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【京都市】宗像三女神を祀る由緒ある『繁昌神社』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

繁昌神社

京都の街中を歩いていると、ふと呼ばれるように出会う神社やお寺さんなどがあります。

映画やドラマで知られる老舗会社である「高津商会」でエンタメ系のお仕事に携わっている関係上、弁財天さんをお参りすることが多いのですが、ふと呼ばれるように小道に入るとそこに弁財天さんがいらっしゃることも多いです。繁昌神社にもそのようにご縁を頂きました。旧称は班女神社(はんにょじんじゃ)と呼ばれたそうです。

通称には繁昌の宮(はんじょうのみや)、京の弁財天、班女ノ社(はんにょのやしろ)ともいわれる。全国で唯一の商売繁昌についての神社と称しており、その他には家内安全、諸芸成就、良縁成就のご利益があるとされる。近世には弁財天を祭神としており、現在でも弁財天としても信仰を集めている。
市杵嶋姫命(イチキシマヒメ)
田心姫命(タキリビメ)
湍津姫命(タギツヒメ)(wikiより)

清和天皇の御代(858年-876年)、藤原繁成の邸宅の庭に功徳池(くどくいけ)という池があった。延喜年間(901年-922年)、安芸国の宮島から市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命の宗像三女神を功徳池の中島に勧請したのが繁昌神社の起源である。(wikiより)

なんだか、安芸の宮島とも縁があるのですね。宮島には、毎月のようにご縁をいただいて通っていた時があったので、とっても興味深いです。

宮島にはとっても神々しい「厳島弁財天」が大願寺さんに、いらっしゃいますね。

「宇治拾遺物語」巻3の中に、「長門前司の娘が亡くなった後、遺骸を運び出そうとしたが動かず、塚になった」と記す。この塚が、社の北西方向(仏光寺通に抜ける小路の中ほど)に現在に残っている「班女塚」だと伝える。(HPより)

「繁昌の宮」「京の弁財天」「班女(はんにょ)ノ社」「半女社」ともいわれており、祖霊稲荷、御霊稲荷になるそうです。

当初は、縁切り、破談の稲荷として知られ、その後は逆転して、縁結びの神としても信仰されているのも面白いですね。

ちなみに…近くにある「班女塚」。能にも「班女」という題目があり、三島由紀夫なども題材に使ったりしてましたがこちらの「班女塚」とはあまり関係がないようです。

いいご縁が結ばれますように♪

繁昌神社
住所:京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町308
電話:075-371-4615

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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