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【京都市】上京区『白峯神宮』崇徳天皇の怨霊とスポーツの守護神を祀る

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

スポーツの守護神・武道上達の神・上昇氣運の神を祀る『白峯神宮』。

京都市上京区東飛鳥井町にある神社で、配流されてその地で歿した第75代 崇徳天皇・第47代
淳仁天皇
を祀っています。 小倉百人一首で親しまれている崇徳天皇と、『日本書紀』を編集した舎人親王の皇子である淳仁天皇は、ともに配流地で生涯を閉じられました。

社地は、蹴鞠の宗家であった堂上家(公家)・飛鳥井家の屋敷の跡地であったこともあり、球技やスポーツ関係者が詣ることでも知られています。

樹齢800年の京都市指定天然記念物「小賀玉」もあります。

境内に一歩入ると、心なしか空気が変わる気がします。

京都の人は、崇徳上皇らの怨念により再び災害が起こらないように、供養を欠かしません。

崇徳上皇は保元の乱に敗れて讃岐国に流され、長寛2年(1164年)旧暦8月26日その地で崩御した。その後天変地異が相次いだことから上皇の祟りとされ、上皇が葬られた白峯陵(香川県坂出市)の隣に、上皇の菩提を弔う為に府中の木丸殿が移築され法華堂(現:頓証寺殿)として建立された。また朝廷の命により以後、白峯寺による供養会が営まれるようになった。(wikiより)

白峯神宮地主社は、平安朝の昔から鞠の守護神「精大明神」を、お祀りしています。

蹴鞠の道の宗家である公家の飛鳥井家が、邸内に祀って代々尊崇され続けてきました。

平成13年4月には蹴鞠の碑が完成し、碑中の鞠は、球技上達の「撫で鞠」として特に有名です。

4月14日(春季大祭)と、7月7日(精大明神祭)には〈蹴鞠〉の伝統を受けつぐ蹴鞠保存会によって、古式ゆかしく〈解鞠式(ときまりしき)〉より始まり、蹴鞠奉納が執り行われます。(HPより)

「地主社」の精大明神は、球技・スポーツ芸能上達の神様として祀られています。たくさんのボールやら球技用品が奉納されていました。

「伴緒社」では、ご神祭が、源為義公、鎮西八郎為朝公親子(共に弓の名手)です。義経の紀行「源義経」の祖父と叔父にあたります。また、11月15日には「御弓神事」が行われます。

「潜龍社」では潜龍大神(龍神)が祀られており、御祭神の鎮まり坐す潜龍井から湧き出でているそうです。ご利益は家系にまつわる諸々の悪縁を断ち、良い縁を結び、盗難災難除、病気平癒、事業隆昌にと霊験あらたかな神さまで、とってもパワフルな ”なにか”を感じました。

『白峯神社』の本堂で、お参りをいたします。京都において平和が持続しますように…

本堂横には、「天狗様」と酒樽が…♪

浅見光彦シリーズ「崇徳伝説殺人事件」などのロケ地の一つでもあった「白峯神社」です。

節分には節分祭(鬼遣い豆まき神事)柊大明神例祭なども行われるようですよ。

白峯神社

〒602-0054 京都市上京区飛鳥井町261番地

電話: 075-441-3810 / FAX: 075-441-3820

参拝時間: 8:00~17:00

授与所: 8:00~16:30

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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