期的なイベントとなってます。

KYOTOGRAPHIEは民間によって企画・運営されている国際写真祭で、毎年ひとつのテーマのもと、社会問題を扱う作品の展示も含めた、積極的な活動を行っており、その収入源は企業からの協賛とチケット収入がメイン。クラウドファンディングによる個人寄付をつのり、財政難を乗り越え、今年も開催されました!

第9回となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021」が9月18日〜10月17日の会期、14のメインプログラムを京都文化博物館 別館や誉田屋源兵衛 竹院の間、ASPHODEL、両足院(建仁寺山内)、二条城(二の丸御殿 台所・御清所 東南隅櫓)など京都市内の複数会場で展開します。

アニエスベー

今日は「アニエスベー(AGNES B.)」をまずご紹介。

8月27日、京都の商業施設である京都BALの3階に新店をオープンに伴い京都発の国際写真フェスティバルである「KYOTOGRAPHIE」とブランドとのコラボが同館4階で行われています。

BALビルの前に立てかけられた看板が目を引きます!

アニエスベーの展示会はこんな感じでした。

2020年の春、パリのロックダウンにより自主隔離中だったアニエスベーは、フランス人美術作家のクレール・タブレが手がけた2点の肖像画を顔に見立て、自身のワードローブから選んだ服でそれをコーディネートし、春爛漫の私邸の庭でユーモアに満ちた写真を撮影しました。パリのギャラリーMAGNIN-Aで2021年5月末から7月末まで開催された本展が、KYOTOGRAPHIE 2021のアソシエイテッドプログラムとしてフランス国外では初めて巡回します。

コンセプトが伝わる作品〜リャン・インフェイ

Yingfei Liang〜「傷痕の下」

次にご紹介したいのが、女性写真家による「性暴力」をテーマにした作品。

祇園の花街にあるビルSferaにて、突如パワフルなコンセプトの写真が展示されてました。

アーティストについての説明書き
アーティストについての説明書き

中国・広州生まれ。2015年に中国を代表する経済メディア「財新メディア」に参画。フォトジャーナリストとして、中国のスポットニュースと社会的マイノリティに関する報道に携わる。
性暴力のサバイバー(被害から生き抜いた人)のトラウマティックな記憶やその後の人生をなぞり、時に三人称、時に一人称で事象を語ることでその被害の本質を浮かび上がらせる

パワフルな作品
パワフルな作品

アーティスト本人が在廊で、一つ一つの写真の意味を説明していました。

様々な人の話を聞いて、子供の時の虐待、性暴力などを受けた女性の感情や思いを表しているそうです。

意味深い…
意味深い…

社会的な問題として、色々と考えさせられる作品の数々でした。

私も撮影した写真が、雑誌や新聞、ウェブなどで掲載されているフォトジャーナリストとして、とっても興味深いイベントで毎回、多くのことを学ばせてもらってます。

「空間演出」という点でも、映画やテレビ番組のセットに用いる小道具、大道具そしてイベントなどのプロデュースから運営まで行う「高津商会」で、私もなにかに活かせられるかもしれないアイデアが多く詰まっていて勉強になりました。

どの会場でも念入りに、コロナ対策はしっかりされてますが、オープン時間など含め各会場により対応がちがいますので、事前にチェックされてからお出かけくださいませ。

会場:京都文化博物館 別館、琵琶湖疏水記念館 屋外スペース、誉田屋源兵衛 竹院の間・黒蔵、両足院(建仁寺山内)、出町桝形商店街、二条城 二の丸御殿 台所・御清所 東南隅櫓、HOSOO GALLERY、Sfera、ASPHODEL、BAL LAB(京都BAL4F) ほか京都市内各所
*二条城会場はオープンを延期
会期:2021年9月18日(土)~10月17日(日) *開館時間、休館日がそれぞれ違いますのでご注意下さい
*会場入場は閉館の30分前までとなります(会場によっては時間が異なる場合がございます)
*混雑状況により、最終入場時刻より前に受付を締め切る場合がございます
入場料:一般パスポート:4,000円、一般パスポート ドネーション付き:10,000円、学生パスポート:2,000円
*中学生以下は無料
*障害者手帳をご提示のご本人様とご同伴者1名様は無料
*パスポートは未使用であっても払い戻し、再発券はできません
問い合わせ先:KYOTOGRAPHIE 事務局
TEL:075-708-7108 
E-mail:info@kyotographie.jp
ウェブサイト:https://www.kyotographie.jp/

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