石岡瑛子とは
私自身がNYに長年住んでいた間に、石岡瑛子さんの名前やデザインに触れる機会が多くありました。彼女のことを知ったのはジャズの帝王マイルス・ディビス財団とお仕事を一緒にしていた時のことです。『TuTu』というアルバムのカバーデザインが石岡瑛子という日本女性だと知り、すごく興味を持ちました。
太秦の『高津商会』本社から近いDNPのギャラリーである京都dddギャラリーで行われている第230回企画展「SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 デザインはサバイブできるか」2021年10月16日(土)~2021年12月18日(土)へとデザイナーである心友と訪問!
中に入るとすぐに、真っ赤な世界に引き込まれます。壁一面に彼女の生前の言葉が書かれていました。一つ一つ丁寧に読み、感銘を多大に受けながら会場内へ。
「ORIGINARITY」「REVOLUTIONARY」「TIMELESS」
彼女が大切にしていた言葉たちです。
本当に、ごもっともな言葉たちに包まれながら彼女の作品たちに出会います。
彼女の革命的な創造性、コラボレーションらは半世紀たった今やっと理解されるようになってきた、というところでしょうか。画期的な言葉や表現に刺激を受けまくり!
映画やエキスポなどのポスターも手がけてきた石岡さんは、常に日本を意識していたのでしょう。海外での生活するなかで、ルーツを忘れずその先鋭的な広告クリエイティブの世界を広げ、そのオリジナリティはしっかりと主張しています。
マイルスを京都で感じることができたことに、至福の喜びを覚えました。また、そこに石岡瑛子という天才でクリエイティブ業界の先駆者が関わっていることに興奮を覚えます。
ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラらと交流が深かった石岡さん。 2008年北京オリンピックの開会式では衣装デザインを担当したことでも話題になりました。
主に1980年代のニューヨークへ渡るまでの日本の仕事に焦点を当てた展示会となってますが、見所満載、とにかくデザイナーだけでなく、多くのクリエイターや刺激を受けたい人、世界や視野を広げたい人には必見の展示会です♪
京都dddギャラリー
2021年10月16日(土)-12月18日(土)
開館時間11:00-19:00 ※土曜日は18:00まで
日曜・月曜・祝日休館 入場無料
〒616‒8533 京都市右京区太秦上刑部町10
TEL:075-871-1480 FAX:075-871-1267