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【京都市】左京区『平安神宮』京都三大祭りの一つ「時代祭」装束の展示!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

時代祭

平安遷都1100年を記念して明治28(1895)年に始まった時代祭は、平安神宮の大祭です。

時代祭は、葵祭、祇園祭と並ぶ「京都三大祭」のひとつで、 平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として京都人だけでなく日本中から祭りを楽しみに集まります。

今年も時代祭行列の巡行を昨年に続いて中止すると発表、例年時代装束をまとった2千人の行列が歴史絵巻を繰り広げてきたが、参加者、見物人の両方で新型コロナウイルスの感染対策に懸念があると判断されたそうです。2年以上中止となるのは太平洋戦争以来だそうで、残念ですね。

京都の安寧を祈願する22日の本殿祭や前後の神事は例年通り行うとし、時代祭の装束なども展示されており、無料で観れるようになってます。

例年は桓武天皇が長岡京から移った10月22日に行列を行い、明治、室町、平安など約千年間の装束をまとった行列が京都御苑(上京区)から平安神宮まで練り歩きます。

時代祭は、毎年10月22日(雨天順延)に行われる平安神宮の大祭で、京都が日本の首都として千有余年にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋を、動く歴史風俗絵巻として内外に披露することを主眼としています。このため各時代行列に使用する衣裳や祭具の一つ一つが、厳密な時代考証をもとに作製された"本物"であるところにその特徴があります。

維新勤王隊の奏する笛や太鼓の音色を先頭に、約2,000名・約2キロにわたる行列は順次、明治維新時代から平安京の造営された延暦時代にさかのぼり、歴史と伝統の都・京都三大祭の一つとして、京都の秋を代表する祭となっています。(HPより)

装束の展示

10月15日から24日までの間、今年は特別に装束の展示があります。

それぞれの時代の代表的な装束をきて、本来ならば行列が行われます。

京都の誕生日10月22日に「一目で京都の歴史と文化が理解できるものを」「京都をおいて他にはまねのできないものを」というもので、京都人の心意気と誇りがふんだんに織り込まれています。(HPより)

1万2000点にもおよぶ調度、衣裳、祭具は綿密な時代考証が重ねられ、京都が1000年の間、都として培って来た伝統工芸技術の粋を集めて復元された本物で、まさに生きた時代絵巻が繰り広げられるのです。(HPより)

日本映画のパイオニアである「高津商会」の倉庫では、こういった衣装や小物、小道具から甲冑、お籠など所狭しと多くあり、また本社では甲冑などをきれる「武将体験」も経験できます。

そのため「時代祭」を見ることで文化や歴史のことだけでなく、衣装の着方、見せ方、動き方などすごく勉強になります。

また本来22日に行われる神幸祭では、2基の御鳳輦に御霊代をお遷しし、午前9時に行列を整えて神幸列が本宮を進発、行在所に向かい、午前10時頃建礼門前行在所に到着します(2021年は中止)

遥かな「平安」の祈り

この祭りの真の意義は、この壮大な行列が神幸列にお供する祭列であるということです。つまり平安神宮のご祭神、桓武天皇と孝明天皇のご神霊に京都市中を巡行していただき、市民の暮らしぶりを親しくご覧いただく事と、京都全市民が心を一つにゆくさきの平安を祈る祭礼、それが時代祭なのです。(HPより)

過去に、私も何度か時代祭の行列を拝見したことがあります。そのスケールの大きさに圧倒され、また文化史、歴史など勉強になりました。

22日には、特別に神苑が無料で入場できます。来年こそは「時代祭」のすべての行事が行われ、平安な世になっていることを切に願います…♪

平安神宮

〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97

TEL:075-761-0221 / FAX:075-761-0225

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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