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【京都市山科区】毘沙門堂門跡・紅葉やしだれ桜・歴史やロケ地として有名♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

毘沙門堂

毘沙門堂(びしゃもんどう)は、京都市山科区にある天台宗の寺院。山号は護法山。正式名は護法山安国院出雲寺。本尊は毘沙門天。天台宗京都五門跡の一つであり、山科毘沙門堂、毘沙門堂門跡とも呼ばれる。寺伝によれば、毘沙門堂の前身の出雲寺は文武天皇の勅願により、大宝3年(703年)に行基が開いたという。平親範置文(『洞院部類記』)という史料によると、建久6年(1195年)、平親範は平等寺、尊重寺、護法寺という平家ゆかりの3つの寺院を統合し、出雲路に五間堂3棟を建てたという(「五間堂」とは間口の柱間が5つある仏堂の意)。こうしてできた寺は出雲寺の寺籍を継ぎ、建久6年(1195年)に塔ノ垣にあった旧出雲寺の地に護法山出雲寺として再興され、最澄(伝教大師)自刻の毘沙門天像を本尊とした。なお、比叡山延暦寺の根本中堂に倣い、西に平等寺、東に尊重寺、中心に護法寺を据える配置としている(wikiより)

山科駅から山の方へ歩き始め15分ほどすると琵琶湖疏水が見えます。そこからもう少し山のほうへ行くと、紅葉が美しい毘沙門堂が見えてきます。

江戸時代初頭の慶長年間(1596年 - 1615年)に至り、天台宗の僧で徳川家康の側近であった天海によって復興が開始された。江戸幕府は山科の安祥寺(9世紀創建の真言宗寺院)の寺領の一部を出雲寺に与え、現在地に移転・復興される。天海没後はその弟子の公海が引き継ぎ、寛文5年(1665年)に完成した。また、毘沙門天を祀ることから出雲寺は毘沙門堂と呼ばれるようになった。
後西天皇皇子の公弁法親王(1669年 - 1716年)は当寺で受戒し、晩年には毘沙門堂に隠棲しているが、その際には父である後西天皇の死後に御所から勅使門、霊殿、宸殿を拝領し毘沙門堂に移築している。
以後、門跡寺院(皇族・貴族が住持を務める格式の高い寺院の称)となり、天台宗京都五門跡の一つ「毘沙門堂門跡」と称されるようになった。寺領は1,700石である。(wikiより)

毘沙門では見るべき場所が多くあります。紅葉やしだれ桜も有名ですが、狩野益信筆の障壁画、庭園「晩翠園」、高台弁財天 - 豊臣秀吉の母大政所が大坂城内に建立したものを、大坂夏の陣後に北政所が高台寺に移した弁財天。公弁法親王により毘沙門堂に遷座されたものなどなど。

弁財天さんは、私もよくパワーをいただきに行きます。「ねねさん」も大切にされていた特別な姿をした宇賀神を乗せた弁財天さま。この弁財天さまの裏には、禊の滝や水天さま、妙見様らがいらっしゃいます。

本当にホッコリすると同時に、自然からのパワーがヒシヒシと伝わる場所です。

寛文6年(1666年)に建立された本堂は、向唐破風造の門や堂の周囲の透塀など京都では珍しい作りで、本尊・毘沙門天像(秘仏)を安置しています。

見る人が動くと、絵が変化しているように見える襖絵や、心字の裏文字をかたどった回遊式庭園「晩翠園」などもあります。

ドウダンツツジや紅葉が美しいだけでなく、本堂やその他の建物にしっくりと馴染んでいます。

勅使門に続く階段が紅葉のトンネルになったり、秋には参道の石段の散紅葉の写真を撮りに全国から多くのひとが集まります。

この撮影は12月始めでしたが、その後すぐに寒くなり雨がふったため紅葉が散っておりました。

こちらは、以前毎年桜の季節は「ズームイン朝」の撮影が行われるだけでなく、多くの映画やドラマのロケ地として使用されています。

『鬼平犯科帳4』、映画『壬生義士伝』、TXの長尺お正月時代劇『竜馬がゆく』、『また又三匹が斬る!』、『暴れん坊将軍 III 』、痛快時代劇『日本犯科帳 隠密奉行』、など数々の名作のロケ地となってます。

また、山科の年末風物詩である忠臣蔵の行列『山科義士まつり』(『高津商会』もお手伝い!)もこちらから始まります。

この毘沙門堂門跡の公辧法親王は、赤穂浪士たちの処分について将軍綱吉に意見を求められ、「本懐を遂げた浪士を生き永らえさせて世俗の塵に汚すよりも、切腹させることによって尽忠の志を後世に残すべきである」とし、これによって綱吉は切腹を命じる決断をしたと伝えられる。

数多くある御朱印を集めるのも楽しみの一つですね!2021年は寅年です。初詣は、トラを祀る「毘沙門さん」にお参りされてみてください〜♪

(こちらもご参考にされてみてくださいhttps://tabicoffret.com/article/79372/

住所:京都市山科区安朱稲荷山町18
電話番号:075-581-0328
拝観時間9:00~17:00(受付終了16:30)、12~2月末は16:30(受付終了16:00)
拝観料境内無料、本堂・宸殿・霊殿500円

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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