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【京都市】東山区『古川町商店街』ロックスターのデビッド・ボウイも愛す商店街

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

三条通を東へいき、東大路通を超えたところに、三条通に面してアーケードがぽっかりと出現する『古川商店街』。

1980年代には、世界的ロックスターのデヴィッド・ボウイが「ボウイは京都に住んでいた」と伝えられるほど、多くの目撃情報があちこちでありました。

京都の東山駅近くにあり、かつては「東の錦」と呼ばれていた古川町商店街。南北220mの通りの中で主に食料品、日用必需品を扱うお店が軒を連ねています。

古川商店街はゆったりした時間が流れているのと同時に、ボウイが訪問したことで知られる場所。特に、創業約70年のうなぎ店「野田屋」名物の「八幡巻き」(1本1,600円)を買ったことが伝説となってます。

40年に渡ってボウイを撮り続けた写真家の鋤田正義(すきたまさよし)さんのことを、ボウイ本人は「SUKITAはまったく献身的で素晴らしいアーティストである。私は彼を“マスター(巨匠)”と呼ぶ」と!

その鋤田さんが撮影した有名な写真が飾られていたことで知られる「野田屋」さん。昔、私もよく前を通っていて、この写真を見ながらボウイの気配を感じていました。知恩院門前町にある古川町商店街の「野田屋」さんは、残念ながら閉店されてしまいました。

今でも映画やドラマの撮影でよく使われる古川町商店街の一角には、その跡地にデビッド・ボウイが見守ってくれています。

この近辺にあった電話ボックスでの写真や、寺社仏閣での写真など京都ならではの写真が多く残っており、まるでボウイは京都に住んでいたかのように京都を愛していたのがよく伝わりますね♪

古川町商店街振興組合

住所:京都市東山区三条通古川町下ル~古川町通三筋目下ル間

アクセス:地下鉄東西線「東山」駅下車、2番出口すぐ

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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