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【京都市】左京区・招き猫の寺『9月29日(くる・ふ・く)は招き猫の日』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

9月29日は(ふく・く・る)ということで、招き猫の日だったそうです!

うちにもつい最近、ご縁があって来てくださったペア招き猫さんがいます。昨日は手を合わせました。

檀王法林寺

京都には“日本最古の招き猫伝説”が伝わるお寺があります。

それが、檀王法林寺(だんのうほうりんじ)、三条大橋の東側、京阪鴨東線「三条駅」のすぐお隣にあるお寺です。

昭和25年(1950)より「だん王保育園」が設立、昭和27年(1952)には、日本で初めてという「夜間保育」を開始しました。いつも前を通るたびに、子供の声が聞こえてきてほっこりします。

猫みくじつき 招福猫飴

開創400年を記念して猫みくじが誕生!なんとまぁ可愛いのでしょう〜

可愛い猫のイラストを京都造形芸術大学 情報デザイン科 先端アートコースの学生さんが描いてくれました。金運・旅運・恋愛運ものっています。招福飴につけて300円!(HPより)

日本最古の黒招き猫伝説

檀王法林寺には、日本最古の黒招き猫の伝説があるそうです。

主夜は守夜と転じて、夜を守る神として崇められ、盗難や火災などを防いでくれるご利益のある神様、その主夜神の御使いであるとされた黒猫さんの招福猫が作られ、江戸中期より民衆に受け入れられていったそうです。

檀王法林寺には、主夜神(しゅやじん)尊という神様がまつられています。主夜神は、仏典(華厳経入法界品)に、「恐怖諸難を取り除き、衆生を救護し、光を以って諸法を照らし、悟りの道を開かせる」と説かれる神様であります。
さらに、主夜は守夜と転じて、夜を守る神として崇められ、盗難や火災などを防いでくれる大変なご利益をもつ神様です。
この神様は、当山を開いた袋中(たいちゅう)上人によって感得され、日本で初めてあらわれたところとして当山にまつられるようになりました。夜を守る神と、闇夜に眼を光らせる黒猫が結びついたのでしょうか、この主夜神は古くから黒猫が御使いであるとされています。
不思議な神通力のあるこの像は、右手を挙げ、黒色をまとった珍しい様相で、この「右手招き猫」は他が模作することを禁じられるほど、固有の信仰をあつめていたとされておりまして、寺社関連の招き猫としては最古のものとする説があります。
現在では毎年12月の第1土曜日に招福猫・主夜神大祭が行われ、秘仏である主夜神像が御開帳されます。また参拝者には主夜神尊のお札と、厨子の中から見つかった古い招き猫(江戸後期)の復刻像が授けられています。(HPより)

猫ちゃん大好きな私としては、黒猫さんに新通力があり、助けてもらえるというのは信じられる伝説です!

壇王法林寺さんでは、招き猫やお守りをいただくこともできます。

とっても素敵なご住職と奥様が笑顔で出迎えてくださって、ほっこりします。

御朱印帳と御朱印をいただきました。可愛すぎる!
御朱印帳と御朱印をいただきました。可愛すぎる!

うちにも黒猫さんがフラッと来てから同居、癒される毎日。他の猫ちゃんたちも、私をとにかく笑顔にしてくれる存在です。

「高津商会」にも、多くの招き猫さんたちが映画やテレビなどでの出番を待っていらっしゃいますよ♪

檀王法林寺
〒606-8387 京都府京都市左京区川端通三条上る法林寺門前町36
電話番号 : (075)771-0870
FAX番号 : (075)771-0010

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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