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【京都市山科区】「琵琶湖疏水」と「映画の街・京都」の関係

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

琵琶湖疏水(びわこ そすい)とは、琵琶湖の湖水を西隣の京都市へ流すため、明治時代に作られた水路(疏水)である。国の史跡に指定されている。また、土木学会選奨土木遺産に認定されている。安積疏水(福島県郡山市とその周辺地域)、那須疏水(栃木県那須野が原)と並ぶ日本三大疏水の一つと数えられる。琵琶湖疏水は、第1疏水(1890年に完成)と第2疏水(1912年に完成)を総称したものである。両疏水を合わせ、23.65m3/sを滋賀県大津市三保ヶ崎で取水する。(wikiより)

四季折々の顔を楽しませてくれる琵琶湖疎水は、地域の人たちの散歩やジョギングの場所として存在するだけでなく、全国から多くの人が桜や桜が散った際の花筏などを楽しみきます。

紅葉やイチョウ、そして桜並木の葉っぱの色が変わるころはとにかく華やかさが増します。

私の学校のマラソン大会が毎年こちらで行われていました。地元の友達や家族と今では自転車で疎水を行き来します。

山手にあるので、朝の光の美しさは格別!ほっこりします♪

水力発電は通水の翌年に運転が開始され、営業用として日本初のものである。その電力は日本初の電車(京都電気鉄道、のち買収されて京都市電)を走らせるために利用され、さらに工業用動力としても使われて京都の近代化に貢献した。疏水を利用した水運は、琵琶湖と京都、さらに京都と伏見、宇治川を結んだ。落差の大きい蹴上と伏見にはケーブルカーと同じ原理のインクラインが設置され、船は線路上の台車に載せて移動された。水運の消滅に伴いインクラインはいずれも廃止されたが、蹴上インクラインは一部の設備が静態保存されている。無鄰菴や平安神宮神苑、瓢亭、菊水、何有荘、円山公園をはじめとする東山の庭園に、また京都御所や東本願寺の防火用水としても利用されている。一部の区間は国の史跡に指定されている。また、疏水百選の1つである。(wikiより)

山科区の疎水は、蹴上のインクライン、そして有名な南禅寺さんの水路閣などに続きます。あの、サスペンスドラマなどで「京都〜」と入ると大体、南禅寺の水路閣が出てきますね。

日本映画と疎水

映画の街 京都」を語る上で欠かせない存在である琵琶湖疎水。

映画づくりには照明やカメラなど機材の動力として大量の電気が必要であり、電気なくして映画産業は成立しなかったと言われています。

京都に電気をもたらしたものこそ、琵琶湖疏水によるす力発電といわれており、太秦が『東洋のハリウッド』と言われるまでに発展したのも、この琵琶湖疏水による源泉があるからと言われてます。

蹴上のインクラインに続く琵琶湖疎水
蹴上のインクラインに続く琵琶湖疎水

確かに、多くの産業を支えてきたのが琵琶湖疎水が源泉になる電力によるものですね。全国初の路面電車敷設が京都からだったことも頷けます。

以前、京都グラフィの取材で「琵琶湖疏水記念館」に訪問しました。https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100136347

「琵琶湖疎水」が『京都の映画づくりの大黒柱』としての一面があることにも注目してみると、散歩しているだけでもウキウキしますね。

琵琶湖疏水記念館

住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町17

電話番号:075-752-2530

アクセス:市バス「岡崎法勝寺町」下車、市バス(京都岡崎ループ)「南禅寺・疏水記念館・動物園東門前」下車、地下鉄東西線「蹴上」駅下車

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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